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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ジョレンテが12分でハットトリック!後半に目覚めたスパーズが圧勝でFAカップ8強進出!

プレミアリーグではマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーとの熾烈なCL出場権争いを展開し、チャンピオンズリーグはイタリア王者のユーヴェ相手にアウェイで2-2ドロー。トッテナムは、2018年に入ってからの公式戦で7勝6分と負け知らずです。マンチェスター・ユナイテッド戦とノースロンドンダービーを完勝したプレミアリーグは、6勝3分でマンチェスター・シティを上回っています。3つの大会を並行して戦うタイトなスケジュールのなか、やりくりに追われているポチェッティーノ監督にとって、FAカップはやっかいな大会になりつつあります。3回戦の対ウインブルドンは3-0で完勝したのですが、リーグ2(4部相当)のニューポート戦はアウェイで残り10分までリードを許す大苦戦で1-1。ウェンブリーでのリプレイという余分な試合を2-0で制し、5回戦に進んでいます。

今回の相手は、リーグ1(3部相当)で降格ゾーンにいるロッチデール。クジ運のよさを活かして悠々と8強入りするかと思えば、88分にハリー・ケインがPKを決めた後、90分に追いつかれて2-2。痛恨のドローでまたもリプレイです。雪が降りしきるウェンブリーにロッチデールを迎えたプレミアリーグ4位は、フォルム、フォイト、ハリー・ウィンクス、シソコ、ラメラ、ジョレンテといったサブの選手中心。24分に中央のラメラからボックス左でパスを受けたソン・フンミンが中に斬り返して先制ゴールを決め、今度こそ楽勝かと思いきや、31分に右から絶妙な浮き球のスルーパスを通されフリーのハンフリーズに同点ゴールを許してしまいます。前半は1-1で終了。ジャイアントキリングの予感漂う巨大なスタジアムの一戦は、ロッチデールが勝ち越す展開になるとおもしろいと思いながら後半に注目していました。ところが…。

47分、ルーカス・モウラがドリブルで中央を切り裂き、右にいたジョレンテにラストパスを通すと、巧みなループシュートがネットを揺らして2-1。53分にもソン・フンミンの縦パスでルーカス・モウラがボックス右を突破し、優しいグラウンダーをジョレンテがプッシュして3-1。さらに59分、今度はソン・フンミンが右からドリブルで縦に抜け出し、ふわりと浮かしたボールはジョレンテの頭にぴったりでした。前半が嘘のようなゴールラッシュ。ベテランストライカーは、12分でハットトリック達成です。

65分、センターサークルにいたルーカス・モウラがロングフィードを左のラメラに通すと、マーカーの股間を通す絶妙なラストパスが逆サイドのソン・フンミンに通り、7番は無人のゴールに転がすだけ。73分にはラメラの直接FKが右のポストにヒットするなど、スパーズの容赦ないアタックが続きます。デル・アリ、デンべレ、カイル・ウォーカー=ピータースに慣らし運転をさせたポチェッティーノ監督は、後半は安心して観ていられたでしょう。寒さで鼻を赤くしながら5-1で圧勝したスパーズが、8番めの準々決勝進出を決めました。次戦はプレミアリーグ同士の対決となるスウォンジー戦ですが、カルヴァリャル監督就任以降は7勝5分2敗と絶好調のチームだけに、要注意です。FAカップ準々決勝は、3月17日・18日に開催されます。

■FAカップ準々決勝組み合わせ
スウォンジー VS トッテナム
マンチェスター・ユナイテッド VS ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
レスター VS チェルシー
ウィガン VS サウサンプトン

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