「重要なのはビッグトロフィー」…FAカップ軽視のポチェッティーノ監督が3部最下位に痛恨のドロー!
おっしゃることは、よくわかります。マンチェスター・ユナイテッド戦とノースロンドンダービーに勝利し、9戦連続無敗を続けているプレミアリーグでCL出場権をキープできなければ、欧州最高峰の大会でプレイしたがっている選手を手離すことになるかもしれません。隣のライバルがアレクシス・サンチェスの移籍を容認せざるをえなくなったことは、他人事と考えないほうがいいでしょう。そしてもちろん、ユーヴェと引き分けたチャンピオンズリーグは目標とすべき最大の大会です。プレミアリーグやFAカップを戦っているのでスケジュールがタイトになり、欧州で力を発揮できなかったという言い訳は本末転倒です。
「FAカップやカラバオカップがほしくないといっているわけではない。しかし、勝てるチーム、勝つためのメンタリティを手に入れようとすれば、このプロセスは至って普通だろう。正しいバランスを発見することができ、トッテナムがTOP4の常連になれれば、FAカップのようなタイトルにフォーカスできる。すべてを獲りにいけるのはファンタスティックなことだ」。現状では、国内カップの優先順位を下げざるをえないといわれれば、深くうなずくしかありません。
FAカップ5回戦のロッチデール戦は、指揮官が語ったとおり、負傷明けの選手やサブのメンバー中心の布陣となりました。GKフォルム、最終ラインにはアルデルヴァイレルト、ダニー・ローズ、フォイト。中盤のシソコとハリー・ウィンクス、新戦力のルーカス・モウラと前線のジョレンテも、大事なチャンピオンズリーグの次戦ならではの人選でしょう。クラウン・オイル・アリーナに乗り込んだチームは、90分まではうまくやっていました。前半終了間際にトリッピアーが裏を取られ、ヘンダーソンに先制ゴールを決められたものの、59分にシソコの素晴らしいラストパスを受けたルーカス・モウラが移籍後初ゴールをゲットして同点。88分にはゴール前でデル・アリが倒されてPKを宣告する笛が鳴り、10分ほど前にジョレンテと代わってピッチに入っていたハリー・ケインが左に蹴り込んで勝ち越しです。このまま終われれば、何の問題もなくプレミアリーグやチャンピオンズリーグに集中できたのですが…。
93分、左から上がったクロスをニアのアルデルヴァイレルトが頭で触ると、後ろに逸れたボールはスティーヴ・デイヴィスの足元に入ってしまいました。左足のシュートがゴール右隅に刺さり、同点!ユヴェントスとの2-2は、ホームでのセカンドレグを有利にする望み通りのスコアでしたが、ロッチデールとの2-2は優先順位の低い大会で戦う試合を増やす忌わしい結果です。ポチェッティーノ監督は、時折見せる10人入れ替えを敢行してロッチデールとのリプレイをやり過ごそうとするのではないでしょうか。指揮官が語るFAカップ軽視のマネジメントに納得しつつも、今の最高のチームにはタイトル獲得という形で爪痕を残してほしいと願う私にとっては、ウェンブリーでの次戦はぜひとも勝ってほしいゲームです。優先順位がどうであろうと、プレミアリーグでTOP4を争うチームがリーグ1(3部相当)の最下位にホームで負けていい理由などありません。
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コンペティションに優先順位をつけるのは、複数コンペティションを同時並行で戦うチームとしては至極当然ですし、今のスパーズに全て全力で行ける力はないので納得しています
しかしそろそろ、ポチェ政権として形(トロフィー)に見える結果が欲しいです
気になるのは国内カップ戦やELなどに出場している選手のモチベーションやテンションが明らかに低いことですね。シティのような勝者になりたければやはりどのような試合であれ貪欲さを見せて欲しいです。この試合に関していえばモウラは単騎でも斬り込んいけますし、とても良いオプションになりそうです。
負傷明けのメンバーが揃ってきた中で、控え選手がなかなか結果を残せていないのは残念ですが、ユナイテッド、リバプール、アーセナル、ユベントスと連戦が続いて来た中でスタメンにも休みが必要なのは目に見えてますし、仕方がない部分があります。
次のウェンブリーではしっかりとターンオーバーで勝てるようにとしか思いません。
願わくばポチェッティーノにタイトルを