5バックのアーセナルは3失点で撃沈…ペップのマンチェスター・シティが初のタイトル獲得!
開始早々から押しているのはプレミアリーグ首位チーム。2分、CKのこぼれ球を左のサネがダイレクトで狙うも、うまくミートせず左にアウト。オーバメヤンを前線に残したアーセナルは、4-5のラインをきれいに引いてマン・シティのアタックを受け止めています。7分のアグエロの単独突破は、コシールニーとジャカでカット。ジャック・ウィルシャーがドリブルで仕掛けた8分のカウンターは、右から上がったラムジーのグラウンダーをオーバメヤンがプッシュしますが、ブラボが足に引っ掛けるビッグセーブでストップし、リバウンドに先着したストライカーの2発めはGKの懐に収まりました。ここから、アーセナルがボールを持つ時間が長くなります。マン・シティはガナーズの素早い寄せに苦しみ、パスをうまくつなげられません。
19分、マン・シティの先制ゴールはブラボのゴールキックからでした。アグエロと競り合ったムスタフィがプッシングをアピールしている間に、プレミアリーグ21ゴールのストライカーはゴール前に走り込んでオスピナの頭上を越すループシュート。早く追いつきたいガナーズは、23分の直接FKでラムジーが壁の脇を抜きますが、ブラボがニアでがっちりキャッチします。モンレアルは負傷したのか、26分にコラシナツとチェンジ。31分に縦パス1本でオーバメヤンが抜けた速攻は、すぐ横で浮き球をもらったウィルシャーのボレーが高く浮いてしまいます。36分のカウンターも、裏に抜けたオーバメヤンに追いついたコンパニが体を当てて奪取。39分にボックス左に流れながら放ったアグエロのシュートは、オスピナが触ってコシールニーがクリアし、フォローしたデブライネのボレーはニアポストの脇に外れます。
幸運な1発でリードして前半を終えたマンチェスター・シティですが、いつもの軽快なパスワークは影を潜め、縦に急ぐボールが目立ちます。後半開始早々の48分、ダニーロのクロスをサネがヘディングで落とし、中央から放ったコンパニのボレーが左ポストすれすれを抜けていきます。マン・シティはギアを一段上げたのでしょうか。50分、フェルナンジーニョがハムストリングを押さえて座り込んでしまいました。代わって入ったベルナルド・シウヴァが右サイドで、ギュンドアンがアンカーにまわるのでしょう。54分、オーバメヤンとカイル・ウォーカーが裏に出た縦パスを競り合い、そこに飛び出したブラボがキックミス。こぼれ球にオーバメヤンが先着できれば同点でしたが、戻ったGKがクリアして事なきをえます。アーセナルにとっては、このシーンが勝つための最後のチャンスでした。
58分、デブライネが右から蹴ったCKをギュンドアンがボレーで合わせると、中央にいたコンパニがコースを変えて右隅にゴール。ガナーズにとって、0-2は絶望的なスコアです。勝負が決したのは65分。ダニーロの縦パスで左からボックスに入ったダヴィド・シルヴァが、クロスに完璧なシュートを放ち、右のサイドネットを揺らしました。ELラウンド32のエステルスンド戦でセマに抜かれたチャンバースは、今日も1対1で敗れ、失点の原因となってしまいました。ヴェンゲル監督は、チャンバースをウェルベック、ラムジーをイオビに代えて反撃を目論むものの、目を引くのはアグエロやサネの速攻ばかり。0-3というスコアは最後まで変わらず、マンチェスター・シティが完勝でカラバオカップを制覇しました。
まずはペップ・グアルディオラ監督と今季プレミアリーグ最強チームに、おめでとうございますと申し上げましょう。前半は彼ららしいパスワークを見せられず、アグエロやサネの個人技に頼っていた感がありましたが、攻撃の厚みを取り戻して2点を追加した後半はさすがのひとこと。多少主力を欠くぐらいでは、このチームは大崩れしません。現在の力の差を見せつけられたガナーズは残念でしたが、ミッドウィークにエミレーツで開催されるプレミアリーグでリベンジを果たしていただければと思います。
1年2ヵ月前、アレクシス・サンチェスのゼロトップだったガナーズと、ヤヤ・トゥレとフェルナンドが中盤の底にいたマン・シティがエティハドで戦った際は実力拮抗でしたが、夏の補強とチームづくりで両者の差は決定的に開いてしまいました。5バックのチームの0-3完敗はショッキングでした。3月1日のゲームで同じ結果なら、ヴェンゲル監督とペップのポイント差は30となります。チャンピオンズリーグ出場権を得られる4位と降格ラインよりも大きい、絶望的なギャップです。
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前半はシティがオーバメヤンのスピードに翻弄されてバタバタしていましたね
ただオーバメヤンはプレミアのフィジカルに戸惑ってそのスピードを活かしきれていなかったようです
この試合にムヒタリアンがいればもうちょっと面白くなったかもしれませんね
アグエロの一発はリプレイ映像を見るとムスタフィをチラ見してからポストをしていたのがわかりました
幸運というよりもアグエロの狡猾さ(うまさ)がよくわかるシーンだと思いました
後半は得意のペップによる修正でしょう
ペップはこれでまず一冠ですが、プレミアはほぼ勝負がついているのでCLに全力を尽くして欲しいところです
フェルナンジーニョとスターリングの怪我の程度が気になるところですね
プレミアリーグ大好き!さん>
後半のアーセナルに覇気がなかったのが気になりました。「幸運」の意味は、ムスタフィがプレイをやめてくれたことです。アグエロらしいいいプレイだったと思います。このチームなら、CL勝ちたいですね。
シティ強い。完敗。
少なくとも前半はスパーズ戦よりも良かったように見えましたが結果は0-3。ベスメンで臨んでこれなら完全に実力の差でしょう。今年1回目の対戦と同様の感想でした。
肉離れ付きでもいいのでフェルナンジーニョとジャカを交換してもらえませんでしょうか。
さて、どうしたものでしょう。ELに注力すべきという見方が多いみたいですけど、はっきり言ってEL制覇はPL4位より難しいと思ってます。運が重なれば取れるかもしれませんね。
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ネヴィルさんも呆れてましたが、後半のアーセナルは意地すら見せることが出来ませんでしたね…。
元々闘志を前面に出す選手が少ないクラブではありますが、見ていて腹立たしさを超えて脱力感に苛まれました。
ほんとに苦しいですねアーセナルは。上位に対してほとんど勝てなくなってるのがしんどいですし、かつての代名詞だった華麗なサッカーは完全になりをひそめ、5バックなんてやってるんですから。しかもそれで3失点、、、
もはや何が魅力のチームか全くわかりませんし、アラダイスが監督やったほうがマシなレベルです。
勿論、今のシティがプレミア過去最強レベルなのもわかってますけど。
アーセナルサポーターの人はプレミア4位は厳しいって言う人多いですけど、読みが甘すぎませんかね。もう無理ですよ。
4位のスパーズが一試合あたりの平均勝ち点数がほぼ2ポイントで、残り10試合なので計算上10ポイントしか勝ち点を落としません。
これはアーセナルが残りの試合を全勝してなんとか埋められるくらいのギャップです。しかも次の相手はマンチェスターシティです。
現在、勝率50%以下のアーセナルがどうやって達成するのか教えてほしいです。完全にミッションインポッシブルです。
ELに望みを託すしかないです。こっちはまだ可能性あると思います。
残念ながらリーグもELもかなり厳しいでしょうね。
やはり現代サッカーで守備をおざなりにするというのは致命的です。
ユナイテッドが去年ELを獲っているためにアーセナルもそのルートでと思う人が多いのでしょうが去年に比べて難易度がまったく違いますよ。
今のアーセナルがアトレティコやドルトムントに勝つのはほぼ無理だと思います。
というよりも2018年に入ってから無敗のミランに負けて終わる可能性が高いのではないでしょうか。