2025.03.13 チャンピオンズリーグ2024-25チャンピオンズリーグ
勝利の決め手はラシュフォード&アセンシオ!冬の補強が大成功のアストン・ヴィラは、CLも8強進出!

2月に入ってからのプレミアリーグは、2勝2分2敗という微妙な戦績ですが、5位に2ポイント差は悪くないポジションです。FAカップはトッテナムとカーディフに勝ってベスト8進出。グループフェーズで8位に食い込み、プレーオフをスキップしたチャンピオンズリーグは、クラブ・ブルッヘに1-3、3‐0のダブルでこちらも8強です。
プレミアリーグで4戦2ゴールのアセンシオは、FAカップとCLで4戦5ゴールと確変状態。383分の出場で7ゴールは、90分あたりに直すと1.64で、プレミアリーグでNo.1のゴール率だったジョン・デュランの1.04を上回っています。9試合ノーゴールのラシュフォードに「ヴィラでもダメか」と思った人は、「すべてアセンシオで4アシスト」という事実は知っておいたほうがいいでしょう。
クラブ・ブルッヘをヴィラパークに迎えたCLラウンド16のセカンドレグも、ラシュフォードとアセンシオが勝利の決め手となっています。ターニングポイントは16分、エミ・マルティネスがラインの裏に蹴ったボールを追ったのはラシュフォード。走り負けたサブが後ろから右腕をつかみ、ウインガーが転倒すると、SBは決定機阻止で1発レッドとなってしまいました。
それでも前半は0‐0で、押していたのは10人のアウェイチームでした。エメリ監督は、ハーフタイムにブバカル・カマラとオリー・ワトキンスを下げ、アセンシオとレオン・ベイリーを投入。キックオフから5分で、采配が的中します。ドリブルで中央に運んだアセンシオは、モーガン・ロジャースに預けた後、左に流れたのですが…。
ボックスの手前でモーガン・ロジャースからパスを受けたマッギンは、右にいたレオン・ベイリーに預けました。アセンシオが右にスライドしてきたのは、ここからです。メヘレは追わず、中央をカバーしたため、アセンシオはフリー。レオン・ベイリーが柔らかいボールを足元に入れると、右足のボレーがネットを揺らしました。
1-0となった7分後、ティーレマンスが前線に浮かしたボールを、ラシュフォードが巧みなトラップでキープ。左で空いていたモーガン・ロジャースに渡すと、ゴールラインまで持ち込んだ27番は、ニアに走り込んだマートセンの足元にグラウンダーを入れました。左足で合わせたフィニッシュはメヘレの胸に当たってネットへ。2試合トータル5-1は、勝負ありです。
さらに61分、左サイドのラシュフォードが斜めのパスをモーガン・ロジャースに入れると、最終ラインの間を通すリターンで完全に抜け出しました。左からGKに迫った9番は無理に打たず、中央のアセンシオにラストパス。左隅に叩き込んだダイレクトショットに、GKはノーチャンスでした。後半のシュートは10対0。3ゴールのヴィラは、前半とは別なチームでした。
FAカップの準々決勝はアウェイながら、チャンピオンシップで15位のプレストン・ノースエンドには負けないでしょう。チャンピオンズリーグはリヴァプールを屠ったパリで、劣勢必至の180分になりそうですが、パルク・デ・プランスのCLで2戦2勝2ゴールのラシュフォードは、むしろテンションが上がるのではないでしょうか。
2022年10月にバーミンガムにやってきたエメリは、最初のシーズンのプレミアリーグを7位で終えると、昨季はTOP4フィニッシュ。カンファレンスリーグでは、準決勝に進出しています。今季のプレミアリーグも4位に食い込み、FAカップでトロフィーを手に入れたら、最高のシーズンといえるでしょう。ビッグイヤー獲得は、さすがにないと思われますが…。
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