メッシとスアレスを完封していたチェルシー、痛恨のミスで1-1ドロー!
9分にセスクが蹴った右からのCKは、リュディガーのヘッドがポストの左にアウト。右からプレイを始めるメッシはボックスの手前で厳しいマークを受け、決定的なプレイはできません。12分、アザールが得意のドリブルでボックス左を突破しますが、ラストパスが味方に合わず。16分にイニエスタのパスを左で受けたメッシは、逆サイドで空いたパウリーニョにきれいな浮き球を通しますが、元スパーズのMFのヘッドは左に外れてしまいます。左のジョルディ・アルバを走らせたメッシのスルーパスはやや長く、ゴールラインを割りました。20分を過ぎてもスアレスはゲームから消えています。5-4-1の昨季プレミアリーグ王者は、ここまではうまく戦っているといっていいでしょう。
圧倒的なバルサのポゼッション。チェルシーは防戦一方です。29分、イニエスタとラキティッチを次々とかわしたウィリアンが倒されてFK。マルコス・アロンソのキックは壁を越えてゴール右隅を襲いますが、読んでいたシュテーゲンがキャッチしました。33分、ウィリアンからアザールにつながったカウンターは、左から仕掛けた10番が突破を諦めウィリアンに戻すと、中央に持って右足を振り抜いたウィリアンのコントロールショットが右ポストを直撃!38分のバルサのCKは、ピケのヘディングが右に流れていきます。41分、左サイドに出た縦パスをアザールがウィリアンに戻すと、ワンステップで放ったシュートが今度は左のポストにヒット。セスクのFKのクリアをダイレクトで叩いたアザールのボレーは、クロスバーの上に消えていきます。
ウィリアンのシュートが決まっていれば、チェルシーとしては文句なしでしたが、前半はスコアレスで終了。スアレスを消した守備はさすがアントニオ・コンテのチームです。とはいえ、残り45分を同じスコアで終わるわけにはいきません。後半もバルサがポゼッション、チェルシーは引いてカウンター。49分にヴィクター・モーゼスをかわして左足で打ったイニエスタのシュートは左に逸れていきます。53分、イニエスタが左に流れたスアレスにパスを通すと、プレミアリーグをよく知るストライカーはひとりかわして左足でシュート。クロスに放った一撃はクルトワに弾かれたものの、ようやく彼らしいプレイが見られるようになりました。チェルシーは明らかにラインを上げていますが、これによってスアレスはプレイしやすくなるのではないでしょうか。
62分、チェルシーのショートコーナー。ボックスの外にいたウィリアンがノーマーク。慌ててチェックに入ったブスケツをかわしたウィリアンは、3度めのチャンスは右隅に完璧な一撃を突き刺しました。バルベルデ監督は、パウリーニョを下げてビダルを投入。メッシのドリブルにチェルシー守備陣は当たりにいかず、コースを切る守り方を徹底しています。69分にカンテが仕掛けたカウンターは、右のウィリアンがカンテに通そうとしたラストパスをバルサがブロック。残り時間は20分を切りました。ペドロはそろそろ代えてもいいのではないでしょうか。
ここまで完璧な守備を見せていたチェルシーは、75分に致命的なミスを犯してしまいます。クリステンセンが横に出したパスにアスピリクエタのスライディングは届かず、さらったイニエスタが横にいたメッシに流すと、10番のチェルシー戦初ゴールが左隅に刺さりました。コンテ監督は、82分にペドロに代えてモラタ。プレミアリーグ10ゴールのストライカーは、仇敵相手にゴールを決めることができるでしょうか。さらに2分後、セスクが下がりドリンクウォーターが入ります。91分、イニエスタが下がり、アンドレ・ゴメス。モラタは何もできずにタイムアップの笛の音を聞きました。
メッシは、あのシーンまでシュートゼロ。スアレスともども抑えきっていただけに、悔やまれるミスでした。チェルシーは、カンプ・ノウで同じ守り方ができるでしょうか。今日のように前の2人を完封し、カウンターやセットプレーから1発決めるのが次戦のゲームプランです。ウィリアンとアザールは、やれるという手応えをつかんだはず。厳しい折り返しになりましたが、バルサ相手に8戦連続負けなしのチームが劣勢をひっくり返す可能性は充分にあると思います。
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勝てた試合でした。11人全員が集中して守っていただけに、あのたった1回のミスで、メッシのたった1回のシュートで1-1とされたのが悔しくて堪りません。
次の舞台はカンプノウ。あそこは色々な意味で何が起こるか分からないので、気を引き締めて挑んで貰いたいです。
負けに等しい引き分けとなったものの、決して絶望的なスコアではないので。
さすがチェルシーです。
欧州で、彼らほどバルセロナ相手に堂々と戦えるチームはなかなかいません。
それだけに、悔やまれるミスでした。
ここで心が折れなければ、次もやれる筈です。
バルサを倒してプレミア王者の強さを見せてほしいという純粋な思いと、CLで勝ち進んで消耗して欲しいというスパーズファンとしての思い双方の意味で、応援しています。
更新ご苦労様です。
十分やれる点差です。私はウィリアンがやってくれそうな気がします。
ウィリアンが本当に素晴らしかったですね。
イニエスタはなぜあそこでシュートでなくパスを選択できるのか・・・、ひとつのミスでこうもきれいにやられてしまうとお見事の一言です。
ドローにはなりましたが、コンテ監督の率いるチームが戦術的にも心理的にも大一番に強いことを改めて示した一戦だったと思います。
プレミア王者はカンプノウでも十分に戦えるだろうと信じています。ウィリアン、アザールに期待するのはもちろん、11-12シーズンのトーレスのカウンターのような劇的な一発がモラタに生まれるのではと少々期待しています。
失点のシーン以外は流石チェルシーという内容でしたね。
ユナイテッドファンの僕にはあのスピーディーなカウンターとウィリアンの飛び道具が羨ましいです。
2ndレグはモラタがトーレスの独走ゴールみたいな形で決める展開期待してます。
やはりコンテは相当にバルセロナ対策を練っていましたね。
3-5-2ではなく3-4-3を使ったのは単純にバカヨコ不在からでしょう。ファブレガス、カンテ、ドリンクウォーターでは連携不足で中盤は破壊されていたのではないかと思います。それと、3-5-2ではモラタorジルーとアザールがコンビを組むのでコンディションの良いウィリアンとペドロが使えず中盤へのサポートが期待できないという判断だと思います。実際、後半から入ったドリンクウォーターはバックパスに終始し、このレベルでは厳しいと感じました。
モラタがコンディション不良の中、ジルーを使っていたらピケとウムティティに潰され続けたのではないでしょうか?そんな中クイックネスに優れるアザールをバルサのCBコンビは捕まえられず、そこへウィリアンとペドロが参加してくるので、チェルシーがアタッキングサードに侵入した時のバルサは慌ただしかったですね。
パスの供給役であるブスケツはカンテとフリーの選手が確実に潰しに行ってました。後半からはセルジ・ロベルトがチェルシーのフィルターに戸惑い、パスコースを探す時にアロンソがボール狩りをし、狩れなかったらファールで潰すシーンが目立ちましたね。その結果メッシが下がり、バルサの攻撃は機能不全に陥っていました。モーゼスもアルバとイニエスタ相手にほぼ完璧なプレーを見せたと思います。予想外に良かったのはリュディガー。その集中力をプレミアでも見せてくれれば良いのに…
クリステンセンのミスは悔やまれますが、彼はまだ21歳。CBがこの若さでこれだけやれるのは素晴らしいことです。クリステンセンにとって真のワールドクラスとなる為に必要な経験だったとなれば良いですね。
負けに等しい引き分けなのでしょうが、何となくカンプノウで何かやってくれそうな気もします
点を取らなければ負けなので、とにかく恐れずに自信を持ってプレイして欲しいです
ウィリアンの2度のポストへのシュートとメッシの同点弾の難易度が違うのはわかっていますがそれでもワンチャンスをものにしたメッシの決定力には驚嘆せざるを得ません。
cロナウドもそうですがやはり決めるべきときにちゃんと決めれる選手がいるチームは強いですね。
プレミアリーグ全体を見渡してもこの2人に匹敵する得点力を持つ選手はケインくらいのような気がします。
チェルシーは素晴らしい試合を見せてくれましたがホームでほぼミスがなかったのにドロー。
プレミアリーグのファンとして応援はしていますが敵地でバルサ相手に勝利を収めるのは厳しいでしょうね。
勝てる試合を落としたと言うのが率直な感想です。ポゼッションなどはコンテの思い通りであり、少ないチャンスを決めきるのはチェルシー側のミッションでした。それだけにウィリアンのキック精度とアザールのドリブルは突破口として明確なプランでした。メッシともなればミスする方が珍しいのはわかっていましたが、やられましたねぇ…カンプノウで同じことやれれば問題ないですが会場が会場なだけに厳しいです。
とはいえうって変わって前から仕掛けるのでは無く、「ホームの歓声を受けて前に出ざるを得ないバルサ」という状況が作れれば何とかなるかもしれません。チェルシーの粘りに期待です。
セスクに期待していましたが、やはりダメでしたね。アーセナル時代もバルサ相手に活躍したところを見ていません。何かコンプレックスがあるんでしょうか?同じバルサ出身のペドロも目立ちませんでしたね。
双方ともカンプノウで起用されないような気がしますが、もし出場の機会があれば是非期待に応えてもらいたいです!