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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ラシュフォードに2発喰らったニューカッスル、アンソニー・ゴードンが決めるも一歩及ばず!

アーセナルはアスレティック・ビルバオにアウェイで0-2の快勝。トッテナム・ホットスパーはビジャレアルに1-0。リヴァプールはアトレティコ・マドリードに3-2で競り勝ち、プレミアリーグのクラブはラ・リーガに3連勝となっています。本日のニューカッスルVSバルセロナは、スペイン勢との4試合め。エディ・ハウ監督は、現状のベストメンバーを送り出しています。

GKポープ、DFトリッピアー、シェア、ダン・バーン、リヴラメント、MFトナーリ、ブルーノ・ギマランイス、ジョエリントン、FWエランガ、アンソニー・ゴードン、ハーヴィー・バーンズ。プレミアリーグでデビュー戦ゴールを決めたニック・ヴォルテマーデはベンチスタートで、劣勢になったら投入されるかもしれません。

ハンジ・フリックのチームは、ラ・リーガの4試合は3勝1分。3節のラージョ・バジェカーノ戦を1-1としてレアル・マドリードに首位を譲ったものの、バレンシアに6-0で圧勝してタインウェアに乗り込んできています。立ち上がりから攻め合いとなり、ニューカッスルが最初のチャンスをつかんだのは5分。右サイドを突破したエランガのグラウンダーは完璧でした。

触ればOKだったアンソニー・ゴードンは空振り。7分にブルーノ・ギマランイスのスルーパスでGKと1対1になったハーヴィー・バーンズは、オフサイドを取られたようです。アグレッシブなプレスを続け、敵陣で何度もボールを奪っているニューカッスルは、自分たちのスタイルで戦えているといえるでしょう。

14分にボックスの右に入り、ジェラール・マルティンを切り返しでかわしたトリッピアーは、左足で打つのを躊躇しました。ハフィーニャの鋭いクロスが、ゴール前のレヴァンドフスキに届いたのは18分。飛び出したニック・ポープのパンチが先でした。24分には、ブルーノ・ギマランイスが縦に出したボールで右サイドのエランガが抜け出し、ファーにグラウンダーが通りました。

走り込んだハーヴィー・バーンズのダイレクトショットは、ジョアン・ガルシアが足でブロック。キレキレだったエランガが作った再三のチャンスを活かせていれば、マグパイズは主導権を握れていたのかもしれません。34分からのバルサの波状攻撃は、レヴァンドフスキとハフィーニャの連打がミートせず。40分のハフィーニャのFKは浮いてしまいました。

前半は0‐0、ポゼッションは34%対66%でシュートは3対9、しかしオンターゲットは2対1。後半開始からしばらくは、ニューカッスルのペースだったのですが、サイドで詰まるシーンが多く、ボックスに打てるボールが入らない時間が続いています。54分に右でキープしたブルーノ・ギマランイスが中央のトナーリに流すと、ダイレクトショットはGKの正面でした。

バルサの先制は58分、右からのアタックでした。ハフィーニャがボックス右を崩せず、後方でもらったフレンキー・デ・ヨンクがジュール・クンデに預けると、左足の絶妙なクロスが中のラシュフォードの頭に合いました。SBが蹴る直前に一瞬下がってしまい、14番をフリーにしたシェアは眠れない夜を過ごすことになりそうです。

エディ・ハウ監督が動いたのは63分。負傷したシェアとともにジョエリントン、エランガ、ハーヴィー・バーンズを下げ、ジェイコブ・マーフィー、ウィロック、ティアウ、ヴォルテマーデを投入しました。後方からのクリアがラシュフォードに届いたのは67分。ラインの裏を狙ったボールはダン・バーンがカットしたのですが、クリアをラシュフォードに拾われてしまいました

トナーリをかわして右に流れ、強烈なミドルシュート。ボールはポープの指先を越え、クロスバーの下を叩いてネットを揺らしました。今季プレミアリーグで4戦3発のチームにとって、20分で3発は厳しすぎるミッションです。74分にヴォルテマーデがポストとなり、落としをもらったブルーノ・ギマランイスが左足を振り抜くと、ジョアン・ガルシアが冷静にセーブしました。

ようやく1点を返したのは90分。ブルーノ・ギマランイスが丁寧なパスでジェイコブ・マーフィーを走らせ、グラウンダーがファーに入ると、走り込んだアンソニー・ゴードンが左隅にプッシュしました。7分の追加タイムはゴールに迫れず、最後のトナーリのミドルはジョアン・ガルシアががっちりキャッチ。2年ぶりのCLは、ホームで敗戦スタートとなりました。

惜しかったニューカッスル。ポゼッションは36%対64%、シュートは10対19と劣勢だったとはいえ、オンターゲットは6対5で上回っていました。最初の失点シーンでラシュフォードを自由にしてしまったシェアは、頭を強打した影響があったのでしょうか。バルサの決め手は個人技で、2つの失点以外ではうまく守れており、悔しさが残る敗戦でした。

負けはしたものの、エランガの突破やブルーノ・ギマランイスのチャンスメイクなど、手応えもあった一戦といえるでしょう。今後の対戦相手は、サン・ジロワーズ、ベンフィカ、アスレティック・ビルバオ、マルセイユ、レヴァークーゼン、PSV、パリ。簡単に勝てるチームはありませんが、前半のプレスと守備を続けられれば、プレーオフ進出が視野に入ってくるはずです。

ヴォルテマーデ、ウィサ、ジェイコブ・ラムジーがフィットし、ティアウとボトマンが本領を発揮できるようになれば、攻守ともにクオリティが上がるでしょう。低調なスタートとなってしまいましたが、ニューカッスルは今季もTOP4をめざせるポテンシャルがあると見ています。イサクの穴を埋めるアタッカーたちのブレイクを楽しみにしています。


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