イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ勢がCLで大苦戦!アリソンとエキティケが負傷、ジョアン・ペドロはレッドカード…!

本日から、チャンピオンズリーグのリーグフェーズの2節がスタートします。火曜日のプレミアリーグ勢は3試合で、ボデ・グリムトVSスパーズ、チェルシーVSベンフィカ、ガラタサライVSリヴァプール。負けられない激戦が続くなかで、3つのクラブはターンオーバーで国内と欧州の両立を図っています。

スタンフォード・ブリッジにジョゼ・モウリーニョを招いたチェルシーは、タイリーク・ジョージを最前線に配する斬新な布陣でキックオフを迎えています。懸案のCBは、トレヴォ・チャロバーとバディアシル。カイセドとエンソ・フェルナンデスを休ませたいところですが、マレスカ監督は「復帰したばかりのラヴィアに無理はさせられない」と判断したのでしょう。

先週末のプレミアリーグでクリスタル・パレスに敗れたリヴァプールは、イサク、サラー、マック・アリスターをベンチに置いています。最前線はエキティケ、2列めはフリンポン、ヴィルツ、ガクポ。開幕以来、7試合ノーゴールでアシストもないフロリアン・ヴィルツは、そろそろ目に見える結果を残したいところです。

現地時間の20時に、3試合同時キックオフ。イスタンブールのアウェイゲームをメインとして、ロンドンとノルウェーの経過を追いかけることとしましょう。リヴァプールがビルドアップを始めただけで、肌に突き刺さるようなブーイングが鳴り響くラムズ・パーク。開始2分、アクギュンが左に出したスルーパスでユルマズがアリソンと1対1になりました。

左足のシュートは、コースを消した守護神が冷静にブロック。百戦錬磨の名門といえども、いかにもトルコの殺伐とした空気に慣れるまでに時間がかかりそうです。中に斬り込んだガクポの縦パスで、エキティケがラインの裏に出たのは14分。GKと向き合ったストライカーはラストタッチをミスしてしまい、フォローしたガクポの一撃はゴールライン上のヤコプスがクリアしました。

直後、左からカットインしたユルマズがボックス左で切り返すと、ショボスライが振り上げた手が顎にヒットして転倒。ジャッジはPKで、オシムヘンがど真ん中に決めました。ビハインドを背負ったリヴァプールは、当然の反撃。17分にヴィルツが中に絞ったフリンポンに鋭いスルーパスを通すも、外でフリーのガクポに気づかなかったウインガーは強引な突破を止められました。

26分のガクポのミドルは、ダヴィンソン・サンチェスがブロック。32分にガクポが左サイドを突破し、ファーに出たクロスをフリンポンが折り返すと、ヴィルツのハーフボレーはGKチャクルが左に弾き出しました。33分の速攻から、オシムヘンが放ったループシュートはアリソンが戻りながらキャッチしています。

攻め続けたリヴァプールはフィニッシュが枠にいかず、1-0のままでハーフタイム。サラーとイサクは、後半もベンチで戦況を追っています。48分にボックス右に入ったフリンポンがニアに折り返すと、エキティケのヒールキックはチャクラが足に当ててゴールならず。激痛のアクシデントが発生したのは。54分でした。

コナテの不用意なパスをオシムヘンがインターセプトし、一気にボックスの手前へ。キャッチしたアリソンが即座に手を挙げ、膝の異変を訴えています。代役は、CLデビューとなるママルダシビリ。新たなGKをつぶすべく、一斉にブーイングが始まりました。サラー、イサク、ブラッドリーがピッチに入ったのは、62分になってからです。

エキティケが座り込んだのは66分。後ろに出たボールに足を伸ばした後、着地で捻ったようです。後を継いだのは、マック・アリスター。プレミアリーグで恒例の逆転劇を期待したのですが…。ピッチに入った直後に左からラインの裏に出たイサクは、右足のダイレクトショットをチャクラに止められ、その後はシュートゼロ。サラーは9本のパスを通しただけでした。

ガラタサライが1-0で逃げ切り、リヴァプールはスロット就任以来2度めの公式戦連敗。サラー、ヴィルツ、イサクが揃って冴えず、好調のエキティケはアリソンとともに負傷リタイアとなってしまいました。プレミアリーグ勢は低調で、ベンフィカに1-0で勝ったチェルシーの決勝ゴールは、ガルナチョのクロスを蹴り込んだリオスのオウンゴールでした。

最大のトピックスは、直近4戦で3つめのレッドカード。追加タイムは残り30秒を切っていたのですが、ジョアン・ペドロが高く上げた足がレアンドロ・ペレイラの頭をかすめ、2枚めのイエローとレッドを次々にもらってしまいました。アヤックスとのホームゲームはマルク・ギウか。コール・パルマーが間に合えばいいのですが、今はまだ股関節の痛みが消えていないようです。

クドゥス、シャビ・シモンズ、ジョアン・パリ―ニャがベンチスタートだったスパーズは、ボデ・グリムトに敗戦寸前に追い込まれ、2-2のドロー。89分の同点ゴールは、GKのクリアが味方に当たったオウンゴールでした。プレミアリーグの3チームのなかで、自力でゴールを決めたのは、FKからのペドロ・ポロのクロスを頭で合わせたファン・デ・フェンだけです。

アリソンとエキティケが心配なレッズ、最終ラインが苦しくなったブルーズと同様に、スパーズもジェームズ・マディソン、ソランケ、クルゼフスキ、コロ・ムアニを欠いています。三者三様に、しばらくはやりくりを強いられそうで、敗退回避が目標になるチームもあるかもしれません。プレミアリーグファンとしては、ベストメンバーでのバトルを見たいのですが…。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


コメントを残す