2024.10.30 チェルシーの話題
圧巻だったコール・パルマーのロングスルーパス!5位浮上のチェルシーは優勝争いに食い込むのか?
速かった、ペドロ・ネト!ニューカッスル戦の18分の先制ゴールは、ウルヴスから来た快足ウインガーのプロモーション動画に、ぜひ入れたいシーンです。いや、その前に、自陣の深い位置から出したコール・パルマーの超絶フィードに触れなければなりません。直前にクロスをカットしたのはコルウィル。右サイドでパスを受けたマロ・グストに、速く攻める意図はなかったはずです。
ボールが足元に届いたとき、コール・パルマーはジョエリントンのプレッシャーを受けていました。左サイドを見たのはコンマ数秒、アンソニー・ゴードンをかわした直後です。外にいたペドロ・ネトが上がるのを確認したリヴラメントは、20番のプレイを見ながら引いていたのですが、左足のロングフィードは彼の想像を超えていました。
ボールが外に出てきたら、ウインガーの進路に入って遅らせようとしていたSBは、内側を抜いてくるスルーパスに慌て、スリップしてしまいました。このボールが凄かったのは、中央から追いかけてきたシェアが間に合わない絶妙なコースだったことです。先にタッチし、CBのスライディングをかわしたペドロ・ネトがゴール前を確認すると、ニコラス・ジャクソンがフリーです。
完璧なグラウンダーをど真ん中にプッシュしたストライカーは、今季プレミアリーグ6ゴール。走り寄ってコール・パルマーの肩に腕をまわしたコルウィルは、感動したのでしょう。サポーターの拍手を背中で受けたエースは、1-1の後半立ち上がりに決勝ゴールをゲットし、再度スタンフォード・ブリッジを絶叫の渦に巻き込みました。
ハーフラインにいたイサクに縦パスが出たのは46分。ダイレクトの落としをミスしたストライカーは、コルウィルに密着されて焦ったのか、中途半端なタッチをラヴィアにカットされてしまいました。ボールを拾ったのはコール・パルマー。3対3のショートカウンターとなり、ドリブルでボックス左に持ち込んだ20番は、対峙したシェアと勝負せずに左足でニアを狙いました。
ニック・ポープがシュートを弾き切れなかったのは、打つタイミングも足を振り抜くスピードも、イメージより速かったからでしょう。2023-24シーズンのプレミアリーグは34試合22ゴール11アシスト、今季は9試合7ゴール5アシスト。ハイペースでゴール&アシストを重ねる絶対的エースは、近年のチェルシーで最高の補強といい切っていいでしょう。
首位マン・シティに6ポイント差で、3位アーセナルと1ポイント差の5位。「チェルシーは優勝争いに食い込んできた」というのは、時期尚早でしょうか。エンツォ・マレスカ率いるチームの目下の課題を並べてみましょう。コルウィル、カイセド、コール・パルマーといった背骨を欠いたときの戦い方。ゴールを決めた選手が5人は、TOP10で最少です。
既にマンチェスター・シティとリヴァプールに敗れており、ビッグ6やヴィラとの直接対決で勝てるのか。これらに「OK」のハンコを捺すための第一歩は、ジョアン・フェリックス、サンチョ、エンクンク、ペドロ・ネト、ムドリクらサブの選手が、プレミアリーグでハイパフォーマンスを続けることでしょう。
中盤から後ろは、復帰したリース・ジェームズやラヴィア、アダラビオヨがキックオフからピッチに立っていますが、前線に目を移すと、プレミアリーグで2試合以上の先発経験があるのはサンチョのみです。スケジュールがタイトになる年末以降、ターンオーバーがより機能するようになれば、ポイントを失うゲームを減らせるはずです。
今はまだ、新監督の戦術のベースができてきた段階で、交代策が空回りする試合もあります。次節からはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとビッグ6との連戦です。ベストメンバーで戦えるチェルシーは、やりくりに苦慮するライバルから6ポイントを奪えるでしょうか。連勝して3位にジャンプアップすれば、「優勝を争う」と書くメディアが増えるのではないかと思います。
ボールが足元に届いたとき、コール・パルマーはジョエリントンのプレッシャーを受けていました。左サイドを見たのはコンマ数秒、アンソニー・ゴードンをかわした直後です。外にいたペドロ・ネトが上がるのを確認したリヴラメントは、20番のプレイを見ながら引いていたのですが、左足のロングフィードは彼の想像を超えていました。
ボールが外に出てきたら、ウインガーの進路に入って遅らせようとしていたSBは、内側を抜いてくるスルーパスに慌て、スリップしてしまいました。このボールが凄かったのは、中央から追いかけてきたシェアが間に合わない絶妙なコースだったことです。先にタッチし、CBのスライディングをかわしたペドロ・ネトがゴール前を確認すると、ニコラス・ジャクソンがフリーです。
完璧なグラウンダーをど真ん中にプッシュしたストライカーは、今季プレミアリーグ6ゴール。走り寄ってコール・パルマーの肩に腕をまわしたコルウィルは、感動したのでしょう。サポーターの拍手を背中で受けたエースは、1-1の後半立ち上がりに決勝ゴールをゲットし、再度スタンフォード・ブリッジを絶叫の渦に巻き込みました。
ハーフラインにいたイサクに縦パスが出たのは46分。ダイレクトの落としをミスしたストライカーは、コルウィルに密着されて焦ったのか、中途半端なタッチをラヴィアにカットされてしまいました。ボールを拾ったのはコール・パルマー。3対3のショートカウンターとなり、ドリブルでボックス左に持ち込んだ20番は、対峙したシェアと勝負せずに左足でニアを狙いました。
ニック・ポープがシュートを弾き切れなかったのは、打つタイミングも足を振り抜くスピードも、イメージより速かったからでしょう。2023-24シーズンのプレミアリーグは34試合22ゴール11アシスト、今季は9試合7ゴール5アシスト。ハイペースでゴール&アシストを重ねる絶対的エースは、近年のチェルシーで最高の補強といい切っていいでしょう。
首位マン・シティに6ポイント差で、3位アーセナルと1ポイント差の5位。「チェルシーは優勝争いに食い込んできた」というのは、時期尚早でしょうか。エンツォ・マレスカ率いるチームの目下の課題を並べてみましょう。コルウィル、カイセド、コール・パルマーといった背骨を欠いたときの戦い方。ゴールを決めた選手が5人は、TOP10で最少です。
既にマンチェスター・シティとリヴァプールに敗れており、ビッグ6やヴィラとの直接対決で勝てるのか。これらに「OK」のハンコを捺すための第一歩は、ジョアン・フェリックス、サンチョ、エンクンク、ペドロ・ネト、ムドリクらサブの選手が、プレミアリーグでハイパフォーマンスを続けることでしょう。
中盤から後ろは、復帰したリース・ジェームズやラヴィア、アダラビオヨがキックオフからピッチに立っていますが、前線に目を移すと、プレミアリーグで2試合以上の先発経験があるのはサンチョのみです。スケジュールがタイトになる年末以降、ターンオーバーがより機能するようになれば、ポイントを失うゲームを減らせるはずです。
今はまだ、新監督の戦術のベースができてきた段階で、交代策が空回りする試合もあります。次節からはマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとビッグ6との連戦です。ベストメンバーで戦えるチェルシーは、やりくりに苦慮するライバルから6ポイントを奪えるでしょうか。連勝して3位にジャンプアップすれば、「優勝を争う」と書くメディアが増えるのではないかと思います。
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