イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

マティッチ&マクトミネイが中盤を支配!マンチェスター・ユナイテッドが4連勝でCL勝ち抜けリーチ!

プレミアリーグで10試合フル出場のルカクとマティッチは、今日もスタメンです。チャンピオンズリーググループステージ4節、マンチェスター・ユナイテッドVSベンフィカ。モウリーニョ監督の先発メンバーは、GKデ・ヘア、最終ラインはダルミアン、バイリー、スモーリング、ブリント。セントラルにマティッチと若いマクトミネイが並び、2列めにリンガード、マタ、マルシアル。最近ゴールが減っているルカクは、そろそろ結果を出したいところです。3連勝のマンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラフォードのこの試合に勝てば、残り2節が楽になります。キックオフから優位に立っていたホームチームは、6分にマルシアルがドリブルで中に斬り込みFKを得ますが、自ら狙ったキックは大きくアウト。直後、反撃に出たベンフィカは、サマリスのミドルが左に外れます。

ポルトガルのクラブが右サイドを執拗に攻めた10分のチャンスは、クロスをバイシクルで狙ったヒメネスがうまくミートできず。押され始めたマン・ユナイテッドは、プレミアリーグでは途中出場ばかりで4ゴールの好調マルシアルが単独で逆襲を仕掛けます。左サイドで3人に囲まれながら奪われなかったアタッカーは、ボックスに入ったところでドゥグラスに引っかけられてPKを奪取。先制かと思いきや、マルシアルは左を狙ったキックをスビレルに弾かれてしまいます。18分に左サイドから中央に持ち込んだのは、ディオゴ・ゴンサルベス。右隅に飛んだミドルは決定的でしたが、デ・ヘアが左に弾き出すビッグセーブを見せてゴールを許しません。

24分、マクトミネイとのワンツーでマタがボックス右を突破しようとすると、フェイサのチェックで転倒しますが今度は笛は鳴りません。30分、マティッチ、リンガードとつながった速攻から、ようやくルカクがフィニッシュに持ち込みました。左足でニアに打ったシュートは、スビレルがセーブ。直後、マクトミネイのカットから短いパスがテンポよくつながったアタックは、左のマルシアルがゴール前に浮かしたボールをルカクがヘッドで叩くも、枠にコントロールすることができませんでした。キレキレのマルシアルは、またも3人を次々と抜き去りボックス左をえぐるも縦へのタッチが長くなり、ゴールキック。ベンフィカは、11番への対応を強化しないといずれやられるでしょう。

0-0で終わるかと思われた45分、右サイドのマタからルカクにパスが通り、さらに中央のマティッチに渡ると、強烈なミドルがポストにヒットして跳ね返り、スビラルの背中に当たってゴールイン。1点リードとなった30秒後、ルカクが相手のパスミスを奪ってスビラルと1対1になりますが、シュートをGKに触られ追加点はなりません。モウリーニョ監督は、ハーフタイムにリンガードを下げてムヒタリアンを投入。後半の入りは、プレミアリーグ2位チームが落ち着いてボールを支配しています。50分にルカクのヒールパスで右のダルミアンがフリーになると、グラウンダーのリバウンドをマタがダイレクトでシュート。右足の一撃はミートせず、クロスバーを越えていきます。57分、ボックスの手前から打ったヒメネスのミドルは、デ・ヘアが冷静にキャッチしました。

59分、スモーリングを抜き去ったディオゴ・ゴンサルベスが左隅を狙うも、デ・ヘアが指先でコースを変えてCK。プレミアリーグ屈指のGKは、今日もビッグセーブを連発しています。ベンフィカがキープする時間が続きますが、ボックスの中に入ってくるボールにはすべて赤いシャツが先着。65分にバイリーが不用意なパスをヒメネスにカットされますが、ゴール前からの左足のシュートはポストの外に当たって事なきをえます。アンデル・エレーラに後を譲ったマタに、オールド・トラフォードは盛大な拍手。ムヒタリアンとのワンツーでGKの前に躍り出たルカクには旗が上がりました。残り時間は20分。ムヒタリアン、マルシアル、マクトミネイがショートパスで崩した右からのアタックは、マクトミネイのフィニッシュをスビレルがブロックしてスコアは動きません。

75分、マルシアルをラシュフォードはいつもより遅いタイミング。2分後、左からサマリスをちぎったラシュフォードがボール前に持ち込むと、追いついたサマリスが足を引っかけてしまい、この日2本めのPKです。キッカー・ブリントは指揮官の指示でしょうか。GKの逆を突いたキックがネットを揺らし、マンチェスター・ユナイテッドは勝利を手中におさめました。前半はドリブルが冴えていたマルシアル、不用意なミスはあったものの広い守備範囲でチームを落ち着かせたバイリー、中盤をコントロールしたマティッチ、そして素晴らしいパスワークで攻撃に変化をもたらした20歳のマクトミネイをリスペクト…そうです。デ・ヘアも忘れてはいけません。守護神の2つの完璧なセービングがなければ、マンチェスター・ユナイテッドは攻めにいかなくてはならなかったでしょう。

主力に疲れが出ており、とりわけルカクの6戦ノーゴールが気になりますが、古巣対決となるプレミアリーグのチェルシー戦は高いモチベーションで戦ってくれるのではないでしょうか。4連勝となったマンチェスター・ユナイテッドは勝ち抜け決定。残り2試合のどちらかでドローに持ち込めれば、トップ通過が決まります。

追記:決定ではありません。CSKAモスクワとバーゼルに4点差以上で敗れればELです。申し訳ありません。ハイになっていたようです。タイトルを訂正させていただき、本欄にてお詫びさせていただきます。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“マティッチ&マクトミネイが中盤を支配!マンチェスター・ユナイテッドが4連勝でCL勝ち抜けリーチ!” への4件のフィードバック

  1. ラパス より:

    いやー、楽なグループに入れてよかったですね

  2. シティふぁん より:

    バーゼルもチェスカも勝ち点6で残り2試合ありますがユナイテッドは突破決定ですか?

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    突破はまだ確定ではないですね
    突破はほぼ間違いないでしょうが

  4. makoto より:

    ラパスさん>
    いや、ホントです。

    シティふぁんさん プレミアリーグ大好き!さん>
    そうですね。4点差で連敗すればアウトです。すみません。ハイになっていたようです。誤りがあった旨を追記させていただき、タイトルを一部変更しました。ご指摘ありがとうございました。

コメントを残す