【FAカップ3回戦初日結果】アーセナルがトッテナムに圧勝!マンチェスター・シティまさかのドロー
そして、マンチェスター・シティも敗退のピンチに追い込まれました。アウェイとはいうものの、相手のブラックバーンはチャンピオンシップ(2部相当)で中位に沈む凡庸なチームです。ヤヤ・トゥレ、コラロフ、サバレタ、コンパニ、ジョー・ハートを休ませつつ、ダヴィド・シルヴァやネグレド、ジェコは健在だったのですが、ネグレドのゴール一発に抑えられ、再試合決定です。次戦、ホームでは負けないでしょうが、いや、危ないところでしたね。
そしてこの日のメインイベント、アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーは、ホーム・エミレーツで戦ったアーセナルのワンサイドゲーム。アーセナルはジルー、エジルを欠きながらも、トップに入ったウォルコットと若手のニャブリが大活躍。前半からウォルコットの速攻からのドリブルシュート、ニャブリの左足と惜しいシュートを再三放ち、31分、ニャブリが中央にドリブルで持ち込み、カソルラへスルーパス。スペイン代表がこのフリーのチャンスを外すわけがなく、左足ダイレクトで決めて先制。ダメ押しは62分、ベテランのトマシュ・ロシツキです。センターサークル付近でDFダニー・ローズのドリブルを引っかけ、そのまま独走。前に出てきたGKロリスの右肩を抜けるループシュートを決め、2-0!若いベンタレブが左サイドに入った以外は、アデバヨルとソルダードを並べたトッテナムもベストメンバーだったのですが、主力を欠きながら完勝したのはアーセナルにとって大きいですね。唯一、残念だったのは、終了直前のウォルコットの負傷退場です。なかなか減りませんね、アーセナルのケガ人は。
この他では、エヴァートンがハリー・レドナップ率いるQPRに4-0圧勝。若手MFロス・バークリーの先制でゴールショーの幕を開け、今季プレミアリーグでは無得点とくすぶっているイェラヴィッチが2点を挙げてガス抜きをすると、右SBながら5得点と絶好調のコールマンがダメ押し。CBふたりとルカク、ミララス、ピーナールを休ませる余裕の勝利でした。サウサンプトンは、吉田麻也とホーイフェルトが並ぶ、昨季仕様のCBコンビでしたが、バーンリーに3失点と苦戦。リッキー・リー・ランバート、ララナ、ジェイ・ロドリゲスといったおなじみの顔ぶれのゴールで4-3と押し切りましたが、ここは無失点で決めたいところでしたね。
そして、ジャイアントキリングといっては、マンチェスター・シティをも破っているウェールズの強豪に失礼なのでしょうが、スールシャール新監督率いるカーディフが、アウェイでニューカッスルを倒しました。62分にシセに先制されながらも、10分後に同点に追いつき、最後は80分にエース、フレイザー・キャンベルが決めて逆転。監督解任で揺れていたチームにとって、落ち着きを取り戻すきっかけとなりそうなこの勝利は大きいですね。プレミアリーグ中位で踏ん張るハル・シティ、ストークもチャンピオンシップのクラブ相手に順当勝ちです。
本日の夜は、リヴァプール、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーが登場します。カップ戦巧者のチェルシー、リーグ1のオールダム相手のリヴァプールは負けないでしょう。何かあるとすれば、スウォンジーをホームに迎えるマンチェスター・ユナイテッドですね。「優勝を狙う」と言い切るモイーズ監督の本気度拝見です(セルジュ・ニャブリ 写真著作者/Kieran Clarke)。
■FAカップ3回戦結果(延期試合・未消化試合除く)
ミドルズブラ 0-2 ハル・シティ
ストーク 2-1 レスター・シティ
ブラックバーン 1-1 マンチェスター・シティ
サウサンプトン 4-3 バーンリー
ニューカッスル 1-2 カーディフ
アストン・ヴィラ 1-2 シェフィールド・ユナイテッド
ノーウィッチ 1-1 フラム
WBA 0-2 クリスタルパレス
エヴァートン 4-0 QPR
アーセナル 2-0 トッテナム
バーンズリー 1-2 コヴェントリー・シティ
イプスウィッチ 1-1 プレストン・ノースエンド
ボルトン 2-1 ブラックプール
ウィガン 3-3 MKドンズ
ブリストル 1-1 ワトフォード
ドンカスター 2-3 スティーブネイジ
ヨーヴィル・タウン 4-0 レイトン・オリエント
サウスエンド 3-1 ミルウォール
ブライトン 1-0 レディング
ロッチデイル 2-0 リーズ・ユナイテッド
グリムスビー 2-3 ハダースフィールド
マックルスフィールド 1-1 シェフィールド・ウエンズデー
キダーミンスター 0-0 ピーターボロ
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あんなにあっさりと負けるとは……
国内カップは最初からあまり期待していませんでしたが、
相手がガナだけにもっと食らいついて欲しかったのが正直なところ……
まぁ、監督交代から出来過ぎな部分もありましたから、しょうがないと言えばしょうがないですね
これで、ヨーロッパとリーグ戦に集中できると前向きにとらえましょうか(^^;;
しかし、ガナ……
誰か止めてくれ……
スパーズ推しさん>
最近、よかったのであのあっさりぶりは意外でした。プレミアリーグで4位奪回はもちろんですが、このうえは、ヨーロッパじゃないですかね。昨季のチェルシーが勝ったことを思い出せば、トッテナム優勝はあり、だと思います。
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更新お疲れ様です。
FA杯の結果を表記してもらえるのは非常に助かります。
何気にボルトンブラックプールとか懐かしいですね。
スパーズに関しては今季のリーグ戦もそうでしたけど、色々入れ替えたからなのか、スパーズ側からノーロンダービーに対する特別な意気込みがあまり感じられないことです。
ガナからはウィルシャーやフラミニを筆頭に、チーム全体から熱い闘志を感じられましたが・・・
森さん>
トッテナムは、久々にチームが内側から揺れたので、ダービーどころじゃない、という心境だったのかもしれません。いずれまた、ノースロンドンダービーは今までのような熱さを取り戻すでしょう。