ハル・シティの健闘は一歩足らず…マンチェスター・ユナイテッドがEFLカップ決勝進出!
10分を過ぎてもハル・シティペース。エヴァートンから来たニアッセのドリブルは危険です。11分、クルーカスの直接FKは、デ・ヘアがパンチで逃れます。2点の貯金があるとはいえ、早い時間に先制されれば、結末はわからなくなります。マン・ユナイテッドは、17分にようやくフィニッシュに漕ぎ付けました。ロホのミドルシュートは強烈でしたが、DFに当たってCKとなります。
25分、FKをファーサイドで受けたズラタンが左から崩すも、速い折り返しは味方に届きません。直後、ハル・シティのCKは、ドーソンのシュートはスモーリングがカットしたものの、こぼれ球に反応したニアッセがフリー。危ないシーンでしたが、コースが甘くなったシュートはデ・ヘアがパンチで大きく弾き出しました。35分、PKと取られたのはフィル・ジョーンズか、あるいはロホか。微妙なシーンでしたが、レフェリーの元に集まったマン・ユナイテッドの選手たちの抗議は、当然通りません。ハドルストーンのキックが左隅に決まり、ハル・シティがリード。アウェイチームは、これ以上ゴールを許すわけにはいきません。
38分、速攻から単独で持ち込んだズラタンは、当たってこないドーソンをみて左隅にコントロールショットを狙うも、GKマーシャルがセーブ。マンチェスター・ユナイテッドはなかなかシュートを打てず、前半は1-0のまま終わります。後半開始直後、ボックスで倒れたポグバに笛は鳴りません。マンチェスター・ユナイテッドは、ゴールを奪いにいっています。CK、CK、CK。クリーンなシュートこそないものの、ハル・シティの守備陣はゴールラインの外に逃げるのが精一杯。スモーリングが倒れたシーンも取ってもらえず、モウリーニョ監督は激怒しています。
59分、ボーエンが下がり、プレミアリーグに戻ってきたマルコヴィッチの登場です。リヴァプールからレンタルで獲得したMFは、ジャイアントキリングを演出することができるでしょうか。左からボックスに侵入したラシュフォードがバランスを崩したシーンもノーファール。フォローしたエレーラのミドルはハル・シティ守備陣の壁に阻まれます。64分、マルコ・シルヴァ監督は、マロニーに代えて新戦力のエヴァンドロを投入。この直後にアウェイチームが貴重な同点ゴールを奪います。左に流れたズラタンがアウトで出したパスで、ラシュフォードが縦に突破。追いついたハドルストーンがカットすると、このボールが走り込んだポグバの前に出てしまいました。ゴール右へのコースが空いているとみたポグバが冷静に流し込むと、マーシャルは反応できず。残り25分での2点差は、ハル・シティには致命的です。
72分、左サイドから見事なフェイントでハドルストーンを抜き去ったズラタンは、フィニッシュを相手に当ててしまいます。CKを叩いたロホのヘッドはバーを直撃。「ファイナル進出はどちらか」ではなく、「攻めているマンチェスター・ユナイテッドが勝ち越せるか」がテーマになりつつあります。78分、左から崩しにいったハル・シティは、一瞬空いたアベル・エルナンデスがシュートを放つもフィル・ジョーンズがブロック。CKに頭で合わせたニアッセの一撃はクロスバーにはね返されます。残り10分、リンガードが下がりルーニーがピッチへ。85分、ハル・シティが見事なサイド攻撃で再度勝ち越します。中央からのパスをダイレクトで折り返したメイラーが秀逸でした。ファーから走り込んできたのはニアッセ。移籍後初ゴールは、文句なしのボレーでした。追加タイムは3分、しかしハル・シティのアタックはここまで。フェライニを入れて時間を遣ったマン・ユナイテッドが、きっちり試合を畳みました。
チームの17試合連続負けなしと、キャリックの先発16試合無敗という記録が途絶えてしまいましたが、本日のお題は90分を1点ビハインド以内で終えること。さほど疲労を溜めずに、果実を手に入れることができたのではないでしょうか。本丸のプレミアリーグは微妙ながら、唯一5冠をめざせるマンチェスター・ユナイテッドには、2月の決勝でぜひ勝っていただき、ヨーロッパへの前売りチケットを手にした状態でさらに上をめざしていただければと思います。ウェンブリーでプレイする吉田麻也の姿も観られるセインツとのファイナルが、今から楽しみです!
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