17歳のメイソン・グリーンウッドが公式戦初ゴール!マン・ユナイテッドは1-0辛勝!
6分、左サイドからドリブルで仕掛けたタヒス・チョンが左足で浮かすと、GKエリッチが弾いてCK。12分の左からのCKは、トゥアンゼベに当たってこぼれたボールがフリーのラシュフォードの前に出ますが、ゴール前2メートルからのボレーはエリッチが体に当てるビッグセーブで先制を許しませんでした。15分、ジオゴ・ダロトが斜めに出したパスをラシュフォードがヒールでボックス右に流すと、グリーンウッドが左足で放った強烈なシュートは惜しくも左に逸れていきます。
20分、ロホが左から浮かしたボールに走り込んだラシュフォードは、フリーのボレーをGKにぶつけてしまいました。ここまで8本のシュートを放ったホームチームは、足元にパスをつなぐだけでシュートが打てない「マン・ユナイテッドあるある」にはまります。久々のチャンスは42分。フレッジのシュートをボックスの右のコーナーで受けたグリーンウッドが、左足で巻いたシュートは枠にいきませんでした。1分後、ロホのミドルのこぼれ球を右足アウトでプッシュしたラシュフォードのボレーは、エリッチが落ち着いてキャッチ。プレミアリーグのクラブは、0-0という冴えないスコアでハーフタイムを迎えました。
47分、マティッチが入れた楔のパスからチャンス到来。中央で粘ったアンヘル・ゴメスが左に展開すると、ロホの高速グラウンダーに2人が飛び込むも、1歩及ばずボールは逆サイドに流れていきます。52分のCKは、こぼれ球に反応したグリーンウッドのシュートがDFに当たってポストをかすめます。55分のラシュフォードのFKは、壁を越えて落ちるもクロスバーの上。59分にフレッジのFKがゴール右隅を襲いますが、エリッチが左に飛んでCKに逃れました。
67分、タヒス・チョンとアンヘル・ゴメスに代わって、マタとリンガード。残り20分を切っても、プレミアリーグのクラブにゴールはありません。サポーターが煽るなか、ホームチームがようやく先制したのは73分。フレッジからパスをもらったグリーンウッドが、2度の切り返しでマークを振り切り縦に抜けると、ニアを狙った一撃がGKの股間を抜けてネットを揺らしました。76分のロホのロングシュートは、右のポストぎりぎりにアウト。79分にロホが下がり、アシュリー・ヤングが左サイドに入ります。
80分、敵陣で奪ったボールが左のリンガードに渡り、右足の強烈なミドルが左隅に飛ぶと、エリッチが弾いたボールがポストに当たって逆サイドへ。詰めていたジオゴ・ダロトは無人のゴールへのボレーを枠に収められません。89分のカウンターは、グリーンウッドのラストパスでフリーになったリンガードが、目の前に立ちはだかったエリッチに当ててしまいました。最後は1-0で終えることを選んだマンチェスター・ユナイテッドが、セーフティなプレイを続けてタイムアップ。シュート20本のチームは、最少得点差の辛勝で勝ち点3をゲットしました。
若手とサブメンバー主体とはいえ、プレミアリーグの下位クラブより手応えのない相手からは3~4点獲ってほしかったのですが、最低限の目標はクリアしており、特段ネガティブな感覚はありません。退屈な試合を観ていて、こんなことを思いました。ファン・ハール時代から、課題は変わっていないな、と。連動性がないアタックは、横へ横へ、足元から足元へのパスばかりで、セットピースとカウンター頼み。直近5シーズンでタイプの違う3人の監督が指揮を執ったのに、ゴール欠乏症という悩みを引きずっているのは、彼らが望んだ選手を獲得せず、教科書通りのプレイに終始しているからなのかもしれません。
ポグバ、デ・ヘア、マグワイアといったプレミアリーグ屈指のタレントの個人力を頼らなければならないチームは、勝つべき相手でも1-0、1-1、0-1といったスコアを繰り返すのではないでしょうか。今のレベルでは、EL制覇までは望めないでしょう。プレミアリーグでTOP4フィニッシュというのが売唯一の目標になりそうですが、期待しすぎず、若い選手たちのブレイクを願いながら厳しいシーズンの着地を見届けたいと思います。メイソン、ファーストチームでの公式戦初ゴール、おめでとう。(メイソン・グリーンウッド 写真著作者/Kane Brooker)
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これはいい収穫ですね。ただ、ラッシュ君のコンディションが心配です。
やはり駒数が足りないので、冬にイブラ取ってほしいな。出来ればBフェルナンデスも。
あと管理人様、良ければベルバトフの特集してください…大好きな選手です