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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

相手のミスをゴールにつなげたアーセナルが、エステルスンドを0-3で一蹴!

圧倒的なハーフコートマッチです。ヨーロッパリーグ決勝トーナメントラウンド32、エステルスンドVSアーセナル。チャンピオンズリーグでは、3クラブすべてがアウェイゲームながら2勝1分という素晴らしい戦績を残したプレミアリーグ勢ですが、凍てつくイェムトクラフト・アレナに乗り込んだガナーズも彼らに続くでしょう。GKオスピナ、DFベジェリン、ムスタフィ、チャンバース、モンレアル。エルネニーとメートランド=ナイルズがセンターに入り、エジル、イオビ、ムヒタリアンが2列め。オーバメヤンが使えない前線には、今季プレミアリーグ3ゴールと結果を出せていないウェルベックが入っています。ウェルベックやエジルが決定的なシュートを連発し、アウェイチームがいつ先制してもおかしくなかった一戦は、13分に最初のゴールが決まりました。ボックス右からクロスに蹴ったイオビのシュートをGKケイタがファンブルし、詰めていたモンレアルが確実にプッシュ。0-1となった後も、アーセナルが一方的に押しています。

1996年創設と若いエステルスンドは、長らくスウェーデン3部に所属していたクラブですが、2013年に2部に上がると、2年後の2015年にアルスヴェンスカン(スウェーデン1部)昇格。直近2年のリーグ戦は8位、5位ながら、スウェーデンカップの優勝によってヨーロッパリーグ出場権を手に入れたクラブです。決勝トーナメント進出は快挙。プレミアリーグの名門アーセナルと戦えると決まっただけで、相当盛り上がっているようです。アーセナルの2点めは、24分。相手のアタックをカットした後、ボックスの中で短いパスをつなごうとしたエステルスンド守備陣は無謀でした。インターセプトしたムヒタリアンが速いクロスを入れると、パパヤノプロスに当たってコースが変わり、ボールは左のサイドネットに吸い込まれます。29分、ベジェリンからボールを奪ったヴィドグレンがニアに折り返すと、ゴドスのミドルが枠内を襲うもオスピナが上に弾き出しました。

40分、エステルスンドの2度めのチャンスは、ボックス手前やや右からの直接FK。セマのキックは高さ、強さは悪くなかったもののオスピナの正面です。直後のゴドスのミドルは、ポストの左にアウト。46分、右からのグラウンダーをファーサイドで受けたヒタリアンが、中央に持ち込んで放った右足の一撃は、クロスバーを越えていきます。0-2で折り返したアーセナルは、後半に入るとエステルスンドの速攻を受けるシーンが目立つようになります。しかし58分、アーセナルが3点めをゲット。エジルが左のムヒタリアンに展開すると、ボックスに入ったプレーメイカーを見たミキの速いリターンが見事でした。エジルの左足シュートがGKケイタの脇を抜き、アーセナルはラウンド16へのチケットをほぼ手中に収めました。

65分、エルネニーのミドルシュートは枠の上。ガナーズはパスの精度が低く、シュートチャンスを創ることができません。73分、モンレアルに代わりコラシナツ。82分にはゴールを決められなかったウェルベックが下がり、期待のエンケティアが最前線に入ります。84分にムヒタリアンをネルソンにチェンジしたアーセナルは、4点めを奪えないまま90分を終えると、91分にベジェリンのファールでPKを与えてしまいます。ペッテションが決めれば、サポーターは気分よく家路につけたのではないかと思われますが、左に蹴ったボールは完全に読んでいたオスピナがキャッチ。テンションが微妙だったアーセナルが地力の違いを見せ、0-3で初戦を制しました。

ウェルベックには目に見える結果を出してほしかった一戦。きれいなフィニッシュがミキとエジルが絡んで奪った3点めだけと内容的には不満が残る試合でしたが、慣れない人工芝と氷点下3度という劣悪な条件を考えれば、3点差という結果だけでよしとしなければならないのかもしれません。プレミアリーグ4位に8差と国内で大苦戦中のアーセナルは、チャンピオンズリーグ出場権を手に入れられるこの大会を手離すわけにはいきません。そのためには、主力が多少抜けても高いクオリティをキープできなければならないでしょう。ノースロンドンのセカンドレグは、若手やサブの選手の奮闘に期待したいと思います。

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“相手のミスをゴールにつなげたアーセナルが、エステルスンドを0-3で一蹴!” への3件のフィードバック

  1. ポグ より:

    ムヒタリアンは相手がガンガンハイプレッシャーをかけてディフェンスするチームだと消えてしまうので、アーセナルがCB、ボランチをガッチリ補強して基本的にどんな相手でも敵陣に押し込んでポゼッションできるようになれば他の現有戦力も活きて良いと思うんですけどね…
    ユナイテッドファンながら今シーズンのアウェイ戦なんかはアーセナルの攻撃はとても脅威でしたし。
    まあデヘアとアーセナルのお粗末ディフェンスで結果はユナイテッドに軍配が上がってしまいましたが…
    アーセナルはもっと良くなれると思うのでEL狙って行って来シーズンもCL5チーム出場期待してます。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    ポグさん

    ディフェンス陣には触れないでください(笑)
    ミドルハイライト位しか見れてませんが結構攻め込まれてましたね~
    デ・ヘア並のキーパーいればいいですけどチェフも衰えが見えますし何よりPK止められないのが痛いです
    ハイボール処理不安だけどオスピナの方がいいかもと思い始めてます

  3. プレミアリーグ大好き! より:

    ポグさん

    ディフェンス陣には触れないでください(笑)
    ミドルハイライト位しか見れてませんが結構攻め込まれてましたね~
    デ・ヘア並のキーパーいればいいですけどチェフも衰えが見えますし何よりPK止められないのが痛いです
    ハイボール処理不安だけどオスピナの方がいいかもと思い始めてます

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