レッズか、スパーズか⁉ プレミアリーグ対決のCLファイナル、勝負を分ける3つのポイント!
スタッツを見れば見るほど、レッズ優勝に傾いていくのですが、トッテナムの勝負強さを侮ってはいけません。プレミアリーグではラスト12試合を3勝2分7敗と大崩れしたものの、欧州では終盤の劇的なゴールでマンチェスター・シティとアヤックスを連破。ペップを沈黙させたホーム&アウェイではソン・フンミンが3発叩き込み、ホームで負けた後のアヤックス戦ではルーカス・モウラがハットトリックを達成しています。いずれの対戦でも、勝ち抜けを決める最後のゴールにジョレンテが絡んでおり、ハリー・ケインが空回りしてもゴールを決められるチームです。
注目の一戦で勝負を分けるポイントは、「サイドの攻防」「セットピース」「ショートカウンター」ではないかと見ています。レッズのサイドアタックは、間違いなく世界一。マネとサラーの得点王コンビの背後に、プレミアリーグ23アシストという超絶レコードのアーノルド&ロバートソンが控えています。ポチェッティーノ監督は、ルーカス・モウラとソン・フンミンで彼らの上がりを抑えるのか、あるいはSBのオーバーラップで空いたスペースを使うのか。狙いめは、マティプの右脇でしょう。カンプ・ノウでジョルディ・アルバとコウチーニョが狙ったボックス脇を制することができれば、スパーズが勝利に近づきますが、ダニー・ローズとトリッピアーがサラーとマネに振り回される展開になれば、レッズの大勝もありえるでしょう。
チャンピオンズリーグではミドルレンジからのゴールがないリヴァプールですが、ファン・ダイクが上がってくるセットピースは大きな武器になっています。プレミアリーグ20ゴールは前のシーズンより9つも多く、欧州No.1!バイエルン戦で決めたファン・ダイクの勝ち越しヘッドと、バルセロナを屠ったアーノルド&オリギのトリッキーなゴールを覚えている方は少なくないでしょう。片やスパーズは、公式インスタグラムでエリクセンやエリック・ダイアー、ラメラのFK練習動画をUP。「いつでも左隅に決められますよ」とテクニックを誇示するような映像は、本番でトリッピアーが右隅に決めるための前フリなのかもしれません。
ELで劣勢と目されていたチェルシーは、4-1という予想外の大差でアーセナルを下しましたが、最大のポイントは敵陣でのプレスでした。メートランド=ナイルズとオーバメヤンを潰したショートカウンターから2発をゲットしており、ブルーズ以上にプレスがうまいリヴァプールとトッテナムが、同じ形で勝つという着地も容易に想像できます。前でプレスを成功させるキーマンは、神出鬼没のフィルミーノと運動量豊富なエリクセン。奪われるほうは、間違いなくパスの出どころを切られるシソコとファビーニョに加え、時折持ちすぎが気になるサラーとソン・フンミンでしょうか。中盤でのつぶし合いとサイドでのマッチアップを制したチームが、ビッグイヤーを手にするのではないかと思います。
赤を率いるロマンティストと、白を操るリアリストは、どちらが笑うのでしょうか。赤が先制すれば完勝、終盤までイーブンで進めばオプションが多彩な白が制すると見ます。補強ゼロが欧州の頂点に立ち、プレミアリーグ1敗のチームが無冠に終わるという「理不尽」を目の当たりにするのはあまりにもせつないのですが…。次にいつ見られるかわからないプレミアリーグ対決ですので、とにかく虚心で愉しもうと自分に言い聞かせている次第であります。いよいよですね!
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更新ご苦労様です。
いよいよその時が近づいてきましたね。
今週はどうもファイナルの事ばかり頭によぎり
選手でも無いのに変な緊張感があります(笑)
昨シーズンのファイナルは、ある意味ボーナスの
ような気持ちで観てましたが、今年は違います。
絶対にビッグイヤーを獲らなくてはいけないファイナルです。相手も強いスパーズなので決して楽観視できませんが、経験値とカップへの思いそして冷静さを兼ね備えているレッズ。きっと戴冠を掲げてくれるはず。
ついに決勝ですね。レッズとしては2年連続準優勝というのは受け入れる事ができないでしょう。
去年と違って今年のチームは本当にさの実力で勝ち上がってきたと思うので尚更です。
スパーズには悪いですが簡単にはビッグイヤーは掲げる事ができないことを示したいですね。
スパーズサポの自分からするとその「理不尽」というか奇跡を見たくてたまらないのですが、とにかくまずは良い試合を見たいですね!
ロマンティストとリアリスト。
なるほど、確かにそうかも知れません。
いつも沈着冷静なリアリスの涙には
感動してしまいました。