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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

抗議、困惑、スルー…チェルシーが始めた「センターサークルで円陣」。相手チームの反応は?

始まりは、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ・スタジアム。チャンピオンズリーグのリーグフェイズの最終戦で、ナポリに勝てばTOP8フィニッシュという重要な一戦でした。ハーフタイムは2-1でリードされていたチェルシーは、ジョアン・ペドロの2発で逆転し、ラウンド16へのストレートインを果たしました。続くウェストハム戦は、全員の意思疎通を欠いていたようです。

すみません。最初に説明するべきでした。何の話かというと、キックオフ前の円陣です。プレミアリーグに限らず、多くのチームが自陣で円陣を組んで、集中力と一体感を高めています。現在のチェルシーは、センターサークルで輪を作るようになっており、ニューカッスル戦の珍風景が話題になりました。ブルーの円陣の中央に、レフェリーのポール・ティアニーがいたのです。

試合のスタートを告げるホイッスルを吹くために、ボールの前にいたレフェリーの周りに選手たちが集まってきます。コール・パルマーは後ろからティアニーに抱きつき、やがていつものサークルが完成しました。居心地が悪そうなティアニー。キャプテンのリース・ジェームズが仲間にメッセ―ジを伝えている間も、10番はレフェリーを凝視しています。

ただそこに立って、セレモニーが終わるのを待っていた男に対して「どういう気分なんだろう」と思ったのでしょう。黄色いシャツのほうこそ、「どういうつもり?」といいたかったはずです。12人で意思統一を図り、それぞれが自分の持ち場に向かうと、最後まで残っていたフォファナがレフェリーに声をかけています。「一緒にがんばろう」、あるいは「今日はレッドカードは勘弁してね」でしょうか。

ハマーズ戦の試合前は、センターサークルと決まっていなかったようで、副キャプテンのエンソ・フェルナンデスが「やるぞ!」といわなければ自陣に向かっていたでしょう。この試合も、ジョアン・ペドロの2発とエンソ・フェルナンデスの決勝ゴールで3-2の逆転勝利。こうなると、ゲン担ぎとしてやらざるを得なくなります

ここからの9試合は、「センターサークルの円陣に、相手チームはビビる?ビビらない?」といったテーマの「モニタリング」を見ているようでした。カラバオカップのアーセナルはガン無視で、遅れて登場したアルテタ監督は見ていませんでした。ウルヴスは困惑気味でしたが、リーズとハル・シティはスルーしていました。

バーンリーの選手たちはピッチに入るのが遅れ、特に問題にはなりませんでした。エミレーツのプレミアリーグは、ガナーズのメンバーにとって2度めの体験で、サリバがチラ見して「アイツら、何やねん(フランス語で)」。揉めたのはヴィラ・パークで、オリー・ワトキンスはレフェリーに抗議し、アマドゥ・オナナは苛立ちを隠さず「早くやめさせろ」といっています。

センターサークルにいたレクサムの選手にフキダシをつけるとしたら、「別にいいけど、長くない?」でしょうか。パリ・サンジェルマンの11人は、近くで円陣を組んでいました。パルク・デ・プランスは5-2の大敗で、レフェリーを巻き込んだニューカッスル戦はホームで0-1。ナポリ以降の戦績は6勝2分4敗で、効果は微妙です。

マグパイズとの一戦は、22本のシュートを放ちながらノーゴール。18分のリヴラメントの素晴らしいスルーパスから、ウィロック、アンソニー・ゴードンとつながり、決勝ゴールを許してしまいました。連敗となった今こそ、今後の方針を確認するべきです。パリとのセカンドレグで4点差以上の勝利なら続行で、公式戦3連敗となったら別な企画を考えるのは、いかがでしょうか。

スタートが1月だったので、「リアム・ロシニオール・プロデュース」かと思いきや、若い指揮官は関与しておらず、選手たちの発案だったそうです。この件について記者に意見を求められた指揮官の「彼らの団結力と一体感、精神力は本当に素晴らしい。こういうものが必要なんだ」というコメントは、「彼らの」という突き放したニュアンスが気になります。

マグパイズとの試合後のプレスルームで、「レフェリーは正しいジャッジを下すことより、円陣を組んだ選手たちの邪魔をすることに興味があったようだ」と非難した指揮官は、内心では「そろそろ、終わりにしてもらってもいいかな」と思っているとか…?ミッドウイークのパリとのセカンドレグで最初に注目すべきは、もちろんキックオフの前に11人が集まるエリアです。


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