終わってみればオスカルのFK1発!チェルシーも辛勝でFAカップ5回戦進出!
前半の途中までは、淡々としたペース。チェルシーは、GKシュウォーツァー、CBにダヴィド・ルイスとケーヒル。新加入のマティッチが初スタメンを果たし、シュールレが右サイド。トップにエトーを並べる布陣です。27分、チェルシーはペナルティエリアすぐ外からのFKを、オスカルが完璧なキックで左サイドネットぎりぎりに決め、1-0先制。これを合図に、ゲームのスピードが上がります。39分にランパードのミドル、41分にはカウンターから3対2になり、オスカルのシュートはポスト直撃。43分にはランパードが右からのグラウンダーを中央でボレー。いずれもゴールにはならなかったものの、「点ならいつでも獲れる」といわんばかりの攻撃で、無敵を誇る本拠地スタンフォード・ブリッジでのゲームをリードします。
後半も、チェルシーの攻撃をストークがかわすという構図は変わりません。47分に右から突破したシュールレがシュートをポストにぶつけ、52分のオスカルのダイレクトシュートも決まらず。75分には、ゴール正面からランパードの強烈なミドルがゴール左隅に一直線に飛びますが、GKベコヴィッチが素早い反応でキャッチ。その1分後、アザールがドリブルで左サイドを完璧に崩し、左足の折り返しを受けたラミレスがインサイドでエトーに落としたボールは、DFのプレッシャーを受けたエトーがゴール前5メートルから枠を外します。そして83分、最後のチャンスはダヴィド・ルイスのFK。インフロントにかけてゴール左上を狙ったシュートは、ベコヴィッチが再度ビッグセーブ!攻めて攻めて攻めまくったチェルシーに、2度めの歓喜は訪れませんでした。
常日頃から「1-0でならいつでも勝てる」とうそぶくモウリーニョ監督にとっては、これはこれで充分満足に値する着地だったのではないでしょうか。マティッチ、よかったですね。何よりも落ち着いており、細かいポジションの修正でチェルシーのフォーメーションのバランスを取っていたのは、間違いなく彼でした。時折見せるドリブル突破にも迫力があり、彼がいれば、ランパードやラミレスを1列前で使うオプションもはまると思います。タイプが違うので「マタとどっちがいいのか」を直接比較で語るのはナンセンスですが、マティッチのほうが、チェルシーの戦術的なオプションは広がると思います。一方、最近プレミアリーグの出場機会が減っており、サラーが入ればベンチ入りも危なくなりそうなシュールレは、ポストを襲ういいシュートはあったものの、中盤での絡みが少ないのが気になるところ。右サイドを突破するだけでは、プレミアリーグ上位クラブとの対決ではサイドに鍵をかけられて終わってしまうでしょう。
チェルシーは予定通りのベスト16進出ですが、次戦は何とエティハドでのマンチェスター・シティ戦です。来月は、3日のプレミアリーグ、15日ないしは16日のFAカップと、2回もエティハド道場破りがあるのですね。今季、他のプレミアリーグ上位クラブは、全員討ち死にですので、赤と白のクラブたちの怨念を背負って、ぜひ敵討ちを果たしてください。モウリーニョ監督、お得意の1-0は、こういうところで使わないと!
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更新お疲れさまです
運がなかったというか恵まれなかったというかとりあえず点が入りませんでしたね(^^;
内容自体は攻守ともに良かったですしやっとチームとして出来上がってきたかなと
マティッチは良かったですね(^^)
ボール奪取から中盤の底で捌いてドリブルで持ち上がって縦パスも通してとかなりいい印象でした
欧州屈指のレジスタに成長したと言われてるだけあってさすがです
次節の試合も完勝してエティハドに乗り込んでもらいたいですね
チェルシーさん>
辛勝でしたが、おっしゃるとおり、危なげなく安心して観ていられる
ゲームでした。エティハド破り、よろしくお願いします!
われわれもそうですが、グーナーもCOPも期待していることと思います。