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ジャイアントキリング発生!3部に負けるか泥沼フラム…ホームで無得点、FAカップ敗退!

スウォンジーのラウドルップ監督解任という衝撃が走ったプレミアリーグ。総勢7人という監督解任ラッシュに、「次は誰?」という下世話な興味が湧いてしまう今日この頃。ウエストハムのサム・アラダイス監督が怪しいとにらんでおりましたが、チェルシーにベタ引きでドローに持ち込み、スウォンジーに2-0快勝で当面の危機を回避し、現在は小康状態です。マンチェスター・ユナイテッドがモイーズ監督に辛抱するなら、しばらくは解任騒動はなさそう…と思いきや、ここにいました、大本命はこの方ですね。12月に解任されたマルティン・ヨル監督の後を受けてフラムの指揮をとるレネ・ミューレンスティーン監督です。

昨日のFAカップ4回戦再試合。フラムはリーグ1(3部相当)所属のシェフィールド・ユナイテッドに本拠地クレイブン・コテージであっさり敗戦。アウェイを1-1で引き分けた後のゲームで、まさかクリーンシートを喫するとは思いませんでした。プレミアリーグのクラブがリーグ1にやられるという、絵に描いたようなジャイアント・キリング。敗退の理由はシンプルです。「メンバーを変えすぎ、落とし過ぎ」、これに尽きます。

冬の移籍市場でホルトビー、ミトログル、クヴィスト、ハイティンハを獲得。さらにアメリカのMLSからFWクリント・デンプシーまで引っ張ってきたフラムですが、直近のプレミアリーグのサウサンプトン戦でクヴィストとホルトビーを使いながら0-3と大敗。新加入選手がフィットしていないなかでは仕方がない、今後、熟成を進めていくのだろうなと思っていると、この日のFAカップでは、スコットパーカーをのぞいて、前の選手を総とっかえです。

FWはベントからデンプシー。さらに、シェフィールド・ユナイテッドとのアウェイの第1戦で得点したロダジェカを入れ、中盤はクヴィストとホルトビーを外し、カカニクリッチ、カサミを投入。DFラインも2人、入れ替えています。核がしっかりした好調クラブならいざしらず、就任2ヵ月で改善の方向性も見出せないレネ・ミューレンスティーン監督には「ターンオーバーなどと余裕ぶっこいてる場合ではないでしょう」といいたいですね。FAカップとプレミアリーグしか試合がないチームに、選手を休ませる必要などありません。今やるべきは、戦術を明確にして、チームとして徹底度を上げていく作業のはずです。今回のシェフィールド・ユナイテッド戦は、新戦力をフィットさせていく格好の場だったはずですが…。

延長戦になっても点が獲れず、終了直前の120分にショーン・ミラーに決勝ゴールを許し、フラムのFAカップは終わりを告げました。元旦にウエストハムに勝って以来、3部のクラブと2回戦って勝利を得られず、プレミアリーグとFAカップを合わせて1分け5敗と泥沼に突入。得点1、失点12は、監督交代の理由としては充分な数字です。フラム経営陣は既に動いているのでしょうか。シーズン中の監督解任は、空振りすると怖ろしいことになる、という見本のようなフラムですが…大型補強の行く末を、引き続きウォッチしていきたいと思います。(写真著作者/Stanislav Vedmid)

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“ジャイアントキリング発生!3部に負けるか泥沼フラム…ホームで無得点、FAカップ敗退!” への2件のフィードバック

  1. より:

    このフラムとマンU・・・
    言い方は悪いですが泥沼対決も悪趣味ではありますが興味をそそられます
    とはいえ流石にマンUが勝ちますよね?
    ね?

  2. makoto より:

    森さん>
    はい、たぶん。

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