2024.03.18 FAカップ・リーグカップ2023-24FAカップ・リーグカップ
ディサシのミスで、楽勝の展開から接戦へ…追加タイムの2発で何とか勝ったチェルシー、次はペップ!
プレミアリーグの試合をチェックするのが精一杯で、チャンピオンシップまで手が回らなかったので、エンディディ、デューズバリー=ホール、パトソン・ダカといった名前を見て、懐かしい気分になりました。スタンフォード・ブリッジのFAカップ準々決勝、チェルシーVSレスター。ベンチには、オルブライトン、イヘアナチョ、ジャスティンがいます。
エンツォ・マレスカ監督を迎えたレスターは、開幕からの14試合を13勝1敗で駆け抜け、独走していたのですが、33節から3連敗。サンダーランドに0-1で勝った後、ハル・シティ戦は2-2のドローで、直近の8試合を7勝1敗と好調のイプスウィッチに1ポイント差に迫られています。今回のチェルシー戦は、不振の理由が窺える冴えないパフォーマンスでした。
4分のムドリクのCKは、ニアのクリアミスからあわや失点。コナー・ギャラガ―からコール・パルマー、右サイドのニコラス・ジャクソンとつながった13分のカウンターはさほど急いでおらず、15番のドリブルを封じれば守備の陣形を立て直すことができたはずです。ところが、仕掛けを遅らせようとしたヴェステルゴーアは無力で、ボックスであっさり抜かれてしまいました。
逆サイドからスプリントしたククレジャを誰も見ておらず、グラウンダーを足元に受けたSBはプッシュするだけでした。早々にリードしたチェルシーは、その後も攻め続けています。23分にパトソン・ダカがフリーのヘッダーを左に逸らすと、ホームチームに決定機が到来。縦パスをもらって右から上がったマロ・グストが折り返すと、中央のスターリングはノーマークでした。
左足で打とうとした瞬間、慌てて戻ったイサハクが後ろから足を引っかけてPK。決めればラクに戦えたのですが、スターリングのキックはコースが甘く、GKストラルチクが足でセーブしました。これをきっかけに、スターリングは決定機でミスキックを連発し、接戦に持ち込まれる原因となってしまいます。
カイセドが縦に出した絶品スルーパスで、ファエスの裏を取ったのは44分。GKと1対1になった7番がインサイドで蹴ったのは、確実に右隅に収めたかったからでしょう。なぜ、右に外したのか。それでも追加タイム1分に、ボックス左を突破してコール・パーマーに完璧なグラウンダーを通したのもスターリングです。20番が難なく押し込み、ブルーズは2点リードで折り返しました。
楽勝でベスト8に進む展開が崩れたのは、51分のミスからでした。スローインを受けてGKに戻そうとしたディサシは、ロベルト・サンチェスがボックスから出ていたのが見えなかったのか、信じられないミスキックをゴールへ。GKは高く浮いたボールの落下点を見届けるしかなく、苦しんでいたアウェイチームを勇気づけてしまいました。
同点ゴールは62分、左から仕掛けたマヴィディディがマロ・グストをフェイントでかわし、右隅にゲット。2-2に追いつかれたチェルシーが次のチャンスをつかんだのは、71分でした。自陣のスターリングが縦にボールを走らせると、ニコラス・ジャクソンが鮮やかなターンでヴェルテルゴーアを置き去りにして独走。ボックスの入り口で足を引っかけたのはドイルです。
最初のジャッジはイエロー。しかしVARを見ると明らかに決定機阻止で、カードはレッドに変わりました。なぜ、このFKをキックが不安定だったスターリングに託したのか。コール・パーマーは、外に大きく逸れるキックは蹴らなかったでしょう。同点後の最初のオンターゲットは、89分にマロ・グストのグラウンダーをGKの正面に打ったノニ・マドゥエケ。追加タイムは8分です。
試合をおもしろくしてしまったプレミアリーグのクラブが、ようやく勝ち越したのは92分。途中出場のチュクエメカがボックス左に入り、脇にいたコール・パルマーに渡すと、完璧なヒールキックでGKと1対1になりました。冷静だったチュクエメカが股間を抜いて3-2。98分には、速攻から2人を抜いたノニ・マドゥエケがループシュートを決め、最終スコアは4-2になりました。
「ポチェッティーノ監督のチームが伏兵に足をすくわれる理由」を全て並べたようなドタバタな一戦でしたが、シュート2本と元気がなかったレスターが相手で助かりました。セミファイナルはマンチェスター・シティ。プレミアリーグでは4-4、1-1と負けておらず、2試合ともポゼッションは譲りながらもオンターゲットは15対15のイーブンです。
決勝はマンチェスターダービーか。あるいは苦しいシーズンを過ごしたポチェッティーノとテン・ハフの激突か。ウルヴスを屠ったコヴェントリーのミラクルはあるのか。リヴァプールに勝ち、晴れやかな気分のマン・ユナイテッドサポーターとしては、決勝はどちらでも…いや、その前にコヴェントリーですね。FAカップ2023-24シーズンは、いよいよ佳境です。
エンツォ・マレスカ監督を迎えたレスターは、開幕からの14試合を13勝1敗で駆け抜け、独走していたのですが、33節から3連敗。サンダーランドに0-1で勝った後、ハル・シティ戦は2-2のドローで、直近の8試合を7勝1敗と好調のイプスウィッチに1ポイント差に迫られています。今回のチェルシー戦は、不振の理由が窺える冴えないパフォーマンスでした。
4分のムドリクのCKは、ニアのクリアミスからあわや失点。コナー・ギャラガ―からコール・パルマー、右サイドのニコラス・ジャクソンとつながった13分のカウンターはさほど急いでおらず、15番のドリブルを封じれば守備の陣形を立て直すことができたはずです。ところが、仕掛けを遅らせようとしたヴェステルゴーアは無力で、ボックスであっさり抜かれてしまいました。
逆サイドからスプリントしたククレジャを誰も見ておらず、グラウンダーを足元に受けたSBはプッシュするだけでした。早々にリードしたチェルシーは、その後も攻め続けています。23分にパトソン・ダカがフリーのヘッダーを左に逸らすと、ホームチームに決定機が到来。縦パスをもらって右から上がったマロ・グストが折り返すと、中央のスターリングはノーマークでした。
左足で打とうとした瞬間、慌てて戻ったイサハクが後ろから足を引っかけてPK。決めればラクに戦えたのですが、スターリングのキックはコースが甘く、GKストラルチクが足でセーブしました。これをきっかけに、スターリングは決定機でミスキックを連発し、接戦に持ち込まれる原因となってしまいます。
カイセドが縦に出した絶品スルーパスで、ファエスの裏を取ったのは44分。GKと1対1になった7番がインサイドで蹴ったのは、確実に右隅に収めたかったからでしょう。なぜ、右に外したのか。それでも追加タイム1分に、ボックス左を突破してコール・パーマーに完璧なグラウンダーを通したのもスターリングです。20番が難なく押し込み、ブルーズは2点リードで折り返しました。
楽勝でベスト8に進む展開が崩れたのは、51分のミスからでした。スローインを受けてGKに戻そうとしたディサシは、ロベルト・サンチェスがボックスから出ていたのが見えなかったのか、信じられないミスキックをゴールへ。GKは高く浮いたボールの落下点を見届けるしかなく、苦しんでいたアウェイチームを勇気づけてしまいました。
同点ゴールは62分、左から仕掛けたマヴィディディがマロ・グストをフェイントでかわし、右隅にゲット。2-2に追いつかれたチェルシーが次のチャンスをつかんだのは、71分でした。自陣のスターリングが縦にボールを走らせると、ニコラス・ジャクソンが鮮やかなターンでヴェルテルゴーアを置き去りにして独走。ボックスの入り口で足を引っかけたのはドイルです。
最初のジャッジはイエロー。しかしVARを見ると明らかに決定機阻止で、カードはレッドに変わりました。なぜ、このFKをキックが不安定だったスターリングに託したのか。コール・パーマーは、外に大きく逸れるキックは蹴らなかったでしょう。同点後の最初のオンターゲットは、89分にマロ・グストのグラウンダーをGKの正面に打ったノニ・マドゥエケ。追加タイムは8分です。
試合をおもしろくしてしまったプレミアリーグのクラブが、ようやく勝ち越したのは92分。途中出場のチュクエメカがボックス左に入り、脇にいたコール・パルマーに渡すと、完璧なヒールキックでGKと1対1になりました。冷静だったチュクエメカが股間を抜いて3-2。98分には、速攻から2人を抜いたノニ・マドゥエケがループシュートを決め、最終スコアは4-2になりました。
「ポチェッティーノ監督のチームが伏兵に足をすくわれる理由」を全て並べたようなドタバタな一戦でしたが、シュート2本と元気がなかったレスターが相手で助かりました。セミファイナルはマンチェスター・シティ。プレミアリーグでは4-4、1-1と負けておらず、2試合ともポゼッションは譲りながらもオンターゲットは15対15のイーブンです。
決勝はマンチェスターダービーか。あるいは苦しいシーズンを過ごしたポチェッティーノとテン・ハフの激突か。ウルヴスを屠ったコヴェントリーのミラクルはあるのか。リヴァプールに勝ち、晴れやかな気分のマン・ユナイテッドサポーターとしては、決勝はどちらでも…いや、その前にコヴェントリーですね。FAカップ2023-24シーズンは、いよいよ佳境です。
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