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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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シュート4本、パスはたったの3本…2ゴールゲットのハーランドは、ハーフタイムでおつかれさま!

プレミアリーグは8試合14ゴール3アシスト、チャンピオンズリーグは2試合3ゴール、ノルウェー代表のネーションズリーグは6試合6ゴール。アーリング・ブラウト・ハーランドが止まりません。本日はCL3節、ホームでコペンハーゲン。プレミアリーグ勢で唯一、連勝スタートのマンチェスター・シティに関する興味は、勝つか負けるかではなく「何点差で終えるか」です。

開始7分、あっさり先制。右サイドからボックスの脇まで持ち込んだジョアン・カンセロが中央に転がすと、なぜかフリーだったハーランドが右足のダイレクトショット。ボールは当たり前のように右隅に収まり、エティハドは歓喜に包まれました。

サイドにボールが入ったときに、彼を自由にするとこうなります。いや、3ゴール2アシストを喰らったばかりのサポーターがいうことではないのですが…。クラブレベルでは9試合連続ゴールとなったストライカーは、17分にマフレズのクロスをヘッドで合わせますが、GKグラバラの正面に飛んでしまいました。

顔の前で両手を合わせ、苦い表情でマフレズを見たハーランドは、決められなくてすまないと思っているのでしょう。3本めのシュートは23分、グリーリッシュの縦パスでゴールライン際に出たベルナルド・シウヴァのマイナスの折り返し。戻りながら左足を振り抜いたエースは、グラバラのビッグセーブを見て呆然と立ち尽くしています。

この日最後のシュートは、32分でした。マフレズが右から蹴ったCKのクリアをセルヒオ・ゴメスがダイレクトで叩くと、グラバラが手を伸ばしてセーブ。こぼれ球がハーランドの足元に転がり、左足で触るだけのフィニッシュが無人のゴールに吸い込まれました。

2-0のゲームが勝負への関心を失ったのは、39分。フリアン・アルバレスのサイドチェンジを受けたグリーリッシュが、ドリブル突破は無理と判断して脇にいたセルヒオ・ゴメスに預けます。左足のシュートはヴァヴロに当たってコースが変わり、ゴール前にいたホチョラヴァの足元に向かいました。

触ればオウンゴール、触らなければ裏にいるハーランドがハットトリックという究極の二択。とっさの判断で、CBがよけるわけがありません。脛にヒットしたボールがネットを揺らし、3-0。勝利を確信したペップ・グアルディオラは、シーズン4度めのハットトリックより、サウサンプトン戦のコンディションを優先しました。

後半のピッチに現れたのは、コール・パルマー。45分で退いたハーランドのスタッツをチェックしましょう。ボールタッチは11回、パスは3本で成功率100%、4本のシュートはすべてオンターゲット。2つのデュエルはいずれも勝利で、タックル失敗とリカバリーがひとつずつ付いています。シンプルにタッチ集を作成したら、1分で終了です。

55分にマフレズのPKで4-0としたマンチェスター・シティは、76分にマフレズのラストパスをフリアン・アルバレスが右足で押し込み、5-0で圧勝しました。シュート数30対2、オンターゲット16対0のワンサイドゲーム。待望のストライカーを得たペップのチームは、プレミアリーグが始まってからは11戦無敗です。

週末のサウサンプトン戦の後、コペンハーゲンとの再戦を経て、リヴァプール。コミュニティシールドでマン・シティに勝ったクロップ監督は、アクセル全開となったハーランドを止められるでしょうか。「マティプの外を狙ってくるハーランドに、クロスを入れさせない」。言葉にするのは簡単なのですが…!


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“シュート4本、パスはたったの3本…2ゴールゲットのハーランドは、ハーフタイムでおつかれさま!” への1件のコメント

  1. アイク より:

    更新ありがとうございます。
    怪物とは思っていましたが、まさかこれほどとは予想しませんでした。当たり前のように得点しますね…。ピースと呼ぶには巨大すぎるラストピース。天才パサー達のパフォーマンスを引き上げています。
    今ならレアルにも殴り勝てるかもしれません。今度こそペップにビッグイヤーを。
    その代わりPL3連覇はご遠慮いただきたいものです。

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