今こそ、変化を志向する時。スロバキアと戦うイングランドは、コール・パルマーとメイヌーに期待!
スロヴェニア戦の92分、左から自陣中央に持ち込んだのは、途中出場のアンソニー・ゴードン。2人の間を通す高速の縦パスは、アーノルドやコナー・ギャラガーに期待されていたボールでした。右からスペースに出て受けたのは、ハーフタイムに登場したコビー・メイヌー。スパイクの裏でハリー・ケインに落としたダイレクトパスは、プレミアリーグで見せるいつものプレイです。
前半だけで5本を記録していたハリー・ケインは、後半は沈黙を続けており、強引にミドルを放ってもおかしくありませんでした。しかし無理せず、右足アウトで外から走り込んできたコール・パルマーに流したのは、最適なジャッジ。71分にサカの後を継いだレフティは力んでしまったのか、左足のダイレクトショットはオブラクが捕りやすいコースに飛んでしまいました。
コースをカバーしようと左サイドから走ってきたドルクシッチの逆を突き、ファーポスト際を狙っていたら、勝利の立役者になっていたはずです。今大会のイングランドが、ダイレクトパスを連発してチャンスを創ったのは、初めてだったのではないでしょうか。見どころなきゴールレスドローのなかで、次に希望をつなげた唯一のシーンといっても大げさではないでしょう。
グループステージの最終日にジョージアがポルトガルに勝ったため、ラウンド16でオランダという最悪のドローは回避しました。とはいえ、ベルギーを倒したスロバキアは侮れません。セルビアに0-1、デンマークに1-1、スロヴェニアに0-0。ゴール欠乏症に陥ったチームの改善を求められているサウスゲート監督は、今こそが変化を志向する時でしょう。
スターの共存より、適材適所と心身のコンディションを重視したほうが、いい結果が得られるのではないかと思います。もっとストレートにいいましょう。スロヴェニア戦の最終盤のチャンスに絡んだ3人をスタートから起用すれば、ファイナルに進出した前回大会のような勝負強いチームになる可能性が高まるのではないでしょうか。
スロヴェニア戦におけるコナー・ギャラガーのパス成功本数は17本。キックオフからの13分は、1本もありませんでした。ハーフタイムからのメイヌーは、最初の20分で前任の本数を超え、最終的には33本を通して成功率97%を記録しています。ボールタッチはギャラガーが24回、メイヌーは40回。ボックス内の2タッチは、アーノルドやギャラガーにはなかった数字です。
71分に加わったコール・パルマ―は、あのシュートシーンまでは空回り気味の時間帯もありましたが、エースの近くでプレイさせれば決定機を増やせそうです。疲労困憊のベリンガムとサカをリフレッシュさせる意味でも、右にフォーデン、中央にコール・パルマー、左にアンソニー・ゴードンの適材適所は試す価値があるでしょう。
スロバキア戦の終盤までに2点リードを得られれば、いずれ起用するシーンがありそうなコンサやジョー・ゴメスの慣らし運転がしやすくなります。プレミアリーグの中小クラブのように、レギュラーを固定して15人でまわしているような指揮官は、スカッドを目いっぱい活用して勝てるチームを築かなければなりません。
注目の一戦は日曜日。ユーロ2020でも、クロアチアに1-0、スコットランドとの対決は0-0、チェコに1-0とグループステージでは苦しんでいます。プレミアリーグのMVP、フォーデンは自らの価値を知らしめることができるのか。新たなスターは誕生するのか。コナー・ギャラガ―をメイヌーに代えただけのスタメンを見たら、キックオフの前に肩を落としてしまいそうですが…。
前半だけで5本を記録していたハリー・ケインは、後半は沈黙を続けており、強引にミドルを放ってもおかしくありませんでした。しかし無理せず、右足アウトで外から走り込んできたコール・パルマーに流したのは、最適なジャッジ。71分にサカの後を継いだレフティは力んでしまったのか、左足のダイレクトショットはオブラクが捕りやすいコースに飛んでしまいました。
コースをカバーしようと左サイドから走ってきたドルクシッチの逆を突き、ファーポスト際を狙っていたら、勝利の立役者になっていたはずです。今大会のイングランドが、ダイレクトパスを連発してチャンスを創ったのは、初めてだったのではないでしょうか。見どころなきゴールレスドローのなかで、次に希望をつなげた唯一のシーンといっても大げさではないでしょう。
グループステージの最終日にジョージアがポルトガルに勝ったため、ラウンド16でオランダという最悪のドローは回避しました。とはいえ、ベルギーを倒したスロバキアは侮れません。セルビアに0-1、デンマークに1-1、スロヴェニアに0-0。ゴール欠乏症に陥ったチームの改善を求められているサウスゲート監督は、今こそが変化を志向する時でしょう。
スターの共存より、適材適所と心身のコンディションを重視したほうが、いい結果が得られるのではないかと思います。もっとストレートにいいましょう。スロヴェニア戦の最終盤のチャンスに絡んだ3人をスタートから起用すれば、ファイナルに進出した前回大会のような勝負強いチームになる可能性が高まるのではないでしょうか。
スロヴェニア戦におけるコナー・ギャラガーのパス成功本数は17本。キックオフからの13分は、1本もありませんでした。ハーフタイムからのメイヌーは、最初の20分で前任の本数を超え、最終的には33本を通して成功率97%を記録しています。ボールタッチはギャラガーが24回、メイヌーは40回。ボックス内の2タッチは、アーノルドやギャラガーにはなかった数字です。
71分に加わったコール・パルマ―は、あのシュートシーンまでは空回り気味の時間帯もありましたが、エースの近くでプレイさせれば決定機を増やせそうです。疲労困憊のベリンガムとサカをリフレッシュさせる意味でも、右にフォーデン、中央にコール・パルマー、左にアンソニー・ゴードンの適材適所は試す価値があるでしょう。
スロバキア戦の終盤までに2点リードを得られれば、いずれ起用するシーンがありそうなコンサやジョー・ゴメスの慣らし運転がしやすくなります。プレミアリーグの中小クラブのように、レギュラーを固定して15人でまわしているような指揮官は、スカッドを目いっぱい活用して勝てるチームを築かなければなりません。
注目の一戦は日曜日。ユーロ2020でも、クロアチアに1-0、スコットランドとの対決は0-0、チェコに1-0とグループステージでは苦しんでいます。プレミアリーグのMVP、フォーデンは自らの価値を知らしめることができるのか。新たなスターは誕生するのか。コナー・ギャラガ―をメイヌーに代えただけのスタメンを見たら、キックオフの前に肩を落としてしまいそうですが…。
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