2025.10.16 イングランド代表
全勝&無失点でワールドカップ出場を決めたイングランド代表は、U-23だけでも超充実のメンバー!

次のワールドカップまでの契約といわれても、今のイングランド代表の監督を任されれば、5年先、10年先を見据えた強化プランを考えたくなるでしょう。14日にラトヴィアを0-5で下し、無失点の6戦全勝でワールドカップ出場を決めたスリーライオンズは、ベテラン、中堅、若手のバランスが抜群のチームで、次世代を担うヤングスターが続々と登場しています。
最前線のハリー・ケインと最後方のピックフォードは、今がピークといえるほどの絶好調。ベテランに頼らなければならないポジションはこの2つだけで、サイドと中盤の充実度は世界でもトップクラスです。右サイドはサカ、フォーデン、ボーウェン、トップ下はベリンガム、コール・パルマー、エゼ、ギブス=ホワイト、モーガン・ロジャース。左サイドは論争になっています。
トゥヘル監督の就任当初は、ラシュフォードが重用されていたのですが、セルビア戦までの4試合のゴールはPK1発のみ。10月の招集では、アンソニー・ゴードンがファーストチョイスとなっています。アーセナルに移籍したエゼとノニ・マドゥエケは左サイドもOK。目下の議論のテーマは、「プレミアリーグのアシストランキングでTOPのグリーリッシュを選ぶべきか否か」です。
サイドといえば、フルバックも指揮官を悩ませています。右サイドはリヴラメント、リース・ジェームズ、ジェド・スペンス、リコ・ルイス。うまく機能させるには時間がかかりそうなアレクサンダー=アーノルドは、メンバーから漏れてしまうかもしれません。逆サイドはルイス=スケリー、ルイス・ホール、ルーク・ショー。ダン・バーンをサイドにまわす必要はなさそうです。
中盤のデクラン・ライスとエリオット・アンダーソンはもはや不動のコンビで、メディアの話題はバックアッパー探しです。今回は選ばれなかったアダム・ウォートンはパスワークが魅力ですが、リスキーなフィードの多さを懸念されているのでしょうか。メイヌーはクラブで出番を増やせなければ難しそうです。6番の仕事を求めるなら、適任はヘンダーソンでしょう。
最終ラインの真ん中は、負傷がなければジョン・ストーンズは当確。相棒はコンサとマーク・グエイの一騎打ちムードですが、ダン・バーン、マグワイア、クアンサーにもチャンスは残されています。こうして名前を挙げてみると、半分以上が2030年のワールドカップでもプレイできそうで、8年後となる2034年のリストも既に充実しています。
プレミアリーグの選手とユースの代表メンバーから、23歳以下の候補をピックアップしてみたのですが、総勢32人に膨れ上がってしまいました。2026年は選外となりそうなプレーヤーだけを並べてみましょうか。20年前が嘘のような充実ぶりで、FAのインフラ整備とクラブとの連携や、ビッグ6のアカデミー強化などの施策が実を結んでいるのを実感します。
ヌワネリ、マックス・ダウマン、エングモワ、アーチー・グレイ、コルウィル、アチャンポン、バイノー=ギッテンス、リアム・デラップ、タイリーク・ジョージ、ブランスウェイト、ディブリング、エイデン・ヘヴン、メイヌー、ルイス・ホール、エリオット、ファビオ・カルヴァーリョ、ジェームズ・マカティー、ルイス・マイリー、ジョシュア・キング、マイキー・ムーア…。
勢いに乗って、U-23のみのスターティングメンバーを選んでみましょう。GKトラフォード、DFリヴラメント、クアンサー、ブランスウェイト、ルイス=スケリー。中盤センターはエリオット・アンダーソンとアダム・ウォートン、2列めはコール・パルマー、ベリンガム、ノニ・マドゥエケ、最前線はリアム・デラップ。今でもウェールズやセルビアには勝てそうな顔ぶれです。
ヌワネリ、コルウィル、メイヌー、モーガン・ロジャースを外すのはしのびなかったのですが、戦う相手が悪かったと諦めてもらうしかありません。フラムでプレミアリーグ全試合出場のジョシュア・キング、昨シーズンのセインツで頭角を現したディブリング、大陸のクラブからも注目されているマイキー・ムーアのティーンエイジャートリオは、今後の成長を期待しましょう。
スミス・ロウ、セセニョン、サンチョ、アンヘル・ゴメスは、25歳にして代表へのルートをカットされてしまうのか。プレミアリーグを長く見続けてきたファンとしては、過去最高のメンバーが揃ったように感じられる2026年に、60年ぶりの戴冠を果たしてほしいのですが…。いや、もちろん日本代表も応援してます。でも、それはそれ、これはこれということで。
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