いよいよ決戦、リヴァプール!「BBC」が分析する「レッド・アローズを止める方法」
プレミアリーグでもCLでも、一貫して4-3-3で戦ってきたリヴァプールに対して、相手に合わせてフォーメーションを変えてきたレアル・マドリードは、3連覇がかかるラストゲームをどんな陣容で戦うのでしょうか。「BBC」は、「How will Real Madrid deal with Liverpool ‘Red Arrows’?(レアル・マドリードは、”レッド・アローズ”をどう扱うのか)」と題した記事で、ジネディーヌ・ジダンが選ぶ可能性があるシステムを検証。欧州屈指の破壊力を誇る3本の矢への対応をシミュレーションしています。
ひとつめの布陣は、CLラウンド16のパリ・サンジェルマン戦で使った4-4-2。緒戦を3-1で勝ったレアル・マドリードは、敵地でのセカンドレグをこの形で戦い、1-2でものにしています。クリスティアーノ・ロナウドとベンゼマが前線に並び、左サイドはアセンシオとマルセロ、右はルーカス・バスケスとカルバハルでカバー。プレミアリーグ得点王のサラーと対峙するマルセロを攻撃で機能させたければ、左サイドはコバチッチがフォローすることになります。ジダン監督がクロップサッカーを怖れていれば、トニ・クロースとモドリッチをベンチスタートにするという選択肢はあるかもしれませんが、さすがにそれはないでしょう。4-4-2だとすれば、中央を担うのはカゼミーロとモドリッチか。全体的に引き気味に戦うならバイエルン戦の4-1-4-1、サラーとマネの進路をケアするなら、アウェイで0-3と完勝したベスト8のユーヴェ戦の4-3-1-2というチョイスが有望です。
ドイツ王者と激突した準決勝ファーストレグで、フランス人監督はクリスティアーノ・ロナウドをワントップに据えました。イスコ、トニ・クロース、モドリッチ、ルーカス・バスケスが2列めに並び、アンカーはカゼミーロ。レヴァンドフスキとトマス・ミュラーに危険な形に持ち込まれないために、セルヒオ・ラモスとヴァランの前に1枚足したのだと思われますが、プレミアリーグ最強の3トップを止めるという観点では、これも微妙です。サラーとマネがDFとMFの間のスペースに入りやすい構えとなり、トニ・クロースとモドリッチが終始引かされるなら、「BBC」がキーマンに指名しているガレス・ベイルを最初から起用して、高いポジションに張らせたほうが攻めやすいでしょう。クリスティアーノ・ロナウドに、しばしばレッズのウィークポイントとなるアーノルドとデヤン・ロブレンのエリアを崩してもらいたければ、2トップや3トップのほうが理に適っています。
最も機能しそうなのは、カゼミーロの脇にトニ・クロースとモドリッチを置き、イスコを2トップの下に配する4-3-1-2ではないでしょうか。ラ・リーガのラスト5戦で5ゴールを決めたガレス・ベイルとCR7の2トップも、おもしろいと思います。どちらかがサイドに流れ、SBやインサイドMFとともにレッズの若いSBを振り回す攻撃で、ヘンダーソンやCLアシスト王のミルナーを守備に忙殺させることができれば、3トップの威力は軽減するものと思われます。
「BBC」は、「ベイル抜きの4-3-1-2でスタートし、レッズが疲れてくる残り30分からウェールズ代表FWを投入するのも効果的」とレポートしています。相手がどんな戦い方を選んで来ようと、サラーとマネはDFがまわすボールを追い続け、フィルミーノは自在のポジショニングでカウンターのタクトを揮うはずです。プレミアリーグ勢の6年ぶりの戴冠なるか。マン・シティに3連勝するなど、手応え充分のシーズンを過ごしたクロップ監督のチームには、とにかく彼ららしいフットボールを見せていただければと思います。いよいよ、決戦。CLファイナルは、日本時間の27日3時45分にキックオフです。
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相手がどうあろうとリバプールはいつも通りヘヴィメタルなfootballをしたいですね。もうこの一週間はざわざわ、ドキドキがとまりません。
いつも楽しみに拝見させてもらってます。
リバプールファンとしては11年ぶりの決勝です。正直今年はベスト8までいけばいいかなって感じだったので勝っても負けても思いっきりぶつかってくれたら満足です。
でもやっぱり負けたらめっちゃ悔しいかも笑
リバプールファンだけでなくプレミアのファンもみんな注目してるでしょうからプレミア代表としてリーガのファンをあっと言わせるような試合になればと願ってます。