優勝候補アーセナルは伏兵フランクフルトと激突…ELグループステージの組み合わせ決定!
TOP4争いが激化しているプレミアリーグでは、優勝クラブにCL出場権が与えられるようになったELの本気度を高めるクラブが増えています。2015-16シーズンに、クロップ監督初年度のリヴァプールが準優勝。翌年はジョゼ・モウリーニョのマンチェスター・ユナイテッドがアヤックスを下してトロフィーを獲得し、アーセン・ヴェンゲルのラストシーズンだったアーセナルがベスト4で敗退した後、昨シーズンのチェルシーがバクーでビッグロンドンダービーを制して2度めの優勝を果たしています。
今季の出場チームは、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ウルヴス。ELマイスターのウナイ・エメリ監督は自身4回めとなる戴冠を実現できるか、スールシャール監督はメジャー大会で初優勝を遂げられるか。選手層が薄いウルヴスは、プレミアリーグと両立させられるのか。個性的な3つのクラブの戦い方が注目されています。
8月30日に行われたグループステージの組み合わせ抽選は、CLと比べると上位と下位の差が大きいELではライトなセレモニーです。グループFに入ったアーセナルの相手は、フランクフルト(ドイツ)、スタンダール・リエージュ(ベルギー)、ギマランエス(ポルトガル)。グループKのウルヴスは、ベシクタシュ(トルコ)、ブラガ(ポルトガル)、スロバン・ブラチスラバ(スロバキア)と戦うことになりました。グループLに振り分けられたマンチェスター・ユナイテッドは、アスタナ(カザフスタン)、パルチザン(セルビア)、AZ(オランダ)。勝ち抜けに苦労するグループではなさそうですが、カザフスタン遠征という最悪のオプションを引き当ててしまいました。
チャンピオンズリーグのドローで「死のグループ」がひとつしかなかった今季は、前シーズンのファイナルに進出したアーセナルがリベンジを果たすチャンスです。オーバメヤン、ラカゼット、ニコラ・ペペ…大会No.1の決定力を誇る最前線は、いかにもノックアウトラウンド向き。エメリ監督が意志をもって取り組んでいるウィロックやネルソンといった若いタレントの育成は、年明けからのタイトなスケジュールで実を結ぶのではないでしょうか。
マグワイアとワン=ビサカ獲得で最終ラインの強度を高めたマンチェスター・ユナイテッドは、前線の層が薄いのが気になります。セヴィージャ、ローマ、ラツィオ、PSV、ポルトといった侮れないクラブとの戦いでは、アウェイゴールを狙ってゲットできるかが勝負を分けるポイントとなりそうです。失うものがないウルヴスは、ペドロ・ネト、ブルーノ・ジョルダン、クトローネら若手にチャンスがまわってくるのではないでしょうか。欧州チャンピオンとなったポルトガル代表の主力が揃うチームは、春まで大会に残ることができるのか。ヌーノ・エスピリト・サント監督の戦術と起用法も、今季のELを愉しむ材料のひとつです。
直近4シーズンで、3つのクラブがファイナリストとなっているプレミアリーグ。新シーズンも、CL出場権をこちらのルートからめざすクラブが、決勝の舞台となるスタディオン・エネルガ・グダニスクに姿を現してくれるはずと期待しています。フランクフルトには長谷部と鎌田、パルチザンには浅野、AZは菅原がいるんですね。プレミアリーグの屈強なDFたちと日本人選手のマッチアップも楽しみです。グループステージの開幕は9月29日。3チームのグループステージ突破と、マンチェスター・ユナイテッドの3年ぶりの戴冠を祈っております。
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FW陣は何人か持ってかれてるけど去年のベスト4チームだし、伏兵という枠組みでは収まらない気がします
何ならチェルシーに対して決勝でコテンパンだったアーセナルより準決勝で互角にやり合ってたフランクフルトの方が強いような気がします(勿論アーセナルの新戦力達が国際舞台でどれだけやれるかで全く変わりますが)