ベスト4に残るのは?欧州で戦うプレミアリーグ勢の気になるデータを徹底チェック!
「ベスト4進出に近づいた」という見出しを打てるのは、リヴァプール、アーセナル、チェルシーです。今季のリヴァプールがアウェイでノーゴールに終わったのは、プレミアリーグ2試合とCLグループリーグの2試合のみ。2点差以上で敗れた試合は、なぜか歯車がかみ合っていなかったツルヴェナ・ズヴェズダ戦の2-0だけで、バイエルンから3発ゲットするなど敵地を苦にしないチームです。フィルミーノ、マネ、サラーの強力3トップを擁するチームが先にゴールを決めれば、対するポルトは「ファン・ダイクとアリソンがいる最終ラインから4ゴール」という誰もやったことがないミッションを突き付けられます。週末のチェルシーとの激闘から中2日という日程は気になるものの、サラーやナビ・ケイタが調子を上げているチームが惨敗を喫する可能性は極めて少ないといえるでしょう。
ヨーロッパリーグの2チームも、納得の結果で次の90分を迎えることができました。スラヴィア・プラハに敵地で0-1勝利のチェルシーは、スタンフォード・ブリッジで簡単に負けるチームではありません。プレミアリーグで敗れたのは、マンチェスター・ユナイテッドとレスターのみ。ヨーロッパリーグでは、負けるどころか5試合で失点1という完璧に近い数字を残しており、プラハの逆転は大事件です。スタメン固定の戦い方を懸念されていたサッリ監督は、不振から脱出した後はクリステンセン、エメルソン、ロフタス=チーク、ハドソン=オドイ、ジルーをうまく活用しています。中2日でリヴァプール戦、さらに中3日でセカンドレグという厳しいスケジュールではありますが、スタンフォード・ブリッジの声援が後押ししてくれるでしょう。
エミレーツでプレミアリーグ10連勝と滅法強いアーセナルは、ナポリに2-0で快勝。セーフティリードといいたいスコアですが、12月以降のアウェイ勝利はリーグ1のブラックプールとプレミアリーグ最下位のハダースフィールドのみという内弁慶ぶりが気になります。ナポリを下すための最大のポイントは、守り切ろうと考えないことではないでしょうか。失点を1で抑えられるか、アウェイゴールを奪えるかと問われれば、推したくなるのは後者です。オーバメヤンとラカゼットを前線に並べ、その後ろにエジルかミキを配する速攻仕様で戦ったほうが、求めるスコアに近づけるのではないかと思います。
どう転ぶか全くわからないのは、プレミアリーグ対決となったマンチェスター・シティVSトッテナムです。初戦の1-0は絶妙なハンディキャップ。89分になるまでデブライネとサネを使わなかったペップの采配が気になる一戦でしたが、ホームでは攻撃的な姿勢を貫くことができるでしょうか。スパーズに敗れるまで14戦連続無敗というレコードは天晴れですが、フラム、カーディフ、ブライトンと続いた直近のプレミアリーグ下位3連戦では5ゴールのみ。攻撃力に陰りがみられるというのは穿ちすぎでしょうか。
一方、ポチェッティーノ監督のチームのスタッツを見ると、1月末からの4連勝の際はソン・フンミンが4連発でハリー・ケインはノーゴール、6戦4敗という泥沼の期間は韓国代表がゼロでエースが4発です。困ったときに10番に頼りがちだったチームは、今季の復帰絶望というピンチに開き直れれば、望外の結果を得られるかもしれません。
オールド・トラフォードでバルセロナに敗れたマンチェスター・ユナイテッドは、ベスト4進出の可能性が最も低いチームですが、初戦のシュート数は10対6と優勝候補を上回っており、内容も悪くありませんでした。強豪にホームで0-1はプラハと同じですが、ルカクとラシュフォードの存在はプラハに勝る希望です。パリとの対戦で0-2から逆転したという実績にすがるしかない状況ではありますが、フレッジの走力とマクトミネイのフィジカルの強さを活かしたホームでの粘り強い戦い方を徹底できれば、チャンスは巡ってくるのではないかと期待しています。
すみません。最後のチームのお話だけは「願望」になってしまいました。ベスト4の半分をプレミアリーグ勢が占められそうな現状に、テンションが上がりまくっています。CL・ELともベスト8を前に全滅した2014-15シーズンを思い出すと、ガラパゴス化しつつあったプレミアリーグ全体のレベルを上げてくれたペップとクロップには頭が下がります。ああ、来週も眠れない。このうえはベスト4に5チームが残って、ミッドウィークの睡眠不足が継続することを祈っております。
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更新ご苦労様です。
今年のCL/ELは面白いですね。連日早起きのミッションは
身体にこたえますが、、、(苦笑)
レッズは大丈夫だと思いますが、敵は日程ですが彼らならやってくれるでしょう。
ELは決勝ビッグロンドンダービーを観たい(願望)ので、ガナーズには苦手アウェイ頑張って欲しいですね。