バイエルンの厳しいプレスと速攻に屈したトッテナム、自信喪失の7失点大敗!
キックオフから2分、縦パスで抜け出したニャブリに強烈な左足シュートを喰らい、ロリスが左に飛んでセーブ。4分にもコウチーニョが右からラインの裏に飛び出しており、スパーズが守備に課題を抱えているのは明白です。しかし6分、エンドンベレのスルーパスでソン・フンミンがノイアーと1対1。最初の決定機はバイエルンの守護神にブロックされて終わりましたが、韓国代表FWは12分にトリッソのミスパスからつかんだチャンスを活かします。敵陣でボールをゲットしたシソコが、完璧なバックパスをボックス右に通すと、右足でクロスに放ったシュートが左のサイドネットに突き刺さりました。
スパーズがリードを手離したのは15分。ボックス手前でクリアボールをカットしたキミッヒが、エンドンベレをあっさりかわして左隅にミドルを決めました。撃ち合いの予感漂う試合は、18分にもエキサイティングなシーンを迎えます。デル・アリが前線に浮かしたボールでハリー・ケインがノイアーの前に躍り出ます。GKをかわしたストライカーが左足で無人のゴールに流し込もうとすると、戻ったアラバがクリア。ここまでは、スパーズのほうがより期待できる展開でした。中盤の選手の出足がよく、鋭い速攻を繰り出して何度も決定機を創っています。
25分にもハリー・ケインの素晴らしいサイドチェンジからセルジュ・オーリエが右サイドを切り裂き、早いグラウンダーをエンドンベレがボレー。決まったかに思われた一撃は、ノイヤーがぎりぎりで左に弾き出しました。デル・アリ、ハリー・ケイン、ソン・フンミンの距離感がよく、エリクセンのことを忘れられる時間帯。30分過ぎからバイエルンの波状攻撃に耐えるシーンが増えますが、ゴール前に二層の白い壁を築き、ラストパスを跳ね返しています。40分に、左からニャブリが放ったシュートはニアをケアしていたロリスがセーブ。うまく戦えていたスパーズが失点を喫したのは、45分でした。
右サイドからゴールライン際に抜けたレヴァンドフスキは、エンドンベレがクリアしきれずもたつくのを見ながら中央にポジションを移すと、パスをもらった瞬間、その前から決めていたかのようにフェルトンゲンの外を巻くシュートを右隅に決めました。前半は1-2。昨季プレミアリーグ4位に、逆転の可能性は充分残されています。後半が始まって5分を過ぎるまでは、両者の形勢は互角でした。しかし…。
53分、左サイドでオーリエを抜き去ったニャブリがそのまま中に斬り込み、アルデルヴァイレルトまでかわして右隅にズドン。2分後にはハリー・ウィンクスが自陣でトリッソにつぶされてしまい、左に転がったラストパスにニャブリが左足を振り抜き、ファーポストにぶつけて枠に収めます。あっという間の1-4。落ち着きを取り戻したいスパーズが一矢を報いたのは58分です。右からのFK。ノイアーのパンチングを見て、縦に突破しようと走り込んだダニー・ローズがボックスの入り口でコマンに倒されPK。ハリー・ケインが右隅に決めて、ビハインドは2点となりました。
同点をめざすポチェッティーノ監督は、64分にエンドンベレをエリクセンにスイッチすると、71分にはデル・アリをルーカス・モウラ。互角の攻め合いを続けていたスパーズが崩壊したのは、81分にハリー・ウィンクスに代わってラメラが登場してからのラスト10分でした。83分、ティアゴ・アルカンタラが素晴らしいロングフィード。全員が敵陣に入っていたスパーズはニャブリを捕まえられず、勝負を決める5点めが右隅に決まります。ここでスタジアムを去ったサポーターは正解でした。87分、アルデルヴァイレルトのミスパスをティアゴがカットし、ニャブリ、コウチーニョとつながり、レヴァンドフスキが左隅にコントロールして2-6。1分後には自陣右サイドで奪われたボールが中央で待っていたニャブリに入り、右足のシュートが左のサイドネットを揺らしました。
ボールの失い方が悪かった…7失点を簡潔に表現するとこうなります。クリアを拾われた後に緩いマークを咎められ、セルジュ・オーリエとアルデルヴァイレルトが快足ニャブリに翻弄され、自陣でのパスミスからショートカウンターを喰らい、スパーズはホームで記録的な大敗を喫してしまいました。前半は互角以上に戦えていただけに、ショッキングな敗戦。SBの脆さが中央をナーバスにさせ、余裕のないパスまわしでミスが勃発する最悪のループにはまってしまいました。
救いは2点を獲ったこと。「プレミアリーグのブライトン戦に向けて、気持ちを切り替えましょう」という言葉しか浮かびません。トリッピアーを売った後、代役を獲らなかったスパーズは、これからも右サイドから仕掛けてくるドリブラーに苦しみ続けるのかもしれません。ニャブリ、怒涛の4発。アーセナルは、もったいないことをしましたね…。
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カスパよぇぇぇぇーーー!!!
プレミアの恥さらしwwww
更新ご苦労様です。
ショッキングな敗戦ですね、、、。今年はどうもうまくいっていない印象を持ちます。
まだグループリーグ2戦ですから立直りに期待しましょう。
最後にアーセナルと最後の部分にありますが、スパーズの間違いではないでしょうか。
以前にはアーセナルに所属してましたし、そのニャブリがスパーズ相手に4得点…。
そんな選手を手放してしまったことに対するもったいないでは?と思いますよ。
Mackiさん
ニャブリは数年前までアーセナルにいたんですよ
グーナーとしては彼が今でもいてくれたらと常々思います
ぐなきちさん、補足ありがとうございます。
私の認識不足でした。失礼いたしました。
確かにニャブリを手放したのは痛いですね、、、。
ニャブリって以前はアーセナル所属だったんですよね、成長率を見誤って放出してしまったのは非常にもったいないです…選手としては開花したのが幸いですね
さてさて、スパーズはサポの反応も含めてクライシスの感がありますがどうでしょう、冷静に考えて昨年のファイナリストに代わる監督はそうそういませんがこの結果は…
アーセナルのことどうこう言うのは全く関係ないと思います。バイエルンに行っあそこまでの選手になったのは間違いなく本人の努力なんですから。そんなことゆったらチェルシーに失礼です。
ニャブリ自身がnorth London is redってツイートしてるしモチベーションに良い影響はあっただろう。グッジョブ
1さん
散々前にこの大切なブログを荒らして、威力妨害で起訴するとまで管理人様に言われたグーナーの方、懲りないですね。。
ご自身の応援されているチームはそもそもCLに出場すらしていない分際で、よくそこまで言えますね。感服しました。
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非常に厳しい結果ですがバイエルンは決勝トーナメントとかでも強豪相手に無慈悲なスコアを見せつけてるのでただの一敗であると流してもらって次節は頑張ってくれとしか言えないですね…。
どうしてこんなに守備が脆くなってしまったのか全く分かりません。右サイドバックにヒサイとか取っても解決しないんでは?くらいチーム全体に根深い問題があるように思えます。
近年で優勝は無いが状態が悪くとも安定してトップ4入りを果たし、新しいスタジアムを建てて、バイエルンに粉砕される
完全なデジャブですよこれは
※12
世界的に有名なフランス出身の吉本芸人のことですね、わかりますん
ホームで七失点は後に引く負け方かと…
ガナサポのひとりとしてニャブリの活躍は嬉しい反面、驚きの方が強いです。
まさかここまで試合を決定づけられる選手になるとは想像もしていませんでした…
ただ、ニャブリが移籍したときにそこまで手放したことを批判していたサポは多くなかったはず
あのままアーセナルにいても良い選手止まりだったかもしれないわけで、後悔はしてないですね
惜しいも何もエジルがふざけてベストイレブンに選んだくらいにしかニャブリの記憶が無い