美しいミドルと右足アウトのスーパーショット!チェンバレンの2発でレッズがアウェイ完勝!
GKアリソン、DFミルナー、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤はファビーニョ、チェンバレン、ナビ・ケイタ、前線はプレミアリーグ12発のサラー、フィルミーノ、マネ。攻撃的なタレントを揃えたレッズは、8分にもカウンターをまともに喰らい、オヌアチュがアリソンと1対1になります。ここしかないタイミングでミルナーが滑り、コースを絞った守護神がシュートをブロック。レッズの最終ラインは、前線の2人に対するケアの仕方を修正しなければなりません。
19分、右サイドの伊東純也がラインの裏に飛び出し、ボックスに入ってデヤン・ロブレンを抜きにいったところで無念のスリップ。21分のCKは、混戦から打ったマネのシュートが青い渋滞に引っかかります。25分、ミルナーの楔をマネが受け、脇にいたフィルミーノがかかとで触るトリッキーなリターンをGKの前に送ると、10番が右足で放ったシュートはクーケが右足でブロック。直後、伊東純也のクロスをサマッタがヘッドで叩き込みますが、VARによってオフサイドが宣告されました。
30分のサラーのFKは、惜しくもクロスバーの上。1分後、ボックス左のマネがヒールで縦に流すと、走り込んだロバートソンの左足シュートはGKに阻まれます。33分、デヤン・ロブレンがニアでCKのコースを変え、サラーがフリーでヘディングシュートを放ちますが、うまく当たらず左にアウト。40分、右サイドをスプリントした伊東純也の鋭いグラウンダーに、サマッタのスライディングはわずかに及びません。44分にサラーのクロスをクエスタがクリアすると、ファビーニョがダイレクトで右隅を狙いますが、クーケの正面に飛んでしまいました。前半は0-1。レッズの守備は速攻に対して脆く、このままのスコアで終わるとは思えません。
48分、相手のミスキックをボックス手前で拾ったサラーは、フィルミーノの上がりに期待したスルーパスが通らず。サラーのパスミスが多いのが、レッズがペースをつかめない理由のひとつでしょう。崩すアイデアが乏しかったプレミアリーグ首位チームは、57分に個の力で追加点をゲットしました。ナビ・ケイタがボックス左のフィルミーノに浮き球を送り、キープした9番が後ろにいたチェンバレンに落とすと、右足アウトにかけたチップキックがクロスバーの下を叩いてネットを揺らしました。ダイレクトで打つとは、とても読めなかったスーパーゴール。クロップ監督は63分にロバートソンを休ませ、ジョー・ゴメスを右、ミルナーを左に配します。
67分、ファビーニョが高速の楔をマネに入れ、右にいたサラーにスルーパスが通るも、フィニッシュはルクミがブロック。73分にワイナルドゥムと代わったチェンバレンは、アウェイサポーターの拍手に応えています。77分、敵陣で奪ったワイナルドゥムが右のフィルミーノを使い、ニアにいたサラーがグラウンダーを受けてGKの前に緩いラストパス。斜めに走ってきたマネがクーケに先着し、チップキックを枠に流し込んで勝負を決めました。80分のフィルミーノをオリギという交代策は、次のプレミアリーグを見据えた打ち手でしょう。
83分、ボックス手前でキープしたナビ・ケイタが右のワイナルドゥムに打たせたシーンは、力んだシュートがファーポストの外に切れていきます。4発めは87分。マネの縦パスを受けたサラーが、ゴールに背を向けた状態からツータッチでクエスタとルクミをまとめてかわしました。右足のシュートは、ファーポストを叩く完璧なコース。直後にエンドンガラに左サイドを崩され、ニアにいたオディに振り向きざまの一撃を喰らいますが、レッズが1-4で完勝してグループステージ突破に近づきました。
サマッタとオヌアチュに楔のパスをうまく収められ、縦に速い伊東純也のクロスにも悩まされた苦しいゲームでしたが、チェンバレンの素晴らしい2発がチームを3ポイントに導きました。まだまだ本領発揮とはいかないナビ・ケイタが、フル出場を果たしたのも収穫のひとつ。終盤にはいかにもレッズらしい速いパスワークが冴え、サポーターの満足度は高かったのではないでしょうか。
中盤を仕切ったファビーニョ、ファイナルサードで変化をもたらしたフィルミーノ、中央に張ってから真価を発揮したサラーもリスペクトしたい一戦。チェンバレンのプレイを見たクロップ監督が、トッテナムをアンフィールドに迎える週末のプレミアリーグでどんな布陣をチョイスするのか、今から楽しみです。
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更新ご苦労様です。
やっとアウェイで勝ちました。チェンバレンが2発決めたのは今後のチーム状況を考えると大変ポジティブです。サラーもマネも決めて文句なしと言いたいところですが、最後のロブレンのプレーだけは反省点ですね。あとはケイタでしょうか。まだまだフィットしていないですね。