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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

鬼門のスペインを引いてしまったマンチェスター・ユナイテッド…ELラウンド16の組み合わせが決定!

リヴァプールはパリ?マジすか!リーグフェーズを首位で通過したのに、何もいいことがなかったようでオホホホホ…と対岸の火事を眺めていたら、いつの間にか足元が燃えています。ヨーロッパリーグのラウンド16に目を向けると、マンチェスター・ユナイテッドはやばい相手を引いていました。

日本のメディアの表現を使うと「久保建英のレアル・ソシエダ」。今季のラ・リーガでは12位で、年明けからのリーグ戦は1勝4敗と停滞しているから…というと、「プレミアリーグ15位が何かいってるぞ」と逆襲を喰らうでしょう。われわれにとってスペインは鬼門で、2008‐09シーズンと2010-11シーズンのCLファイナルでバルサに負けてからは、やられっぱなしです。

2011-12シーズンのELはショッキングでした。マルセロ・ビエルサのビルバオに異次元のフットボールを見せつけられ、2‐3と2‐1のダブルで撃沈。サー・アレックス・ファーガソンの最後のシーズンは、CLのラウンド16でレアル・マドリードに完敗しました。モウリーニョの2017-18シーズンに競り負けたセヴィージャは、2019-20シーズンのEL準決勝でも敗れています


■ヨーロッパリーグ2024‐25 ラウンド16組み合わせ(左が初戦ホーム)
AZアルクマール(19位) VS トッテナム(4位)
アヤックス(12位) VS フランクフルト(5位)
ボデ/グリムト(9位) VS オリンピアコス(7位)
ヴィクトリア・プルゼニ(16位) VS ラツィオ(1位)
フェネルバフチェ(24位) VS レンジャーズ(8位)
ASローマ(15位) VS アスレティック・ビルバオ(2位)
FCSB(11位) VS リヨン(6位)
レアル・ソシエダ(13位) VS マンチェスター・ユナイテッド(3位)


2018-19シーズンのCLの準々決勝はバルサに歯が立たず、ノーゴールで敗退。2020-21シーズンのELファイナルは、ウナイ・エメリのビジャレアルにトロフィーを持っていかれました。11人ずつとなったPK戦でデ・ヘアが外したシーンは、今もなお苦い思いとともに時折脳裏をよぎります。翌シーズンのELラウンド16は、アトレティコ・マドリードに1‐1、0‐1で敗れています。

数少ない勝利の記憶のなかで、最大の歓喜は2022-23シーズンのヨーロッパリーグ。グループステージのレアル・ソシエダとのホーム&アウェイは1-0、1‐0のイーブンで、グループ2プレーオフにまわると、バルサを2‐2、2‐1で撃破しました。余勢を駆ってトロフィーを手に入れていれば文句なしだったのですが、準々決勝で行く手を阻んだのは、またしてもセヴィージャでした。

今回の抽選では、エールディヴィジで5位のAZアルクマールと当たる可能性もあったのですが、クジ引きで同居したスパーズにさらわれています。プレミアリーグのボトム10で苦しむライバル(?)に、スペインを押し付けられただけでなく、カンファレンスリーグのチェルシーがレアル・ベティスを回避してコペンハーゲンを引いたのを見て、思わず呻いてしまいました。

マン・ユナイテッドは、リヴァプールとは違う意味で「ELプレーオフをスキップした恩恵を受けられなかったクラブ」です。2週連続でミッドウイークのゲームがなかったのに、アマド・ディアロ、トビー・コリアー、メイヌー、ウガルテらが続々と負傷者リストに入るとは…。ジョニー・エヴァンス、ウガルテ、エリクセンは、エヴァートン戦に間に合うのでしょうか。

スケジュールに余裕が生じた矢先に主力を失ったチームが、ELやFAカップで順調に勝ち進むとは思えません。それでもわれわれは、ひたすら応援し続けるしかありません。「選手たちとのつながりは存在しなかった」とヴァランに指摘されたテン・ハフのFAカップ制覇を心の支えとして、アモリムのチームの覚醒を期待したいと思います。それにしても、レアル・ソシエダって…。


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