祝・契約延長!ELで真価を発揮したカラム・ハドソン=オドイの4発をプレーバック!
プレミアリーグ通算12試合ノーゴール1アシスト、ビッグチャンスを2回創り、決定機でのミスが1回。スタッツを並べると、凡庸な選手にしか見えませんが、実際にプレイを観た方なら「次世代のスター候補」という言葉にうなずいていただけるのではないでしょうか。最大の武器は切れ味鋭いドリブル、そしてトラップしてから打つまでが速いフィニッシュ。百戦錬磨のDFが足を出すタイミングを失い、枠に飛んだボールを見て焦りの表情を浮かべるシーンに何度も驚かされました。
彼が真価を発揮したのは、無敗&全試合ゴールという素晴らしいレコードでトロフィーをゲットしたヨーロッパリーグでした。最初のゴールは11月29日、グループステージ5節のPAOKサロニカ戦。この大会で初のスタメンだったハドソン=オドイは、60分にボックス左のコーナーでパスを受けると、細かいタッチでDFを牽制しながら予想外のタイミングでニアにシュート。決まってみれば、GKが中に寄り過ぎていたとわかるのですが、10代の選手とは思えない冷静な判断に背筋がゾクゾクするファインショットでした。
2ゴールめは、ラウンド32のマルメFF戦です。2-0の84分、ウィリアンのロングフィードを右サイドで受け、ボックスに入ると迷わず右足を強振。勢いに乗ったウインガーは、ディナモ・キエフと当たったラウンド16のホーム&アウェイで2発を叩き込み、EL3試合連続ゴールを達成しました。スタンフォードブリッジでのファーストレグは78分からの出場でしたが、90分のカウンターでロフタス=チークの落としをもらって、右足のコントロールショット。キエフでのゴールは、ジルーのスルーパスでラインの裏に抜け出して決めた美しい一撃でしたが、ストライカーがミスパスを拾う直前にマーカーを振り切る速い動き出しが印象的でした。
1月にトランスファーリクエストを出したといわれた若きドリブラーは、チェルシーに留まりELで8試合4ゴール。すべてのゴールが2-0以上でリードしているシーンだったのは、多少割り引きしたくなるところですが、フィニッシュの冷静さ、正確さはブルーズのなかでもトップクラスでしょう。負傷で新シーズンの序盤戦を棒に振ることが決まっているにも関わらず、バイエルンが3500万ポンドでオファーしたといわれる逸材は、週給10万ポンド(約1350万円)という評価を受け入れ、スタンフォードブリッジに残ることになりました。好きな選手の契約延長のニュースは、やはりうれしいものです。ELまではチェックしてなかったという方、秋には戻ってくると思われますので、超速ドリブルと変態シュートにぜひご注目ください。
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BBCならまず間違いないと思うのですが、いまだ公式発表はありませんね
ただでさえ重要な若手なのに加えて、補強禁止の状況ですから何としてもサインして欲しいところ
マウントもチークもサインしてるこの流れ、続いてほしいなー