圧巻ウルヴス!マンチェスター・ユナイテッドに2-1完勝でFAカップ準決勝進出!
中盤での攻防が続く序盤戦。10分にラシュフォードが右サイドを突破し、フォローしたポグバに預けると、パスの出しどころを失って選んだミドルシュートは左に外れます。13分のラシュフォードのロングシュートは、ルディが余裕をもってキャッチ。互いに縦へのフィードを潰し合う展開となり、前線の選手にボールが届きません。28分、ジョッタのCKをボックスの外で待っていたルベン・ネヴェスのシュートはロメロがキャッチ。1分後、ドハーティのクロスを捉えたジョッタのボレーは当たりが弱く、ロメロが落ち着いて処理しました。
38分、ジオゴ・ダロトの左足ミドルがジョニーことホナタン・カストロの腕にヒット。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちが珍しくアトキンソンさんを囲んだのは、「パリではPKだった!」といいたかったからでしょうか。41分に左サイドのジョッタがスルーパスで抜け出したシーンは、このボールが出てくることを読んでいたロメロが前にポジションを取っており、最初のタッチで距離を詰めて右足のシュートを左に弾き出しました。プレミアリーグ屈指の守護神デ・ヘアがゴールマウスに君臨するチームですが、ロメロという素晴らしいGKがいることを忘れてはいけません。
前半は0-0。後半開始早々に右からスプリントしたラシュフォードは、フィニッシュをニアに外してしまいます。48分のネヴェスのロングシュートは、アウトにかかってポストの右。50分にラインの裏を取ったヒメネスのシュートは、ルーク・ショーが体を寄せて左に外させました。53分のCKは、ヒメネスの強烈なヘッドをロメロが左手で突き上げるビッグセーブ!ヌーノ・エスピーリト・サント監督は、頭を抱えて悔しがっています。ジョアン・モウティーニョの正確なミドルは、ロメロが冷静にセーブ。ゴールの匂いが漂うウルヴスは、大当たりのGKに阻まれ続けています。
シュートが打てないマンチェスター・ユナイテッド。ウルヴスのカウンターが決まれば、勝負はそのまま終わってしまいそうです。両者とも交代カードを使わず、残り時間は20分。ウルヴスの先制ゴールは、70分に左から3人をかわしたジョアン・モウティーニョのドリブルがもたらしました。ラストパスを受けたヒメネスの最初のシュートはリンデロフがブロックしますが、振り向きざまに放った2本めがリンデロフの足元をすり抜け、さすがのロメロも触れませんでした。
スールシャール監督は、72分にエレーラに代えてアンドレアス・ペレイラを投入。75分のカウンターで、ウルヴスが勝負を決めました。ルベン・ネヴェスが前線のジョッタを走らせたカウンター。ルーク・ショーを抜き去ったジョッタが左足シュートをニアに叩き込み、モリニュースタジアムに大歓声が響き渡ります。82分にジョッタを倒したリンデロフの1発レッドは、VARによってイエローに軽減されました。希望が見出せないアウェイチーム。86分にマティッチとリンガードが下がり、マタとマクトミネイが中盤に入ります。95分、ルーク・ショーのグラウンダーを、ラシュフォードが反転しながら決めて2-1。間もなくタイムアップの笛が鳴り、ウルヴスがFAカップのセミファイナルに進出しました。
3回戦でプレミアリーグ2位のリヴァプールを屠ったチームが、またも上位を力でねじ伏せました。前線に効果的なパスを出し続けたルベン・ネヴェスと、左右に流れながらマン・ユナイテッド守備陣に歪みをもたらしたジョッタが印象的だった一戦。復帰直後の選手たちのコンディションが悪かったアウェイチームは、中盤でパスをもらえる位置に入るのが遅かったのが気になりました。完敗でした。今日は、ウルヴスをほめるしかありません。このうえ彼らを止められるのは、マンチェスター・シティだけではないでしょうか。準決勝の組み合わせ抽選は、現地時間の本日14時に開催されるミルウォールVSブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの終了後に行われます。(ラウル・ヒメネス 写真著作者/Tirado.fj)
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本当に強いですねウルブス チェルシー戦も9割勝ち見たいな試合でしたし地力を感じます
来年いい補強ができればCLEL狙えると思います
まあでもデヘアなら1点目二点目どちらかは止めてそうな気はしますが