プラン通りの0-1!アウェイでドルトムントを連破したトッテナムがCLベスト8進出!
立ち上がりからドルトムントの攻勢。早い時間にスパーズが失点を喫すれば、大逆転を後押しするムードを醸成してしまいます。時折カウンターを仕掛ける白いシャツは、ハーフラインを越えるのが精一杯。10分までは、3バックがゴール前でクリアするシーンばかりが目立つ展開です。11分、マルコ・ロイスがダヴィンソン・サンチェスのミスキックを拾い、左からゴールに迫りますが、フェルトンゲンが的確なスライディングでカット。16分にアカンジからの長い浮き球で抜けたパコ・アルカセルは、ロリスの頭上を狙ったボレーがバーを越えてしまいました。
20分にラファエル・ゲレロが左サイドから仕掛け、ニアのスペースに転がすと、マルコ・ロイスのダイレクトショットはロリスがセーブ。ダヴィンソン・サンチェスに当たってコースが変わった難しいボールでしたが、キャプテンは落ち着いていました。23分にもドルトムントが左サイドを崩し、ボックス手前のゲッツェにラストパスが通りますが、シュートは白い渋滞に引っかかりました。
31分、エリクセンのスルーパスでソン・フンミンがGKビュルキと1対1。ネットを揺らせば、ドルトムントは5点が必要になる決定的なシーンでしたが、シュートは左のポストの脇に外れてしまいます。33分、CKからの左のマルコ・ロイスがニアに浮かし、ヴァイグルがヘッドでニアを突くとロリスが素晴らしい反応でセーブ。直後にゲッツェが放った決定的な一撃も左手で弾き出し、ブンデスリーガの強豪にリードを許しません。37分、ジェイドン・サンチョが右から上がって自ら狙うも、スパーズの守護神が落ち着いてパンチで逃れました。
ポチェッティーノ監督が前半の途中でソン・フンミンを呼んだのは、左サイドに引いて5-4-1の形を作ってくれというオーダーだったのでしょう。前半の0-0は、プレミアリーグ3位チームの思惑通りでしょう。後半の立ち上がりも、ドルトムントが当然のようにゲームを支配。しかし49分、シソコの完璧なスルーパスが、最終ラインをしっかり見切っていたハリー・ケインに届きました。GKビュルキのポジションを見たエースが、右隅に突き刺して0-1!復帰後のプレミアリーグで3戦2発のストライカーは、ここぞというチャンスを逃しませんでした。
62分、ファブレ監督はラファエル・ゲレロとヴォルフを下げ、プリシッチとブルーン・ラーセン。リードされてから、ドルトムントはシュートが打てなくなりました。ホームチームは5ゴールどころか、この試合に勝つのも難しいのではないでしょうか。68分にシソコがドリブルで仕掛けたカウンターは、ソン・フンミンの左足シュートがDFにヒット。残り20分で韓国代表は退き、ラメラが左サイドに入りました。74分にマルコ・ロイスが下がり、デラネイ。80分にセルジュ・オーリエが斜めのパスを前線に送ると、オーバーラップしたシソコはボックスに入ったところでドリブルを止められます。83分、エリクセンが下がってダニー・ローズ。88分にフリーで放ったパコ・アルカセルの一撃も、絶好調のロリスが足でストップしました。スパーズは最後まで集中力を切らさず、2試合トータル4-0で8強進出を決めました。
2試合とも完璧だったスパーズ。今日のヒーローは、前半の数々のピンチを完璧なセービングでさばいたウーゴ・ロリスです。サイドが危険と見るや、3-4-2-1を5-4-1にスイッチしたポチェッティーノ采配も見事。攻守ともにキーマンとなったシソコはポジショニングが的確で、ハリー・ケインは唯一のチャンスをきっちりものにしました。失点で落胆したドルトムントのアタッカーたちは、持ち味を出せずに90分を終えました。プレミアリーグ制覇は難しくなったスパーズですが、欧州で強豪クラブ相手にどんな戦いを見せてくれるか、楽しみです。プラン通りのナイスゲーム。素晴らしい!
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もう少しローテーションするのかと思いましたが、確実に決められて良かったです。次に当たるのがどこなのかは分かりませんが、また良い試合をしてほしいですね。
シソコの成長は地味にプレミアリーグの中でも凄まじくないでしょうか?
特集を組んでいただきたいです
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フェルトンゲンのスライディングやロリスのセービング等、守備陣の奮闘を頼もしく感じました。
これで10/11シーズン以来のベスト8、どこまでいけるか期待せずにいられません。COYS!
リーグはかなり厳しくなりましたが、何とかCLは過去最高位までいってほしいですね!
ただ、過去最高位を置き土産にエリクセン辺りが移籍してしまいそうなのが怖すぎますが、、笑