2024.12.20 FAカップ・リーグカップ2024-25FAカップ・リーグカップ
ミス続出でドタバタの激戦は4-3でスパーズ!カラバオカップ準決勝の組み合わせ決定!
ようこそ、極上のエンターテインメントのステージへ!トッテナムとマンチェスター・ユナイテッドが最後まで勝負を争った名勝負、いや迷勝負は、アンジェ・ポステコグルーのプロデュースによる笑いと感動の98分でした。主演男優賞はフレイザー・フォースター、助演男優賞はアルタイ・バユンドゥルでいかがでしょうか。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムのカラバオカップ準々決勝。GKバユンドゥル、CBにリンデロフ、2列めにアントニーというアモリムのリストを見て、敗戦を覚悟しました。4-3のタイムアップから40分が過ぎても、オナナとマグワイアは出してほしかったと思います。15分のソランケの先制ゴールを目撃したとき、思わず口にした言葉は「だからさー」でした。
左からのFKをジェームズ・マディソンが外のソン・フンミンに預け、イヴ・ビスマを経由したボールが中央のペドロ・ポロへ。豪快なシュートがあるSBに対して、ホイルンドのチェックが遅れたのは確かですが、簡単に決まる距離ではありません。打つ前にセンターにポジションを移したバユンドゥルは、沈んでくるボールへの対応が難しかったのでしょうか。
外に弾いていれば問題なかったのですが、ボールは左前に弾んだため、ソランケが詰めてきています。ニアポストをこすったシュートがネットを揺らし、1-0。こういう形で決められると、「デ・ヘアやオナナなら…」と思ってしまいがちですが、彼らでも同じ結果だったのでしょうか。その後は押していたマンチェスター・ユナイテッドは、シュートが枠にいきません。
ビハインドを背負ったまま後半に臨んだアモリムのチームは、開始から10分で3-0にされてしまいました。ボックス左に入ったソン・フンミンが、外から上がったジェームズ・マディソンにつないだのは47分。グラウンダーに対応したリサンドロ・マルティネスは、戻りながら足に当てるのが精一杯で、こぼれ球をクルゼフスキに押し込まれてしまいました。
マン・ユナイテッドの足りないところばかりを延々と語り続ける解説に、「うるせえな」と毒づきながら見ていた54分、ジェド・スペンスがラインの裏に出したボールをソランケがボックス左でキープ。リサンドロ・マルティネスがあっさりかわされ、ジョニー・エヴァンスの股間を狙ったシュートにバユンドゥルは無力でした。現地にいたら、ここでパブに直行します。
アーセナルならポゼッションを取って畳み、リヴァプールならスローに落として時間を使い、せいぜい3-1で終わらせている展開でしょう。しかしスパーズは、残り30分から試合をおもしろくしちゃいました。62分にパスをカットされ、ザークツィーのヘッドをビッグセーブでしのいだフォースターは、その1分後に右に出した緩いパスを奪われてしまいました。
ドラクシンの前でカットしたブルーノが中央に転がすと、ザークツィーがプッシュして3-1。さらに70分、ドラクシンのバックパスをトラップしたフォースターは、詰めてきたアマド・ディアロの速度計算を誤ったのか、右足を振り抜いた瞬間にスライディングでカットされました。ボールは枠に飛び込み、3-2。もはやどちらが勝つか、わかりません。
82分のアマド・ディアロの強烈なミドルを足でブロックしたGKが判断を誤っていれば、アウェイチームの劇的な逆転勝利となっていたかもしれません。スパーズが再度、引き離したのは89分。ソン・フンミンが左から蹴ったCKにバユンドゥルが触れず、ボールはファーのサイドネットを揺らしました。VARがあっても、競りかけたベルヴァルはファールにならなかったでしょう。
これで終わりかと思いきや、94分のアマド・ディアロのCKを、ニアのイヴ・ビスマが自らのゴールに決めてしまいました。ボールが当たっただけのジョニー・エヴァンスは、あなたのゴールです!といわれても照れ笑いを浮かべるだけでしょう。4-3で、追加タイムは残り2分。アンジェのチームを凄いと思ったのは、ここからです。
マイボールにしておけば終わるのに、ハイライン、前線にフィード、囲い込んでプレスと通常運転。白いシャツには、下がると爆発するナニカが仕込まれているのかと思いました。3ゴールという豪華プレゼントをいただいたようで、大変恐縮ですが、いい試合をして負けたような気分にさせてもらったことを感謝したいと思います。せめてマグワイアとオナナを…。
そんなこんなで、カラバオカップ準決勝の組み合わせが決まりました。アーセナルVSニューカッスル、トッテナムVSリヴァプール。ウェンブリーのファイナルは、北の名門対決かノースロンドンダービーか。あるいはレッズVSガナーズでプレミアリーグの優勝候補の場外バトルか、スパーズとニューカッスルの「悲願のタイトル対決」か。どれをとっても盛り上がりそうです!
トッテナム・ホットスパー・スタジアムのカラバオカップ準々決勝。GKバユンドゥル、CBにリンデロフ、2列めにアントニーというアモリムのリストを見て、敗戦を覚悟しました。4-3のタイムアップから40分が過ぎても、オナナとマグワイアは出してほしかったと思います。15分のソランケの先制ゴールを目撃したとき、思わず口にした言葉は「だからさー」でした。
左からのFKをジェームズ・マディソンが外のソン・フンミンに預け、イヴ・ビスマを経由したボールが中央のペドロ・ポロへ。豪快なシュートがあるSBに対して、ホイルンドのチェックが遅れたのは確かですが、簡単に決まる距離ではありません。打つ前にセンターにポジションを移したバユンドゥルは、沈んでくるボールへの対応が難しかったのでしょうか。
外に弾いていれば問題なかったのですが、ボールは左前に弾んだため、ソランケが詰めてきています。ニアポストをこすったシュートがネットを揺らし、1-0。こういう形で決められると、「デ・ヘアやオナナなら…」と思ってしまいがちですが、彼らでも同じ結果だったのでしょうか。その後は押していたマンチェスター・ユナイテッドは、シュートが枠にいきません。
ビハインドを背負ったまま後半に臨んだアモリムのチームは、開始から10分で3-0にされてしまいました。ボックス左に入ったソン・フンミンが、外から上がったジェームズ・マディソンにつないだのは47分。グラウンダーに対応したリサンドロ・マルティネスは、戻りながら足に当てるのが精一杯で、こぼれ球をクルゼフスキに押し込まれてしまいました。
マン・ユナイテッドの足りないところばかりを延々と語り続ける解説に、「うるせえな」と毒づきながら見ていた54分、ジェド・スペンスがラインの裏に出したボールをソランケがボックス左でキープ。リサンドロ・マルティネスがあっさりかわされ、ジョニー・エヴァンスの股間を狙ったシュートにバユンドゥルは無力でした。現地にいたら、ここでパブに直行します。
アーセナルならポゼッションを取って畳み、リヴァプールならスローに落として時間を使い、せいぜい3-1で終わらせている展開でしょう。しかしスパーズは、残り30分から試合をおもしろくしちゃいました。62分にパスをカットされ、ザークツィーのヘッドをビッグセーブでしのいだフォースターは、その1分後に右に出した緩いパスを奪われてしまいました。
ドラクシンの前でカットしたブルーノが中央に転がすと、ザークツィーがプッシュして3-1。さらに70分、ドラクシンのバックパスをトラップしたフォースターは、詰めてきたアマド・ディアロの速度計算を誤ったのか、右足を振り抜いた瞬間にスライディングでカットされました。ボールは枠に飛び込み、3-2。もはやどちらが勝つか、わかりません。
82分のアマド・ディアロの強烈なミドルを足でブロックしたGKが判断を誤っていれば、アウェイチームの劇的な逆転勝利となっていたかもしれません。スパーズが再度、引き離したのは89分。ソン・フンミンが左から蹴ったCKにバユンドゥルが触れず、ボールはファーのサイドネットを揺らしました。VARがあっても、競りかけたベルヴァルはファールにならなかったでしょう。
これで終わりかと思いきや、94分のアマド・ディアロのCKを、ニアのイヴ・ビスマが自らのゴールに決めてしまいました。ボールが当たっただけのジョニー・エヴァンスは、あなたのゴールです!といわれても照れ笑いを浮かべるだけでしょう。4-3で、追加タイムは残り2分。アンジェのチームを凄いと思ったのは、ここからです。
マイボールにしておけば終わるのに、ハイライン、前線にフィード、囲い込んでプレスと通常運転。白いシャツには、下がると爆発するナニカが仕込まれているのかと思いました。3ゴールという豪華プレゼントをいただいたようで、大変恐縮ですが、いい試合をして負けたような気分にさせてもらったことを感謝したいと思います。せめてマグワイアとオナナを…。
そんなこんなで、カラバオカップ準決勝の組み合わせが決まりました。アーセナルVSニューカッスル、トッテナムVSリヴァプール。ウェンブリーのファイナルは、北の名門対決かノースロンドンダービーか。あるいはレッズVSガナーズでプレミアリーグの優勝候補の場外バトルか、スパーズとニューカッスルの「悲願のタイトル対決」か。どれをとっても盛り上がりそうです!
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