劇的FK2連発!苦しんだアーセナルが、ニコラ・ペペ無双でEL3連勝!
開始早々から、アウェイチームの速攻に悩まされるガナーズ。4分にメートランド=ナイルズが自陣で奪われ、右サイドから上がってきたヴィクトル・ガルシアの速いグラウンダーがアンドレ・アルメイダへ。ホールディングがかわされ、至近距離から左足でニアを狙われるも、GKマルティネスが冷静にコースを見極めて懐に収めました。8分、またもティアニーのサイドを崩されたガナーズ。左SBがヴィクトル・ガルシアにちぎられ、折り返しがニアで待っていたエドワーズに届くと、2人をかわして放った右足の一撃がマルティネスの脇を抜きました。
0-1とされたアーセナルが、初めてチャンスをつかんだのは10分でした。左サイドでマルティネッリが浮き球に競り勝ち、落下点にいたラカゼットが自ら持ち込み右足でフィニッシュ。左隅を狙ったキックはボールの芯を捉えられず、左に切れていきます。17分、ベジェリン、マルティネッリとつながったボールが逆サイドのスミス=ロウへ。左に流れていたラカゼットにリターンをもらったスミス=ロウは、美しいトラップでボックスに入ってシュートを放ちますが、カバーしたタプソバが右足に当ててCKに逃れました。
29分、右サイドからベジェリンがドリブル突破。高速グラウンダーはニアのマルティネッリが触れず、30分の右SBの仕掛けもクロスが味方に合いませんでした。しかし32分、左からティアニーが浮かした絶妙なクロスがマルティネッリの頭に届きました。18歳のアタッカーが、左隅にコントロールして1-1。同点に追いついたのも束の間、36分にメートランド=ナイルズが自陣でインターセプトを許し、独走したダヴィッドソンが左足でシュートを放ちます。ファーポストに当たったボールにブルーノ・ドワーティーが反応し、容赦ない一撃がガラガラのゴールに突き刺さりました。
前半は1-2。プレミアリーグで敗れたばかりのチームは、ホームゲームを落とすわけにはいきません。エメリ監督は、ハーフタイムにウィロックとメートランド=ナイルズを下げ、グエンドゥジとダニ・セバージョスを投入。47分にスミス=ロウが左から仕掛けたチャンスは、ベジェリンとマルティネッリが打ち切れませんでした。2分後、ショートコーナーからのハイボールをムスタフィがヘッドで叩くと、惜しくもファーポストの外。直後にダヴィッドソンが左サイドを突破すると、ニアに入ったポハのラボーナはマルティネスがビッグセーブで阻みました。
54分、ダニ・セバージョスのパスを受けたティアニーが、ゴールラインまで抉ってグラウンダー。フェデリコ・ヴェナンシオがカットしたボールがスミス・ロウの足元に届きますが、渾身のボレーは脛に当たって右に逸れていきます。67分のCKは、ティアニーがニアに入れたボールをラカゼットが打てず。負傷明けのストライカーはまだ本調子ではなく、75分にニコラ・ペペに後を譲ります。80分、右からのFK。ニコラ・ペペが左足で巻いたボールが、美しい弧を描いて左のポストの内側に吸い込まれました。
81分、ラインの裏に走ったベジェリンにスルーパスが通り、折り返しがニアでフリーのマルティネッリに通りますが、丁寧過ぎたボレーはGKミゲル・シウヴァがブロック。84分にゴールシーンと同じような位置からFKを蹴ったニコラ・ペペが、マークを外したホールディングの頭にピタリと合わせるも、CBのヘディングはミゲル・シウヴァがダイビングキャッチでしのぎました。勝利をめざして必死に攻めるガナーズ。92分、グエンドゥジがボックス手前で倒され、キッカーはやはりニコラ・ペペです。左足でコントロールされたボールがゴール左隅に飛び込み、3-2!間もなくタイムアップの笛が鳴り、アーセナルが逆転で苦しいゲームをものにしました。
あまりにも素晴らしかったFK2発。奪われ方が最悪だった前半の失点は、劇的な勝利のための舞台装置だったのだと笑ってスルーしたくなります。ボールをキープできる2人のMFが入ってからは、ゴールの期待値が格段に上がったのですが、前線のシュートの精度が低く、月曜日のプレミアリーグのような厳しい結果を覚悟していました。ライバルに大勝しているガナーズは、次戦に勝てばグループステージ突破がほぼ決定となります。この大会では若手に場数を踏ませつつ、厳しい相手が続く国内でベストメンバーを揃えて勝ち点を積み上げ、マン・シティやチェルシーを追っていただければと思います。いやー、盛り上がりましたね。ニコラ・ペペ、ブラボー。次はプレミアリーグで!
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後半途中までは酷いものでしたが、頼みの綱のオーバメヤン大明神の不在を埋めたのは、ペペ!
しかも、2連発とは、目が覚めましたね。
彼の大爆発を!早くフルの状態のペペを見てみたいですね。
まあ、試合に勝ちはしましたが、相変わらず監督による戦術的な手柄は無く、つらつらと同じ文句を書き記したくなる内容で、ゲンドゥジひとり気をはいていました。
もう、この若武者がキャプテンでいいんじゃないだろうか?
選手のクオリティだよりな勝ち点を、クオリティ&タクティクスで、もっと爽快に勝ってほしいんだよな。
エメリさん、大丈夫なのかなー(泣)
ペペはもう大好きです。ザハもまだ諦めてないですが。