ラスト4分、決勝ゴールはバチュアイ!チェルシーがアウェイで難敵アヤックスを撃破!
開始2分、フィカヨ・トモリが球離れの悪さを突かれたピンチは、微妙なオフサイドのジャッジに救われました。激しいプレス合戦が続き、前線に張る選手には厳しいチェックが入ります。8分、敵陣でインターセプトに成功したフェルトマンのミドルは、右にアウト。10分のCKは、ファーで待っていたファン・デ・ベークの強烈なボレーをズマが体を張ってブロックしました。14分、左から仕掛けたメイソン・マウントがタミー・アブラハムとのワンツーでボックス左に侵入すると、ニアを狙った一撃はGKオナナがセーブ。アヤックスも負けじとサイドアタックを繰り返し、チェルシーのSBは自陣での対応を強いられています。
27分、マルコス・アロンソが入れたクロスのクリアがハドソン・オドイの足元へ。プレミアリーグで未だノーゴールのウインガーは、フリーのシュートを左に外してしまいました。前で奪おうとするチェルシーと、サイドにこだわるアヤックス。35分、右のツィエクが左足でゴールに向かうクロスを蹴ると、クインシー・プロメスがスライディングでゴールに押し込みました。先制ゴールに沸くアヤックスサポーター。VARのチェックに時間がかかり、スタンドの音は歓喜の叫びからどよめきに変わっています。ジャッジはオフサイド。わずかに出ていたプロメスの左肩を、ラインズマンに拾えというのは酷でしょう。
39分、右のタディッチからデスト、ファン・デ・ベークと左に流れ、縦に転がる緩いラストパスをもらったプロメスのフィニッシュは、アスピリクエタが完璧なスライディングで跳ね返しました。両者ともアグレッシブなナイスゲームは、0-0のままで後半を迎えます。中盤でのせめぎ合いが続き、ジョルジーニョは自由にボールを触れる時間をもらえず。59分のアヤックスのCKは、ニアで頭を突き出したアルバレスのヘッドがポストを叩きました。ハドソン=オドイはデストに封じられ、プレミアリーグ8ゴールのタミー・アブラハムは60分を過ぎてもシュートがありません。
66分にウィリアンをプリシッチに代えたランパード監督は、71分には消されていたタミー・アブラハムを諦めバチュアイを投入。72分、左からドリブルで仕掛けたプリシッチがバチュアイに縦パスを通すと、ベルギー人ストライカーの左足シュートは力がなく、オナナが難なくキャッチします。直後、チェルシーに決定機。中に斬り込んだプリシッチのシュートがブロックされると、落下点にはフリーのバチュアイ。オナナの目の前で放ったボレーは、クロスバーを越えてしまいました。
80分、左サイドで3人をかわして中央に入ったプリシッチは、バチュアイをポストに使って右足を振り抜きますが、ミートできなかったボールは左のポストの外。84分にズマがドリブルをカットされ、2対2となったピンチは、タディッチのスルーパスをジョルジーニョがカットして難を逃れました。86分、ボックス左に上がったプリシッチが縦に突破を図り、デストの股間を通すグラウンダー。マルコス・アロンソがニアでスルーすると、後ろにいたのはバチュアイでした。左足で合わせたボレーがゴールの天井に突き刺さり、チェルシーが貴重なアウェイ勝利を手に入れました。
タイムアップの笛が鳴った瞬間、センターサークルでは優勝したかのようなガッツポーズ、そして抱擁。キーマンが自由にさせてもらえず、苦しい展開が続きましたが、ランパード監督の交代策が見事にはまりました。MVPはプリシッチでしょう。プレミアリーグで先発出場が3試合に留まり、ストレスを溜めていたウインガーは、左サイドでアヤックスの守備陣を翻弄し続け、決定機に打ち上げたバチュアイのミスを帳消しにしました。スタンフォード・ブリッジでアヤックスを連破すれば、ノックアウトラウンド進出まであとひとつとなります。
若手の成長や、リュディガー、カンテ、ロフタス=チークの復活などまだまだ伸びしろがあるチェルシーは、「補強禁止処分&エース放出でもタイトル獲得」という素晴らしい成果に辿り着けるでしょうか。若手抜擢で選手層を厚くし続けているランパード監督が、若い選手たちをフレッシュな状態に保てれば、CLでもプレミアリーグでもダークホースといわれる存在になるのではないかと思います。最強ユース出身者たちの成長を追うのが楽しみになってきました。バーンリーと戦う週末のプレミアリーグも要注目です。(クリスティアン・プリシッチ 写真著作者/Erik Drost)
おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!
スタジアムの雰囲気に押されて少し荒い部分もありましたが、お互いに集中力の切れないナイスゲームでした。プリ&バチュの2枚替えは重要なオプションになりつつありますね。オドイのシュートが枠に収まりはじめれば、、、ちょっとすごい事にかるかもしれません。
それぞれがお互いの良さを消すことなく補完し合う良いチームになってきたチェルシー!
もちろんその良さを上手く引き出して噛み合わせているランパード、素晴らしい!
コバチッチ、ジョルジーニョ、マウントの中盤の補完性の高さが素晴らしかった!
それぞれがお互いの良さを消すことなく補完し合う良いチームになってきたチェルシー!
もちろんその良さを上手く引き出して噛み合わせているランパード、素晴らしい!
コバチッチ、ジョルジーニョ、マウントの中盤の補完性の高さが素晴らしかった!
プリシッチとバチュアイが起用に応えて結果を出したってのが何より喜ばしい
カンテとリュディガーがちゃんと復帰すればもっと安定するし、マウントが出ずっぱりでそろそろ心配だからチークにも期待したい
毎試合、本当に観るのが楽しくてしょうがない
しかし、タディッチがウィリアンを思いっきり殴って止めた場面、あれは明らかに赤だろ…
ほんの少し軌道がズレてたら肘が目に入ってたぞ…かなりの勢いで
さすがにありえねーよ
敵地でこの接戦の勝利をあやっくす相手にできたのは大きいですね!
なかなかの空気感だったみたいですが、中盤の安定感が差が出た感じで1歩抜け出しましたね
ミスも多いけどリュディガー、クリステンセンの離脱中に
しっかりと踏ん張ってるズマ&トモリコンビも称賛したい