2022.09.12 チェルシーの話題
ポッター体制で何が変わる?新生チェルシー、チャンスが増える選手・評価が下がる選手をチェック!
「正直で謙虚、好感度が高いキャラクター。かなり控えめで、移籍に関する憶測を話したり、レフェリーのジャッジに文句をいったりせず、コントロールできることに集中するのを好む。リーズ・メトロポリタン大学で、リーダーシップと心の知能指数の修士号を取得しており、マネジメントにおいては選手やスタッフとの関係構築を重視する」
「フットボールロンドン」でブライトンのレポーターを務めるリチャード・ミルズ記者が、チェルシーの新監督グレアム・ポッターの人物像を紹介しています。トーマス・トゥヘルとの確執が噂されたトッド・ベイリーオーナーは、彼の実直さを買ったのかもしれません。
ブライトンをプレミアリーグの4位に押し上げた指揮官をよく知る記者は、「What Graham Potter brings to Chelsea(グレアム・ポッターがチェルシーにもたらすもの)」と題された記事のなかで、考えられるフォーメーションについても言及しています。
「ペップ・グアルディオラと同様に、最終ラインから組み立てていくプレイを好む。この点において、メンディはベストではないので、何が起こるか興味深い。彼は3人のCBと2人のWBを起用し、中盤を固め、トップにはストライカーをひとり、時には偽9番を置く傾向がある」
「ブライトンは、ピッチの高い位置からマンツーマンでプレスをかけていたけど、後方の守備は流動的で、状況に応じてフォーメーションを変えていた。ありそうなのは、3-5-2、3-4-3、4-3-2-1などだ」
なるほど。現在のチェルシーのスカッドを見渡すと、トゥヘル解任がチャンスになる選手と、出場機会が減りそうな選手がそれぞれ存在します。プレミアリーグ開幕からの6試合を評価しつつ、指揮官交代のプラスマイナスを整理してみましょう。
まずはGK。トゥヘルの下で絶対的レギュラーだったメンディは、リーズ戦のフェイント失敗からの失点や、ハマーズ戦のパンチミスなど不安定なプレイが目立っています。ケパにとっては、ゴールマウスに返り咲くチャンスといえるでしょう。
センターバックは、フォファナ、チアゴ・シウヴァ、クリバリで決まり。セインツ戦で先発したアスピリクエタは、ラヴィアにクリアを拾われて先制を許した後、アダム・アームストロングのマークを外して逆転ゴールを喫するなど散々な出来でした。
ウイングバックは、攻撃力で他を圧倒するリース・ジェームズと、ブライトン時代にポッターに重宝されていたククレジャがレギュラーでしょう。右WBとセンターで5試合連続先発だったロフタス=チークと、ハマーズ戦で1ゴール1アシストと復活を遂げたチルウェルにとっては、監督交代はいい話ではないかもしれません。
カンテ不在の中盤センターは、負傷が癒えたコヴァチッチは当確。リーズ戦がよくなかったジョルジーニョは、3-4-2-1ならポジションを与えられるでしょう。中盤に3人並ぶ際は、アンカーにロフタス=チーク、右にコナー・ギャラガー、左にコヴァチッチという可能性もあります。
これまでの出来がよくなかったコナー・ギャラガーにとっては、評価がリセットされる新監督就任はチャンス。ノーゴールノーアシストと不振のメイソン・マウントは、ベンチに下げられてしまうかもしれません。ユーヴェから来たザカリヤは、どんな位置づけになるのでしょうか。3-4-2-1の2列め、あるいは3-5-2のセンターは、新機軸となる可能性が高いポジションです。
前線は、ブライトンにおけるトロサールの仕事をハイレベルでこなすスターリングはアンタッチャブル。トゥヘルとともに戦おうとしていたオーバメヤンはモチベーションが心配で、カイ・ハヴェルツ、ツィエク、プリシッチは新たに信頼を得るチャンスです。どのみちサブになりそうなアルマンド・ブロヤは、途中出場で結果を残せば出番が増えるでしょう。
新監督に期待したいテーマとして、若手の育成があります。スウェーデンの4部にいたエステルスンドを、5年足らずでトップリーグに導いたコーチは、ブライトンでは多くのヤングスターをトップレベルに引き上げています。
ロベルト・サンチェス、タリク・ランプティ、ベン・ホワイト、アレクシス・マック・アリスター。2020-21シーズンには、プレミアリーグの出場時間の30%をユース出身の選手が占めるという目標を達成しました。
昨季プレミアリーグで、ビッグ6に3勝4分5敗と健闘したポッター監督は、今シーズンも開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドを撃破。ペップ、クロップ、コンテが相手でも、自らのスタイルで臆せず戦えるでしょう。戦術家トゥヘルの後を継いだ47歳のマネージャーは、どんな布陣を用意しているのか。水曜日のザルツブルグ戦が楽しみです。
「フットボールロンドン」でブライトンのレポーターを務めるリチャード・ミルズ記者が、チェルシーの新監督グレアム・ポッターの人物像を紹介しています。トーマス・トゥヘルとの確執が噂されたトッド・ベイリーオーナーは、彼の実直さを買ったのかもしれません。
ブライトンをプレミアリーグの4位に押し上げた指揮官をよく知る記者は、「What Graham Potter brings to Chelsea(グレアム・ポッターがチェルシーにもたらすもの)」と題された記事のなかで、考えられるフォーメーションについても言及しています。
「ペップ・グアルディオラと同様に、最終ラインから組み立てていくプレイを好む。この点において、メンディはベストではないので、何が起こるか興味深い。彼は3人のCBと2人のWBを起用し、中盤を固め、トップにはストライカーをひとり、時には偽9番を置く傾向がある」
「ブライトンは、ピッチの高い位置からマンツーマンでプレスをかけていたけど、後方の守備は流動的で、状況に応じてフォーメーションを変えていた。ありそうなのは、3-5-2、3-4-3、4-3-2-1などだ」
なるほど。現在のチェルシーのスカッドを見渡すと、トゥヘル解任がチャンスになる選手と、出場機会が減りそうな選手がそれぞれ存在します。プレミアリーグ開幕からの6試合を評価しつつ、指揮官交代のプラスマイナスを整理してみましょう。
まずはGK。トゥヘルの下で絶対的レギュラーだったメンディは、リーズ戦のフェイント失敗からの失点や、ハマーズ戦のパンチミスなど不安定なプレイが目立っています。ケパにとっては、ゴールマウスに返り咲くチャンスといえるでしょう。
センターバックは、フォファナ、チアゴ・シウヴァ、クリバリで決まり。セインツ戦で先発したアスピリクエタは、ラヴィアにクリアを拾われて先制を許した後、アダム・アームストロングのマークを外して逆転ゴールを喫するなど散々な出来でした。
ウイングバックは、攻撃力で他を圧倒するリース・ジェームズと、ブライトン時代にポッターに重宝されていたククレジャがレギュラーでしょう。右WBとセンターで5試合連続先発だったロフタス=チークと、ハマーズ戦で1ゴール1アシストと復活を遂げたチルウェルにとっては、監督交代はいい話ではないかもしれません。
カンテ不在の中盤センターは、負傷が癒えたコヴァチッチは当確。リーズ戦がよくなかったジョルジーニョは、3-4-2-1ならポジションを与えられるでしょう。中盤に3人並ぶ際は、アンカーにロフタス=チーク、右にコナー・ギャラガー、左にコヴァチッチという可能性もあります。
これまでの出来がよくなかったコナー・ギャラガーにとっては、評価がリセットされる新監督就任はチャンス。ノーゴールノーアシストと不振のメイソン・マウントは、ベンチに下げられてしまうかもしれません。ユーヴェから来たザカリヤは、どんな位置づけになるのでしょうか。3-4-2-1の2列め、あるいは3-5-2のセンターは、新機軸となる可能性が高いポジションです。
前線は、ブライトンにおけるトロサールの仕事をハイレベルでこなすスターリングはアンタッチャブル。トゥヘルとともに戦おうとしていたオーバメヤンはモチベーションが心配で、カイ・ハヴェルツ、ツィエク、プリシッチは新たに信頼を得るチャンスです。どのみちサブになりそうなアルマンド・ブロヤは、途中出場で結果を残せば出番が増えるでしょう。
新監督に期待したいテーマとして、若手の育成があります。スウェーデンの4部にいたエステルスンドを、5年足らずでトップリーグに導いたコーチは、ブライトンでは多くのヤングスターをトップレベルに引き上げています。
ロベルト・サンチェス、タリク・ランプティ、ベン・ホワイト、アレクシス・マック・アリスター。2020-21シーズンには、プレミアリーグの出場時間の30%をユース出身の選手が占めるという目標を達成しました。
昨季プレミアリーグで、ビッグ6に3勝4分5敗と健闘したポッター監督は、今シーズンも開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドを撃破。ペップ、クロップ、コンテが相手でも、自らのスタイルで臆せず戦えるでしょう。戦術家トゥヘルの後を継いだ47歳のマネージャーは、どんな布陣を用意しているのか。水曜日のザルツブルグ戦が楽しみです。
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