2025.02.22 チャンピオンズリーグ2024-25チャンピオンズリーグ
リヴァプールは首位通過の恩恵なし、アーセナルは納得、ヴィラは最高…CLラウンド16のドロー発表!
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アルネ・スロット監督と選手たちは、「リーグフェーズ1位の特典がなかった」と嘆いているのではないでしょうか。プレーオフをスキップしたのに、12月の延期試合のマージーサイドダービーと、カラバオカップ決勝によって前倒しとなったアストン・ヴィラ戦を詰め込まれてしまいました。せめてCLで、首位通貨のインセンティブがあればよかったのですが…。
リーグでワンツーのレッズとバルサは、15位~18位のいずれかと当たると決まっていました。彼らにとってポジティブなのは、「14位以上と当たる可能性がない」という1点だけです。プレーオフでブレストをトータル10-0で下したパリか。アトレティコ・マドリードとユーヴェを撃破し、バルサと4-5の激戦を繰り広げたベンフィカか。どちらも、おいしい相手とはいえません。
それでも何とか、相性がいいポルトガルのクラブを引きたかったのですが、直近15戦を無敗で駆け抜けたパリとぶつかることになりました。「アーセナル、アトレティコ・マドリード、バイエルンに負けて敗退寸前に追い込まれた中堅クラブ」と評するか、「マン・シティに4‐2で快勝した強者」と警戒するかは、現場のスタッフとサポーターのみなさんにお任せしましょう。
■チャンピオンズリーグ2024‐25 ラウンド16組み合わせ(左が初戦ホーム)
パリ・サンジェルマン(リーグアン/15位) VS リヴァプール(プレミアリーグ/1位)
クラブ・ブルッヘ(ベルギー/24位) VS アストン・ヴィラ(プレミアリーグ/8位)
レアル・マドリード(ラ・リーガ/11位) VS アトレティコ・マドリード(ラ・リーガ/5位)
PSV(エールディヴィジ/14位) VS アーセナル(プレミアリーグ/3位)
ベンフィカ(ポルトガル/16位) VS バルセロナ(ラ・リーガ/2位)
ドルトムント(ブンデスリーガ/10位) VS リール(リーグアン/7位)
バイエルン(ブンデスリーガ/12位) VS レヴァークーゼン(ブンデスリーガ/6位)
フェイエノールト(エールディヴィジ/19位) VS インテル(イタリア/4位)
侮れない相手を突き付けられた首位チームと同様に、3位のアーセナルも厳しい対戦を予想されていました。ユーヴェか、ミランか。セリエAの失点が下から2番めと3番めは、どちらとなっても接戦必至です。9番を2人とも失ったガナーズは、堅守のチームは避けたかったはずと思いながらプレーオフを見ていると、セリエAはエールディヴィジに足をすくわれてしまいました。
気を取り直して、PSVかフェイエノールトか。エールディヴィジで4位のフェイエノールトを倒し、ベスト8でバイエルンVSレヴァークーゼンの勝者と当たるほうがよかったのですが、PSVでもまずまずでしょう。2022-23シーズンのCLはホームで1-0、アウェイで2-0の1勝1敗。昨シーズンのグループステージでは4-0、1-1と圧倒しています。
アーセナルの最大のハードルはベスト8で、マドリードの強豪をクリアしなければなりません。負の歴史があるアトレティコ・マドリードより、最終ラインのレギュラーを多数失ったレアル・マドリードのほうが戦いやすいのではないでしょうか。「ムバッペ、ヴィニィウス・ジュニオール、ロドリゴVSサリバ、ガブリエウ、ラヤ」を見たいというピュアな欲望もあります。
一方、TOP8に食い込んだアストン・ヴィラにとって、ここから先はすべてごほうびでしょう。欧州での戦い方を熟知しているウナイ・エメリ監督は、リーグフェーズで最下位のクラブ・ブルッヘを引き当てました。勝てばベスト8は、リヴァプールVSパリの勝者。フランスで独走しているチームより、プレミアリーグとCLのやりくりに苦しむチームのほうがチャンスがありそうです。
というわけで今朝は、チャンピオンズリーグの組み合わせ抽選の結果と、ささやかな妄想を綴らせていただきました。マンチェスター・シティがいないノックアウトラウンドは、13年ぶりです。プレミアリーグファンとしては、セミファイナルでアーセナルVSリヴァプールか、アーセナルVSヴィラを見られればと願っております。
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