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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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中盤の平均年齢は20.2歳!アメリカ遠征が始まるチェルシーは、若手シフトのスカッドに注目!

レクサム、ブライトン、ニューカッスル、フラム、ドルトムント。アメリカの5都市で、フレンドリーマッチを行うチェルシーのプレシーズンツアーのメンバーが発表されました。その顔ぶれを見ると、夏にクラブに別れを告げる昨季の主力は、最低でも13人になるということがわかります。

ルカク、オーバメヤン、ツィエク、ハドソン=オドイは不参加。ポチェッティーノ監督は、「この決定に、われわれ全員が同意している。選手とクラブは最善の解決策を見つけるために懸命に取り組んでいる」と説明しています。オーバメヤンはマルセイユ、ルカクはユーヴェでしょうか。ハドソン=オドイには、フラムが狙っているという噂があります。

既に移籍が決まったのは総勢9人。カイ・ハヴェルツ、コヴァチッチ、ロフタス=チーク、メイソン・マウント、プリシッチ、クリバリ、メンディ、アスピリクエタ、カンテという錚々たるメンバーです。4人が抜けた中盤は、カイセド獲得が不可欠でしょう。アメリカに行く6人のうち、3人はティーンエイジャーで、レギュラークラスといえるのはエンソ・フェルナンデスだけです。

コナー・ギャラガー、チュクエメカ、アンドレイ・サントス、チェーザレ・カサデイ、ルイス・ホール、そしてエンソ・フェルナンデス。最年長が23歳のコナー・ギャラガーで、平均年齢20.2歳というフレッシュな陣容です。3年後は楽しみですが…。ポチェッティーノ監督は、「育てながら勝つ」と腹をくくっているのでしょうか。

不安な空気が漂うのは、中盤だけではありません。ウェズレイ・フォファナが前十字靭帯断裂で長期離脱となった最終ラインも、厳しい状況に陥っています。バディアシルもハムストリングを痛め、ツアーを欠場。元気なCBはチアゴ・シウヴァ、トレヴォ・チャロバー、ハンフリーズ、コルウィル、ギルクリストの5人で、クリバリを呼び戻したくなります。

右のフルバックもリース・ジェームズが不在で、本職はマロ・ギュストのみ。前線もムドリク、スターリング、ノニ・マドゥエケ、アンジェロ・ガブリエル、ディエゴ・モレイラ、ニコラス・ジャクソン、エンクンク、バーストウ、リチャーズと若手主体で、万全といえるのはチルウェル、ククレジャ、マートセンの左SBぐらいです。

GKのケパ、スロニナ、ベルグストロム、ビーチ、カミングを含む参加メンバー29人のプロフィールを見ると、チェルシーが大胆な世代交代を進めようとしているのがわかります。獲得候補といわれているカイセドとガブリ・ヴェイガは21歳、ラヴィアは19歳。若手の育成に定評がある指揮官の下で、3年後にビッグタイトルを獲れるチームを完成させようとしているのでしょう。

ノニ・マドゥエケ、ムドリク、エンクンクらが本領を発揮し、最終ラインがうまく機能すれば、プレミアリーグのTOP4争いに絡んできそうですが、キーマンが負傷離脱となった途端に崩れるリスクも内在しているように感じられます。目論見通りのスカッドか、勝算なき船出か。プレシーズンマッチを経て、抜擢される若手をチェックしましょう。私の推しはルイス・ホールです。


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