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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ジョルジーニョ、チルウェル、オナナ…チェルシーの移籍最新トピックス!

「ユヴェントスのマウリツィオ・サッリ監督が、ナポリからチェルシーに連れていったジョルジーニョをイタリアに復帰させたがっている」というお話は、もはや周知の事実といっていいでしょう。「デイリー・メール」は、1列前を持ち場とするフェデリコ・ベルナルデスキとのスワップを画策中とレポート。ウィリアンの代役としても機能するとはいえ、ロス・バークリー、メイソン・マウント、ロフタス=チーク、コヴァチッチと駒が揃っているポジションは、プレミアリーグのクラブにとっては魅力に欠けるのではないでしょうか。

「エクスプレス」は、ドゥグラス・コスタとアドリアン・ラビオも候補に挙がっていると主張しています。両者とも、サッリの下では真価を発揮しているとはいえず、プレミアリーグで26試合出場のアンカーと等価交換とはいかないでしょう。ジョルジーニョの代理人を務めるジョアン・サントス氏は、「ユヴェントスから連絡はない。これらの噂は、新聞からしか聞こえてこない」とコメント。「サッリ監督は、人間的にも選手としても彼を高く評価しているけど、本人はチェルシーに集中しており、プレミアリーグの再開に向けて準備しているだけだ」と語り、ブルーズが興味を示さなければ移籍はないと明言しています。

「ビアンコ・ネッリが今、彼を買うのは難しいのではないか。なぜなら、トランスファーマーケットはパンデミックによって変容したからだ。ジョルジーニョは、2023年までチェルシーと契約している。副キャプテンであり、重要なプレーヤーと考えられている」。ジョアン・サントス氏が指摘するとおりで、ポール・ポグバを狙っているといわれるクラブに、さらなるビッグネームを獲得する余裕はないと見るのが妥当でしょう。ランパード監督のチームがCL出場権を獲得すれば、ユーヴェに対するディフェンスはさらに強固になるものと思われます。

チェルシーの移籍関連ニュースでいえば、チルウェル、ヴェルナー、オナナを巡る動きも気になります。ランパード監督がマルコス・アロンソとエメルソンに満足していないようで、左SBの獲得候補が複数いるのですが、レスターのベン・チルウェルは8500万ポンド(約116億円)と伝えられるぶっちぎりの最高額です。パンデミックの影響により、移籍金相場が暴落するといわれるなかでもチルウェルの値段が下がらないのは、ブレンダン・ロジャース監督と経営ボードに売る気がないからでしょう。

リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドと競合しているといわれるヴェルナーは、6月15日までならバイアウト条項にある5200万ポンドで獲得可能です。プレミアリーグのクラブが動かないのは、条項が無効になった後に安くなると判断しているからではないでしょうか。ツィエクのチームメイトであるアヤックスの守護神オナナは、明らかにお買い得な2500万ポンド(約34億2000万円)でいけるといわれています。ファン・デル・サールCEOは「50%もディスカウントしない」とビッグクラブを牽制していますが、選手が望むキャリアアップにはノーといわない姿勢を貫く方針のようです。

バルサからフィリペ・コウチーニョをレンタルするという話もありますが、トッテナムやアーセナルとの争奪戦となりそうです。GKはケパが売れるかどうか、左SBは適正価格なら獲得濃厚。中盤はいじらずウイングは補強。タミー・アブラハムとジルーがいる最前線は、バチュアイが売れなければ新戦力は獲らないのではないでしょうか。伸び盛りの若手を数多く揃えるチェルシーは、現有戦力にツィエクが加われば、充分戦えるチームです。SBをひとり手離し、ひとり加えただけといったマイナーチェンジで終わる可能性も充分にあります。ウイングとSBに関するニュースを中心に、引き続き動向を追いかけたいと思います。


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