吉田麻也、サウサンプトン初ゴールもチームはキャピタルワンカップ敗退!
しかしこの直後、中央やや右からのFKがファーサイドに蹴られ、折り返しをゴール前に飛び込んだ吉田麻也がヘディングでゴール!実はこの得点が、吉田麻也の移籍後初ゴールです。「時すでに遅し」で逆襲は実らず、プレミアリーグ優先でキャピタルワンカップのメンバーを落としているセインツは、監督が変わってチーム内に新しい競争がもたらされているサンダーランドに敗れ、ベスト8進出はなりませんでした。ちなみに、最近プレミアリーグでスタメン落ちしているサンダーランドのイタリア代表MF、ジャッケリーニはこちらに出場しています。12月17日、18日の両日で開催される、キャピタルワンカップのベスト8の組み合わせは以下の通りです。
■キャピタルワンカップ5回戦組み合わせ
レスター vs マンチェスター・シティ
ストーク vs マンチェスター・ユナイテッド
サンダーランド vs チェルシー
トッテナム vs ウエストハム
「何がなんでもプレミアリーグで上位を」と考えているセインツのポチェッティーノ監督からすれば、この敗戦は「やむなし」なのでしょうが、チーム内で控え選手となっている吉田麻也と李忠成からすれば、これで貴重な出場機会をひとつ失うことになりました。攻撃陣の頭数が豊富なセインツにおいて、李忠成を使わなければならないシーンはイメージできず、CBの控えは1名が定番となっているなか、吉田麻也は引き続きホーイフェルトとベンチの椅子を争うことになります。プレミアリーグでの出場機会が当面ないとなれば、残すはFAカップのみです。この厳しい状況を打開するには、練習でのアピールを続けるしかありません。
香川真司、チェルシーのマタ、サンダーランドのジャッケリーニなど、新監督に代わったクラブや大きくチーム改革を推進しているクラブで、コンフェデレーションズカップ出場組は受難の日々を過ごしています。7月にポチェッティーノ監督がFIFAのスケジューリングを非難していましたが、チーム戦略を浸透させる時期に合流できず出遅れ、休みが食われてフィジカルに問題を抱えたまま新シーズンに突入した選手が多いようで、ごく一部の代表チームのみに多大なパワーがかかるコンフェデレーションズカップについては、その実施是非から見直したほうがよさそうです。この件については近日中に、別途記事にしようと思いますが、特に欧州組に遠距離移動を強いている日本代表は、試合数、開催地、実施時期など、今後のチーム強化のありようを考えなければなりませんね。代表を強くしようと試合数を増やした結果、欧州組がチームでポジションを失い、出られる試合が減って成長機会がなくなり、代表が弱体化するとなると本末転倒ですから。
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