2025.11.05 チャンピオンズリーグ2025-26チャンピオンズリーグ
ミケル・メリノらしい2発で快勝!CLで4戦全勝のアーセナルは、公式戦8試合連続でクリーンシート!
アルテタ監督としては、早い時間にセーフティリードを築いて主力を下げたいところでしょう。GKラヤ、DFティンバー、サリバ、ガブリエウ、インカピエ。MFノアゴーア、ヌワネリ、デクラン・ライス、FWサカ、ミケル・メリノ、トロサール。開始1分にロングスローを入れたノアゴーアは、クリアを拾って右足でクロスを入れました。
こぼれ球を叩いたガブリエウのきわどいボレーは、右にアウト。最初のピンチをしのいだスラヴィア・プラハは、右サイドから攻め立てています。サリバが逆サイドをフォローするのを見るのは、久しぶりです。11分までに4本のシュートを許したアウェイチームは、ビルドアップで奪われるシーンが目立っており、サカやヌワネリにいいボールを出せずにいます。
デクラン・ライスはポジションを下げてボールをキープしようとしており、ティンバーはフツーのSBのように自陣のサイドに張る時間が続いています。ようやく最初のシュートを放ったのは20分。ヌワネリ、ミケル・メリノ、サカと右につながり、カットインしたサカが遠めから放った一撃は、GKマルコヴィッチが右に弾き出しました。
デクラン・ライスの縦のスルーパスで、サカがボックス左に出たのは25分。ニアに強引に打ったシュートは、コースを塞いだGKがセーブしています。28分には、ガブリエウのパスがフリーのヌワネリに通り、ボックス右でもらったサカがニアポスト際を狙うと、打つタイミングを読んでいたマルコヴィッチが左手で触ってCKに逃れました。
サカのキックがニアに入り、ガブリエウがプロヴォドと競ると、ボールはゴールラインを割って再びCK。プレイを再開しようとしないレフェリーに対するブーイングは、「ハンドはなかった」と抗議しているのでしょう。しかしオンフィールドレビューを経て、ジャッジはPK。サカが右隅に収めて、アーセナルが先制しました。
0-1となってからのプラハのサイドアタックは、ラストパスが味方に通りません。40分のCKからのトロサールとサカの連打はブロックされ、0-1のままでハーフタイム。前半のポゼッションは38%対62%、シュートは5対11、オンターゲットは0対5と、プレミアリーグでよく見るスタッツです。後半開始直後、自陣で奪ったノアゴーアが前にいたデクラン・ライスにつなぎました。
52分のプロヴォドの折り返しから、ボックスの入り口で打とうとしたザフェイリスを止めたのはサカです。0-2となってからはプレスの強度を落とし、カウンターを喰らわないようにラインをコントロールしているように見えます。60分、デクラン・ライスの素晴らしいフィードがサカへ。縦に持って放った右足のシュートは、マルコヴィッチが右に反応してキャッチしました。
アルテタ監督は、65分にヌワネリをエゼにスイッチ。フツーに考えれば「ボールをもらえなくなっていたから」ですが、この監督は「イエローをもらっていた」という理由で代える人です。デクラン・ライスの絶妙なロングフィードがゴールエリアに上がったのは68分。飛び出したマルコヴィッチは触れず、ミケル・メリノのバックヘッドが右隅に決まりました。
73分にトロサール、インカピエ、ティンバーが下がり、ベン・ホワイト、ルイス=スケリー、ダウマン。81分にはデクラン・ライスがお役御免となり、17歳のアンドレ・ハリマン=アヌースが最前線に入っています。デクラン・ライスはパス成功率96%、チャンスクリエイト5回、4本のロングフィードは成功率100%。ミケル・メリノとともにMVPに推したいパフォーマンスでした。
右サイドに入った15歳のダウマンは、ドリブルで爪痕を残したといえるでしょう。0-3で勝ったアーセナルが悔やまれるのは、タイムアップの笛が鳴る直前にオンターゲットを許してしまったことです。ガブリエウのスライディングが足元に入ったのですが、浮いたボールがラヤの正面に飛んでしまいました。
ストライカーと中盤のキーマンを欠きながらも悠々と快勝。インカピエのサイドから攻められた印象がありますが、本人はデュエル8戦全勝で、キヴィオルより頼もしく見えます。ノアゴーアはOK。気になるのは、ヌワネリが本領を発揮できなかったことぐらいでしょう。CLを4戦全勝としたアーセナルは、週末のサンダーランド戦をクリアできれば、主力が続々と復帰してきます。
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