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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ランパード初勝利、マン・シティとスパーズも快勝!FAカップ4回戦速報。

ランチタイムキックオフのチェルシーとウェストハムが大苦戦を強いられた後、15時キックオフの8試合に大番狂わせはありませんでした。FAカップ4回戦2日め。最初のトピックスは、エヴァートンの指揮官に就任したフランク・ランパードの緒戦勝利です。

グディソン・パークで開催されたブレントフォードとのゲームで、先制ゴールを決めたのはジェリー・ミナでした。アンドレ・ゴメスのミドルで得たCK。195cmのストロングヘッダーは、リコ・ヘンリーを腕でブロックして競り勝ち、ゴール右に突き刺しました。ハーフタイムは1-0、2点めは48分。アランの絶妙な浮き球が右からスプリントしたリシャルリソンに通り、飛び出してきたGKラヤの脇を抜くシュートがネットを揺らしました。

53分に縦パスで抜け出したイヴァン・トニーをピックフォードが倒してしまい、PKで1点差に戻されますが、62分のCKで競り合いからのこぼれ球をホルゲートが頭でプッシュして3-1。ブレントフォードの攻撃を封じ、勝利に近づいたエヴァートンは、90分にタウンゼントが豪快な左足シュートを叩き込んで4-1で快勝しました。歓迎ムードのサポーターに対して、ランパード監督はガッツポーズを連発。スタジアムとピッチの一体感も、新たなチームの武器のひとつとなりそうです。

同じ時間にフラムと戦ったマンチェスター・シティは、キックオフからわずか4分で失点を喫してしまいました。速攻から右サイドでハリー・ウィルソンがキープしたとき、中央のファビオ・カルバーリョも外のケバノもフリー。優しいラストパスを押し込んだのは、リヴァプール移籍が破談になったばかりのファビオ・カルバーリョでした。

プレミアリーグ王者がまさかの…とざわついたのは2分だけ。6分にフォーデンの強引な突破から二次攻撃となり、逆サイドからのクロスをボックス右でトラップしたマフレズが折り返すと、ギュンドアンのボレーにGKガッサニーガは反応できませんでした。さらに12分、左からのデブライネのCKがニアに入り、飛び込んだジョン・ストーンズのバックヘッドがファーのサイドネットに吸い込まれました。

たった8分で逆転に成功したマン・シティは、後半のマフレズの2発で勝負を決めました。53分にグリーリッシュが倒されて得たPKを右隅に収めたウインガーは、59分にはデブライネのインターセプトから始まったショートカウンターで右サイドをスプリント。ベルギー代表の司令塔からのグラウンダーを、右足インサイドで流し込みました。4-1で勝ったペップのチームには、トレブル達成の可能性が残されています。

クリスタル・パレスは、マーク・グエイとオリーズのゴールでリーグ2のハートリプールに順当勝ち。ウルヴスとノリッジのプレミアリーグ対決は、0-1でアウェイのノリッジが勝つという小波乱です。コベントリーをホームに迎えたサウサンプトンは、ブルーズやハマーズと同じく「先制されて追いつき、1-1で延長」のグループ。112分に好調のカイル・ウォーカー=ピータースがコントロールショットを決めて勝ち切りましたが、シュート15本を打たれる危険なゲームでした。

2日めの最後のゲームは、トッテナムVSブライトンです。コンテ監督のチームは、13分にあっさり先制。ソン・フンミンが敵陣でミスタッチをさらい、ハリー・ケインにボールが渡ると、右隅を狙った素晴らしいミドルがネットを揺らしました。24分には、自陣からのカウンターが発動。右からドリブルで上がったエメルソンがクロスを上げると、ソリー・マーチの足に当たったボールがGKロベルト・サンチェスの頭上を越えてサイドネットに落下しました。

前半は2-0で、ホームのスパーズがリード。ブライトンが1点差に詰め寄ったのは、63分でした。左から中央に斬り込んだイヴ・ビスマのミドルが、ホイビュルクの背中にヒット。ボールはロリスの逆を突いて、左隅に飛び込みました。しかしその3分後、中央をドリブルで切り裂いたソン・フンミンから奪ったウェブスターが、ラストタッチをゴールに転がしてしまいます。走り込んだハリー・ケインがスライディングでプッシュし、3-1。スパーズも、快勝といっていいでしょう。

5回戦に進出したチームを並べてみましょう。ミドルズブラ、チェルシー、ウェストハム、マンチェスター・シティ、クリスタル・パレス、ハダースフィールド、ピーターバラ、ストーク、サウサンプトン、エヴァートン、ノリッジ、ルートン、トッテナム。本日のリヴァプールVSカーディフ、ノッティンガム・フォレストVSレスター、ボーンマスVSボレアム・ウッドが決着すれば、16強が出揃います。さらなるジャイアントキリングは…!?


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