2020.03.05 FAカップ・リーグカップ2019-20FAカップ・リーグカップ
PKの天才クルルがスパーズの若手2人をストップ!FAカップ5回戦速報&ベスト8組み合わせ決定!
たった今、PK戦が終わりました。FAカップ5回戦、プレミアリーグ勢同士の戦いとなったトッテナムVSノリッジ。120分を1-1で終えた瞬間、私はアウェイチームが勝つと予想していました。理由はシンプルで、ノリッジのゴールマウスにはティム・クルルが君臨しているからです。今季プレミアリーグで5本中3本をストップしているオランダ人GKは、2本中2本と完封のルイ・パトリシオに次ぐPKのスペシャリスト。キッカーがボールをセットした直後に、大声で挑発してからゴールラインに立つ守護神は、期待通りのパフォーマンスでアップセットの主役となりました。
エリック・ダイアーが決めた後、マクリーンが外して1-0となりますが、気合充分のクルルにとっては手頃なハンディキャップでした。ラメラがクロスバーの上に当てて1-1となると、ロ・チェルソに逆を突かれた後の4本めからPKストッパーが本領を発揮します。延長前半になってから、デル・アリに代わって入っていたU-21アイルランド代表FWトロイ・パロットに対して、完全に読み切ったクルルは左に飛んで完璧なセーブ。緊張のあまりに視線が泳いでいたジェドソン・フェルナンデスが蹴る瞬間、スタジアムやTVで息を詰めて観ていた大半の人が、「失敗する」と確信したのではないでしょうか。
軸足をボールに添え、ストップモーションでフェイントをかけたMFに対して、クルルは動かず。魅入られたようにGKが誘う右を選んだ30番は、ボールが前に弾かれたのを確認し、呆然と立ち尽くしています。名人芸を堪能した10分のショータイム。ファルケ監督は、してやったりでしょう。キックオフから13分で、ロ・チェルソの左からのFKをフェルトンゲンがヘッドで押し込みリードを奪ったホームチームは、追加点を決められないままラスト10分まで1-0。フィールドプレーヤーを本気モードで選んでいたモウリーニョ監督は、第3GKに最後の砦をまかせたのを悔いているかもしれません。マクリーンのミドルをフォルムがファンブルし、ドゥルミッチに泥くさく押し込まれて同点。得点力が落ちたスパーズは、プレミアリーグ11ゴールのプッキを使わなかったチームに屈し、公式戦4連敗となりました。
チャンピオンシップ12位のシェフィールド・ウェンズデーとアウェイで戦ったマンチェスター・シティは、0-1で制してベスト8進出。スコアだけを見れば苦戦ですが、シュート数1対20、ポゼッション20%対80%のハーフコートマッチは、53分にバンジャマン・メンディの縦パスをアグエロがねじ込んだ時点で勝負ありでした。エデルソンこそ休ませたものの、ガチンコの10人を起用して戦ったペップは、疲労を溜めない望み通りの展開で試合を畳み、週末のマンチェスターダービーに向かいます。
ジャイアントキリングに最も近づいたのは、レスターの本拠地キングパワーに乗り込んだバーミンガムでした。残り10分まで0-0。オンターゲットが1本しかなかったホームチームが先制したのは、82分でした。チルウェルのハイクロスをクリアできなかったぺデルセンは、眠れない夜を過ごしているのではないでしょうか。右サイドでこぼれ球を拾ったオルブライトンが中央に浮かすと、リカルド・ペレイラのヘディングがゴール左に吸い込まれ、ヴァーディー不在のプレミアリーグ3位が何とか次のラウンドに駒を進めました。
アーセナル、チェルシー、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、レスター、マンチェスター・シティ、ノリッジ。本日の試合でマンチェスター・ユナイテッドがダービー・カウンティに勝てば、FAカップ準々決勝はプレミアリーグ勢のみの熱戦となります。組み合わせを見ると…おお、ビッグ6が揃ってアウェイ!シェフィールド・ユナイテッドVSアーセナル、ニューカッスルVSマンチェスター・シティ、レスターVSチェルシー、ノリッジは最後の試合の勝者待ちです。マン・シティ以外は本拠地のサポーターを味方につけた伏兵たちが勝つという着地もありそうですが、果たして…⁉ 注目の4試合は、3月21日に開催される予定です。(ティム・クルル 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
エリック・ダイアーが決めた後、マクリーンが外して1-0となりますが、気合充分のクルルにとっては手頃なハンディキャップでした。ラメラがクロスバーの上に当てて1-1となると、ロ・チェルソに逆を突かれた後の4本めからPKストッパーが本領を発揮します。延長前半になってから、デル・アリに代わって入っていたU-21アイルランド代表FWトロイ・パロットに対して、完全に読み切ったクルルは左に飛んで完璧なセーブ。緊張のあまりに視線が泳いでいたジェドソン・フェルナンデスが蹴る瞬間、スタジアムやTVで息を詰めて観ていた大半の人が、「失敗する」と確信したのではないでしょうか。
軸足をボールに添え、ストップモーションでフェイントをかけたMFに対して、クルルは動かず。魅入られたようにGKが誘う右を選んだ30番は、ボールが前に弾かれたのを確認し、呆然と立ち尽くしています。名人芸を堪能した10分のショータイム。ファルケ監督は、してやったりでしょう。キックオフから13分で、ロ・チェルソの左からのFKをフェルトンゲンがヘッドで押し込みリードを奪ったホームチームは、追加点を決められないままラスト10分まで1-0。フィールドプレーヤーを本気モードで選んでいたモウリーニョ監督は、第3GKに最後の砦をまかせたのを悔いているかもしれません。マクリーンのミドルをフォルムがファンブルし、ドゥルミッチに泥くさく押し込まれて同点。得点力が落ちたスパーズは、プレミアリーグ11ゴールのプッキを使わなかったチームに屈し、公式戦4連敗となりました。
チャンピオンシップ12位のシェフィールド・ウェンズデーとアウェイで戦ったマンチェスター・シティは、0-1で制してベスト8進出。スコアだけを見れば苦戦ですが、シュート数1対20、ポゼッション20%対80%のハーフコートマッチは、53分にバンジャマン・メンディの縦パスをアグエロがねじ込んだ時点で勝負ありでした。エデルソンこそ休ませたものの、ガチンコの10人を起用して戦ったペップは、疲労を溜めない望み通りの展開で試合を畳み、週末のマンチェスターダービーに向かいます。
ジャイアントキリングに最も近づいたのは、レスターの本拠地キングパワーに乗り込んだバーミンガムでした。残り10分まで0-0。オンターゲットが1本しかなかったホームチームが先制したのは、82分でした。チルウェルのハイクロスをクリアできなかったぺデルセンは、眠れない夜を過ごしているのではないでしょうか。右サイドでこぼれ球を拾ったオルブライトンが中央に浮かすと、リカルド・ペレイラのヘディングがゴール左に吸い込まれ、ヴァーディー不在のプレミアリーグ3位が何とか次のラウンドに駒を進めました。
アーセナル、チェルシー、シェフィールド・ユナイテッド、ニューカッスル、レスター、マンチェスター・シティ、ノリッジ。本日の試合でマンチェスター・ユナイテッドがダービー・カウンティに勝てば、FAカップ準々決勝はプレミアリーグ勢のみの熱戦となります。組み合わせを見ると…おお、ビッグ6が揃ってアウェイ!シェフィールド・ユナイテッドVSアーセナル、ニューカッスルVSマンチェスター・シティ、レスターVSチェルシー、ノリッジは最後の試合の勝者待ちです。マン・シティ以外は本拠地のサポーターを味方につけた伏兵たちが勝つという着地もありそうですが、果たして…⁉ 注目の4試合は、3月21日に開催される予定です。(ティム・クルル 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs) London from London, UK)
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まさにジェドソンが立ち止まった瞬間「あっ…」と声を上げてしまいました。そこはケインみたいにズドンと蹴れや!と言いたいところですが、彼は今日とても良かったのであまり責められません。本当にケイン、ソンが怪我をせずに順当に連携を深めてれば今どれほど強いかと嘆きたい気分です…