デクラン・ライスVSモイセス・カイセド!日曜日のダービーで激突する1億ポンドのMFを徹底比較!
バイエルン・ミュンヘンに完勝した水曜日の夜。「CBSスポーツ」の記者にモイセス・カイセドとの対決について聞かれたデクラン・ライスは、率直に「彼をリスペクトしている」と語っています。首位攻防戦となるチェルシーVSアーセナルで最も注目されるのは、2023年の夏に1億ポンドを超える移籍金が話題になったMFの直接対決です。
ミッドウイークのチャンピオンズリーグを見ると、両者ともにコンディションは万全といえそうです。ドイツ王者を3-1で下した一戦で、11.6kmを走破したデクラン・ライスはまさにモンスター。ハーフラインからゴール前に持ち込んでノイアーと勝負した後、インターセプトからノニ・マドゥエケに勝ち越しゴールを決めさせるまでの濃密な時間は、圧巻のひとことでした。
バルセロナに3-0で完勝したゲームで中盤を仕切ったカイセドは、両チームを通じて最多となる69本のパスを通し、チャンスクリエイト2回とリカバリー10回を記録しています。これまでの直接対決は、ブライトンVAウェストハムではカイセドの3戦全勝。アーセナルVSチェルシーでは、デクラン・ライスが2勝2分で優位に立っています。
2025-26シーズンのプレミアリーグにおけるスタッツを比べてみましょう。デクラン・ライスは12試合2ゴール3アシスト、モイセス・カイセドは11試合3ゴール1アシスト。チャンスクリエイトは21対6、クロス成功は18対1、ドリブル成功は7対5と、より前でプレイするデクラン・ライスが勝っていますが、ミドルシュートの精度はカイセドに軍配が上がります。
守備のスタッツを見ると、こちらはカイセドの圧勝です。26回のインターセプトはリーグ1位で、デクラン・ライスは9回。タックル成功もカイセドがリーグ5位の20回で、デクラン・ライスは13回です。ブルーズのアンカーはデュエル60勝で、ガナーズの8番は45勝。リカバリーも57対52でエクアドル代表の勝利です。
攻撃はデクラン・ライス、守備はカイセド。それぞれのポジションとプレースタイルが反映された結果ともいえるでしょう。パスの本数を見ると、デクラン・ライスは708本でMFの5位、カイセドは633本で7位ですが、成功率は90.7%対90.1%でカイセドが上回っています。パスに関するトータルのスタッツはほぼイーブンですが、カイセドにはもうひとつ切り札があります。
「ハイプレッシャーを受けた状態でのパス成功率」で、87%はリーグTOP。84%で4位のデクラン・ライスとの間に、ニコ・ゴンザレスとジャック・グリーリッシュがいます。守備とパスワークはカイセド、攻撃はデクラン・ライスというと、2勝1敗でチェルシーのMFが勝っているように見えますが、デクラン・ライスは怖ろしい武器を隠し持っています。
そう、ランに関してはボックス・トゥ・ボックスの8番が圧勝です。90分あたりの平均走行距離は12.3kmと10.2kmで、最高速度は33.9km/hと31.8km/h。オフ・ザ・ボールのランは162回と63回、ファイナルサードへの走り込みは48回対4回で、カイセドに反論の余地はありません。41番の最大の強みはプログレッシブキャリーで、1095.6mはエリオット・アンダーソンを凌ぐNo.1です。
「テレグラフ」のクリス・バスコム記者が9月に「ライアン・フラーフェンベルフをプレミアリーグで最高のMFとして認めるときが来た」と書いたときは、「モイセス・カイセドのほうが上でしょう」と反論しました。リヴァプールのMFを8番として評価すると、今度は「デクラン・ライスがNo.1です」といわざるを得ません。
そろそろ、話をまとめましょう。守備力とパスワークが秀逸なアンカーと、攻撃力とランが素晴らしい8番は、どちらもプレミアリーグの頂点に君臨するMFといえます。アーセナルが中盤を支配したら、デクラン・ライスの走力と展開力が活きる一方で、カイセドのボール奪取からの速攻も脅威になります。
逆の展開なら、デクラン・ライスの武器はカウンターでのスプリントとプレースキックで、カイセドのミドルがラヤを慌てさせるシーンも増えそうです。日曜日のシックスポインターで、勝つのはどっちか?「ズビメンディがMVP」「決め手はエンソ・フェルナンデス」でも、それはそれで盛り上がるでしょう。いずれにしても、まずは中盤のせめぎ合いに注目したいと思います。
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