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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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敗因はオブラクとアリソン…猛攻リヴァプールは激痛のミスでCL敗退!

年明けのプレミアリーグで8戦全勝&失点わずか1と完璧だったリヴァプールは、ウィンターブレイクをはさんで別なチームになってしまいました。公式戦6試合で3勝3敗、6ゴール9失点。チャンピオンズリーグのラウンド16でアトレティコ・マドリードに1-0で敗れた後、ハマーズ戦は3-2の辛勝、ワトフォードに3-0完敗、FAカップのチェルシー戦も2-0で完封されています。ボーンマス戦は2-1で勝ったものの、アンフィールドで戦うCLのセカンドレグでアトレティコ・マドリードに同じスコアなら敗退決定です。クロップ監督は、40日ぶりとなる2点差以上の勝利で、ベスト8に駒を進めることができるでしょうか。キックオフのピッチに立つ11人は、現在のベストメンバーです。

GKアドリアン、DFアーノルド、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン、MFワイナルドゥム、ヘンダーソン、チェンバレン、FWサラー、フィルミーノ、マネ。開始15秒、ジョアン・フェリックスのスルーパスは、ファン・ダイクが残っておりオフサイドの笛は鳴らず。抜け出しかけたジエゴ・コスタをジョー・ゴメスが必死で追いかけ、シュートをニアに外させました。危ない、レッズ。好調時にはなかったラインの乱れは、これが最初なのか、最後なのか。3分過ぎからプレミアリーグ首位チームがポゼッションを主張し、スペインは全員が自陣にこもっています。5分にアーノルドがアーリークロスを入れ、ワイナルドゥムがヘッドで狙うと、オブラクがコースに入ってキャッチしました。

10分、マネのインターセプトから始まったショートカウンターは、ボックスの右コーナーから放ったサラーのシュートが左にアウト。14分の波状攻撃は、アーノルドとの連携で縦に抜けたチェンバレンの一撃が左隅を襲いますが、オブラクが冷静に右に弾き出します。18分のアウェイチームのCKは、ニアに走ったフェリペのヘッドが枠にいかず。20分からの2回のCKは、いずれもレッズのハンドという主張は通りません。サイドを崩せないリヴァプール。アトレティコ・マドリードのマークをずらすことができないため、時折上がるクロスはフェリペとサヴィッチが簡単にクリアしています。

34分、ロディにチェックされたサラーが奪い返し、中央に転がすと、マネのボレーは慎重にいきすぎてオブラクの正面です。36分、アーノルドの高速クロスをフィルミーノが触った決定機は、惑わされなかったオブラクがビッグセーブ。サラーが許されるのは縦へのドリブルのみで、フィルミーノはいつになくパスミスが目立ちます。42分にマネが敵陣で奪ったチャンスは、チェンバレンのコントロールショットがファーポストの右。リヴァプールが先制したのは、この直後でした。サラーのパスを受けたチェンバレンの折り返しをヘッドで叩いたのは、1年前にバルサ撃破の主役だったワイナルドゥム!左のサイドネットに向かったボールに、名手オブラクも届きませんでした。

前半のアトレティコ・マドリードはオンターゲットゼロ。次の1点が勝負の分かれめです。セカンドハーフの48分、ワイナルドゥムのロングフィードで右から抜けたサラーのシュートは、オブラクがキャッチ。52分にボックス右に走り込んだチェンバレンにサラーの縦パスが通ると、クロスに打ったボールは浮いてしまいます。2分後、チェンバレンの鋭いミドルは、読んでいたオブラクが左にプッシュ。シメオネ監督は56分にジエゴ・コスタを見切り、マルコス・ジョレンテで劣勢の打開を図ります。

60分にアーノルドが右から蹴ったFKは、ファーから入ったフィルミーノのボレーを守護神がセーブ。直後にジョアン・フェリックスがカウンターを仕掛け、右足のシュートをアドリアンがファンブルしますが、何とかコレアに先着して失点を免れました。ポゼッションは70%対30%でプレミアリーグが優勢。66分、フィルミーノのパスを右で受けたサラーが、切り返しでロディを抜いて右足でファーに浮かすと、ロバートソンのヘッドはクロスバーにヒット。チェンバレンの強烈なミドルはオブラクが外に弾き、左からフォローしたロバートソンのフィニッシュはゴール前の渋滞に捕まりました。

残り時間は15分。先にゴールを決めたほうの勝ち抜けでしょう。クロップ監督は、まだ動かず。81分のCKからアーノルドが右サイドでフリーになりますが、グラウンダーをダイレクトで叩いたロバートソンは押さえることができませんでした。ここでチェンバレンに代わってミルナー。85分に左から抉ったミルナーのクロスをワイナルドゥムがヘッドで浮かすと、マネのオーバーヘッドは枠の上。87分に右から3人をかわしたサラーも、フィニッシュを浮かしてしまいます。レッズの猛攻は実らず、92分にサウールが押し込んだヘッドはオフサイド。熱戦の決着は、延長戦に持ち越されました。

開始2分、アーノルドの縦パスでワイナルドゥムがボックス右に抜け出し、右足のシュートはオブラクがセーブ。こぼれ球を拾った5番が浮かすと、フィルミーノのヘッドは左に流れてしまいました。94分、ワイナルドゥムが右からスプリント。フィルミーノが頭で合わせ、左のポストに当たったボールは、今度は9番の足元に戻り、ついにボレーが決まります。しかし1分後、アドリアンが痛恨のキックミス。カットしたジョアン・フェリックスのパスを受けたマルコス・ジョレンテが中央に持ち込み、右足のシュートが右隅に突き刺さりました。

このまま終われば、アウェイゴールでアトレティコ・マドリード。アンフィールドには強い風が吹いています。シメオネ監督は、ジョアン・フェリックスをモラタにスイッチ。勝負が決したのは、105分のカウンターでした。マルコス・ジョレンテのドリブルに対してヘンダーソンがニアを切れず、右隅に決定的な2点めが吸い込まれます。オブラク相手に、15分でひっくり返すのは至難の業。クロップ監督は、ヘンダーソンとワイナルドゥムを下げ、ファビーニョとオリギを投入。シメオネ監督はコレアをヒメネスで逃げ切りを図ります。

113分、フィルミーノに代わって南野拓実が登場。攻め続けたリヴァプールのシュートは34本、オンターゲットは11本。左右からの崩しは迫力があり、最終ラインもほとんどのシーンでミスはありませんでした。120分、スルーパスで抜け出したモラタのゴールで2-3、ジ・エンド。勝負を分けたのは、シュートの精度とGKでした。オブラクのセービングは弾くエリアまで計算されており、激痛のミスで味方の優位を壊してしまったアドリアンは、4つの見せ場をファンブルとゴール3発で終わらせてしまいました。オブラクがいたことと、アリソンがいなかったことが、間違いなく強かったプレミアリーグ首位チームの敗因となりました。

ベンチから送り出したマルコス・ジョレンテとモラタで3ゴールという結果は、監督冥利に尽きるでしょう。シメオネ監督には、素晴らしいチーム、素晴らしいゲームでしたと拍手を送りたいと思います。2シーズン連続でファイナルを戦ったリヴァプールの目標は、シンプルになりました。エヴァートンとクリスタル・パレスに勝てば、悲願のプレミアリーグ初制覇です。


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“敗因はオブラクとアリソン…猛攻リヴァプールは激痛のミスでCL敗退!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。悲しいですがこれもサッカーですね。
    素直にシメオネアトレティコを称えたいと思います。
    しかしここでGKの悪夢がよみがえるはなぁ、、、泣
    気持ち切り替えて、マージーサイドダービーへ向かいます。

  2. エミリー より:

    激闘でしたね。
    さすがのシメオネ監督、失点しても規律とハートは揺らぐことなく素晴らしいチームでした。
    采配も大当たりで、延長からの3得点のドラマに、涙ぐんでチャントを歌うファンの映像に、CLという舞台の素晴らしさを再確認しました。

    リヴァプールの猛攻も熱かったです。
    たしかにGKがアリソンだったら?と考えてしまいたい所ですが、この試合はアトレティコを讃えるのみで良いと思います。

  3. まさやん より:

    更新お疲れさまです。
    アドリアンは前のゲームでもフィードを焦ってしてしまうのを、ファンダイクが怒っているようなシーンがありました。
    今日も全然焦って蹴る場面ではなかったのに悪い癖なんでしょうね。
    アリソンが居てくれたらと本当に悔しいですが、リヴァプールの強さは十分に見せれたと思うので、気持ちを切り替えてプレミアリーグ最多勝点を目指して欲しいです。

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