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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ史上2位の単年74億円!チェルシーが横浜ゴムとスポンサー契約

チェルシーといえば、「SAMSUNG」。毎週、プレミアリーグを観ていれば、否が応にも頭に刷り込まれてしまうのがユニフォームのスポンサーロゴです。 サムスンがチェルシーの胸に納まったのは2005年ですから、かれこれ10年。1月にスイスフランショックで破たんしたFX大手のアルパリが、ウェストハムに払っていたのが年間300万ポンド(約5億3000万円)と聞くと、サムスンの年間1800万ポンド(約33億円)という額は、相当な高額だというのがわかります。

しかし、上には上がいました。秋には、トルコ航空と年間2500万ポンド(約46億円)の契約でユニフォームのスポンサー契約締結が合意間近と報じられていたチェルシーに、今回、倍額以上を投資する太っ腹な企業が現われたのです。ニッポンの横浜ゴム。イギリスメディア「BBC」の報道によると、彼らとチェルシーの契約は、年間4000万ポンド(約74億円)、5年間で2億ポンド(約368億円)になるとのこと。この金額は、プレミアリーグ史上第2位にあたるそうで、1位は今シーズンからマンチェスター・ユナイテッドのスポンサードを始めたアメリカの自動車メーカー「シボレー」の5300万ポンド(約97億5000万円)です。凄いですね、プレミアリーグの景気のよさは。テレビ放映権と胸だけで250億円以上入ってくるのですから。イギリスやスペインのメディアが、メッシ移籍だクリスティアーノ・ロナウド復帰だと書き立てたくなるのも無理はありません。

もう時効だと思われるので、当たり障りのない範囲で書きますが、私が以前に働いていた会社で宣伝部門の責任者をしていたとき、Jリーグの人気クラブからスポンサーのオファーをいただきました。当時、運営していたサービスのブランドカラーとそのチームのユニフォームの色が同じで、横文字ロゴ以外はNGというクラブ側の規定ともぴったりだったのです。この話は、コストパフォーマンスを吟味して最終的に断念したのですが、その額は2億円でした。今回の横浜ゴムの件は、年間74億円を払えること自体より、74億円以上の見返りが期待できることのほうに凄さを感じます。

横浜ゴムが開拓したいのは欧州を中心とした世界市場、チェルシーは日本におけるファン層の開拓をしたいのでしょう。チェルシーのブルース・バック会長は、「横浜ゴムを公式ユニフォーム・パートナーとして迎えられるのは、とてもうれしいことです。横浜ゴムが、私たちのグローバルな成長を助けてくれるとともに、日本における発展を促進してくれると考えています」と語っています。74億円はアザール獲得費用の2人分、テレビ放映権料を入れれば7人は買える金額です。こういった経済的な成長をテコに、チェルシーには、さらに強くなってほしいと思います。ライバルが強いことがマンチェスター・ユナイテッドを成長させ、ひいてはプレミアリーグ全体のレベルアップにつながると考えるからです。それにしても、やりますね、横浜ゴム。倍額以上、プレミアリーグ歴代2位というお話はインパクト大なので、今回の報道だけでも、宣伝効果として億単位の金額を取り戻したかもしれません。

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“プレミアリーグ史上2位の単年74億円!チェルシーが横浜ゴムとスポンサー契約” への2件のフィードバック

  1. ガナユ より:

    横浜ゴムのデザインが気になりますね!漢字で行くのか世界に向けてローマ字に変えるのか…カッコいいデザインになれば良いですが

  2. makoto より:

    ガナユさん>
    「YOKOHAMA」と入ると、何か日本のスポーツチームみたいですね。

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