2025.02.06 FAカップ・リーグカップ2024-25FAカップ・リーグカップ
ダヴィド・ラヤ、痛恨のミス…天敵ニューカッスルにノーゴールの3連敗で、アーセナルは準決勝敗退!
昨シーズンのプレミアリーグは1勝1敗ですが、2024‐25シーズンは連敗。アーセナルにとってニューカッスルは、最大の難敵になりつつあります。プレミアリーグ10節のセント・ジェームズ・パークでは1‐0で惜敗、カラバオカップ準決勝ファーストレグのエミレーツは、0‐2の完敗でした。ビッグ6に17戦連続無敗のチームが、ゼブラのシャツからゴールすら奪えないのはなぜでしょうか。
カラバオカップ準決勝セカンドレグは、鬼門のセント・ジェームズ・パーク。勝ち切るためには3ゴールが必要なアルテタ監督は、マン・シティ戦と同じメンバーを揃えています。ラヤ、ティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー、トーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、マルティネッリ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。何としても先制したい一戦です。
今季のニューカッスルは、ビッグ6との公式戦で6勝2分1敗。プレッシング、運動量、速攻で上位を苦しめる一方で、フラムにダブルを喰らっており、ブレントフォード戦とボーンマス戦は4失点で完敗しています。アーセナルとしては、敵陣で奪ってショートカウンターを仕掛けるシーンを増やせれば、逆転でのファイナル進出が見えてきます。
そんなことを考えながら、序盤の両チームを見ていたのですが、アーセナルはやばい!と思いました。時折気が抜けたような戦い方になるニューカッスルは、今日はマジです。マジパイズ。ボールに対する寄せが速く、ルイス・ホール、ダン・バーン、ボトマン、シェア、トリッピアーの5枚は、ラインの裏を突く縦パスをしっかりケアしています。
アーセナルが最も勝利に近づいたのは、18分の中央突破でした。トーマスの縦パスをトロサールがヒールで後ろに流し、ダン・バーンをかわそうとしたマルティネッリが転倒すると、こぼれ球がウーデゴーアの前へ。右足の一撃が右隅に入っていれば、勝負はわからなくなっていたのですが、ボールはポストの外を叩いて先制できませんでした。
この直後、ドゥブラフカのゴールキックを競ったのはイサクとサリバ。CBの右足に触れたボールをアンソニー・ゴードンがイサクに出すと、右腿のトラップと左に出した最初のタッチは絶品でした。サリバは必死に体を寄せたのですが、左足のコースが空いています。ドライブがかかった一撃がポストを叩いて右に流れると、ジェイコブ・マーフィーがニアに流し込みました。
右から走り込んできた23番のフィニッシュも、外に動きながら右足で引っかける難しいボレーで、ポストの内側に当てられたらラヤもノーチャンスです。リードされたアーセナルの2度めのチャンスは23分。ルイス・ホールのクリアが、ボックス右手前でにいたウーデゴーアの足元へ。ダイレクトで縦に出したボールは完璧で、カイ・ハヴェルツがニアに折り返しました。
トロサールのダイレクトショットは、ドゥブラフカが素晴らしい反応でセーブ。アーセナルの前半のオンターゲットは、この1本のみでした。前半は1‐0。ラスト45分で3ゴールは、3日前のマンチェスター・シティ戦でクリアした数字ですが、ニューカッスルの中盤センターと5バックは集中しており、日曜日に崩したナーバスな最終ラインとは別世界です。
むしろ今日の試合でナーバスだったのは、アーセナルの最終ラインでした。ガブリエウのパスを最後方で受けたサリバが、アンソニー・ゴードンにトラップをさらわれたのは48分。ラヤはパスをもらうために左に出ており、ゴールはガラ空きでしたが、ロングシュートは左に逸れていきました。致命的な失点は3分後、今度はラヤの判断ミスです。
ボールをキープしていたGKは出しどころを見つけられず、アンソニー・ゴードンに詰められると、下がってきたデクラン・ライスに預けました。これを狙っていたのはシェア。直前にラヤがキャッチしたタイミングで、デクラン・ライスがフリーになっているのを見て、詰めてきたCBです。41番のキックはカットされ、アンソニー・ゴードンの足元にこぼれてしまいました。
マン・シティ戦でコヴァチッチから奪った決定機に、カイ・ハヴェルツは右に外しましたが、マジパイズの10番は左隅への狭いコースを射抜きました。残り40分で、2試合トータル4‐0。古くからのグーナーのなかには、「4‐0の70分から追いつかれた2011年2月のリベンジを果たすチャンス!」とテンションが上がった人も…いないか。フツーは諦めますよね。
アルテタ監督が動いたのは61分。ウーデゴーアとトロサールをミケル・メリノとスターリングは、投了と受け取っていいのでしょうか。ストライカーを獲らなかったのだから、カイ・ハヴェルツも代えてあげればいいのにと思いましたが、ベンチにはキヴィオル、ティアニー、ジンチェンコ、セットフォードしかおらず、さすがに前線でよろしくとはいえなかったのでしょう。
89分にルイス=スケリーの縦パスで、ボックス左に出たデクラン・ライスは角度が厳しく、ニアを狙ったシュートを足でブロックされました。「ダメかぁ…」という声が聞こえてきそうな清々しい笑顔は、敗退を受け入れる準備ができている選手の表情でした。ニューカッスルに3試合連続ノーゴールで3連敗。アレクサンデル・イサクとアンソニー・ゴードンは、天敵です。
マグパイズ、おめでとう!国内で最後に頂点に立ったのは1955年のFAカップで、最後のトロフィーは1969年のインターシティーズ・フェアーズカップ。追加タイムの爆音のチャントと、タイムアップの瞬間の熱狂は感動的でした。マン・ユナイテッドに2‐0で敗れた2年前のリベンジを果たせば、エディ・ハウ監督はジョーディーのレジェンドと刻まれた銅像になるでしょう。
本日のセミファイナル第2試合は、リヴァプールVSトッテナム。ファーストレグは、ラスト4分のベルヴァルの1発でスパーズが制しています。アルネ・スロット率いる最強チームは、負傷者だらけのポステコゴルーのチームを逆転することができるでしょうか。スパーズの最後のトロフィーは、17年前のリーグカップ。こちらもファイナル進出となれば、盛り上がり必至ですが…!
カラバオカップ準決勝セカンドレグは、鬼門のセント・ジェームズ・パーク。勝ち切るためには3ゴールが必要なアルテタ監督は、マン・シティ戦と同じメンバーを揃えています。ラヤ、ティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー、トーマス、デクラン・ライス、ウーデゴーア、マルティネッリ、カイ・ハヴェルツ、トロサール。何としても先制したい一戦です。
今季のニューカッスルは、ビッグ6との公式戦で6勝2分1敗。プレッシング、運動量、速攻で上位を苦しめる一方で、フラムにダブルを喰らっており、ブレントフォード戦とボーンマス戦は4失点で完敗しています。アーセナルとしては、敵陣で奪ってショートカウンターを仕掛けるシーンを増やせれば、逆転でのファイナル進出が見えてきます。
そんなことを考えながら、序盤の両チームを見ていたのですが、アーセナルはやばい!と思いました。時折気が抜けたような戦い方になるニューカッスルは、今日はマジです。マジパイズ。ボールに対する寄せが速く、ルイス・ホール、ダン・バーン、ボトマン、シェア、トリッピアーの5枚は、ラインの裏を突く縦パスをしっかりケアしています。
アーセナルが最も勝利に近づいたのは、18分の中央突破でした。トーマスの縦パスをトロサールがヒールで後ろに流し、ダン・バーンをかわそうとしたマルティネッリが転倒すると、こぼれ球がウーデゴーアの前へ。右足の一撃が右隅に入っていれば、勝負はわからなくなっていたのですが、ボールはポストの外を叩いて先制できませんでした。
この直後、ドゥブラフカのゴールキックを競ったのはイサクとサリバ。CBの右足に触れたボールをアンソニー・ゴードンがイサクに出すと、右腿のトラップと左に出した最初のタッチは絶品でした。サリバは必死に体を寄せたのですが、左足のコースが空いています。ドライブがかかった一撃がポストを叩いて右に流れると、ジェイコブ・マーフィーがニアに流し込みました。
右から走り込んできた23番のフィニッシュも、外に動きながら右足で引っかける難しいボレーで、ポストの内側に当てられたらラヤもノーチャンスです。リードされたアーセナルの2度めのチャンスは23分。ルイス・ホールのクリアが、ボックス右手前でにいたウーデゴーアの足元へ。ダイレクトで縦に出したボールは完璧で、カイ・ハヴェルツがニアに折り返しました。
トロサールのダイレクトショットは、ドゥブラフカが素晴らしい反応でセーブ。アーセナルの前半のオンターゲットは、この1本のみでした。前半は1‐0。ラスト45分で3ゴールは、3日前のマンチェスター・シティ戦でクリアした数字ですが、ニューカッスルの中盤センターと5バックは集中しており、日曜日に崩したナーバスな最終ラインとは別世界です。
むしろ今日の試合でナーバスだったのは、アーセナルの最終ラインでした。ガブリエウのパスを最後方で受けたサリバが、アンソニー・ゴードンにトラップをさらわれたのは48分。ラヤはパスをもらうために左に出ており、ゴールはガラ空きでしたが、ロングシュートは左に逸れていきました。致命的な失点は3分後、今度はラヤの判断ミスです。
ボールをキープしていたGKは出しどころを見つけられず、アンソニー・ゴードンに詰められると、下がってきたデクラン・ライスに預けました。これを狙っていたのはシェア。直前にラヤがキャッチしたタイミングで、デクラン・ライスがフリーになっているのを見て、詰めてきたCBです。41番のキックはカットされ、アンソニー・ゴードンの足元にこぼれてしまいました。
マン・シティ戦でコヴァチッチから奪った決定機に、カイ・ハヴェルツは右に外しましたが、マジパイズの10番は左隅への狭いコースを射抜きました。残り40分で、2試合トータル4‐0。古くからのグーナーのなかには、「4‐0の70分から追いつかれた2011年2月のリベンジを果たすチャンス!」とテンションが上がった人も…いないか。フツーは諦めますよね。
アルテタ監督が動いたのは61分。ウーデゴーアとトロサールをミケル・メリノとスターリングは、投了と受け取っていいのでしょうか。ストライカーを獲らなかったのだから、カイ・ハヴェルツも代えてあげればいいのにと思いましたが、ベンチにはキヴィオル、ティアニー、ジンチェンコ、セットフォードしかおらず、さすがに前線でよろしくとはいえなかったのでしょう。
89分にルイス=スケリーの縦パスで、ボックス左に出たデクラン・ライスは角度が厳しく、ニアを狙ったシュートを足でブロックされました。「ダメかぁ…」という声が聞こえてきそうな清々しい笑顔は、敗退を受け入れる準備ができている選手の表情でした。ニューカッスルに3試合連続ノーゴールで3連敗。アレクサンデル・イサクとアンソニー・ゴードンは、天敵です。
マグパイズ、おめでとう!国内で最後に頂点に立ったのは1955年のFAカップで、最後のトロフィーは1969年のインターシティーズ・フェアーズカップ。追加タイムの爆音のチャントと、タイムアップの瞬間の熱狂は感動的でした。マン・ユナイテッドに2‐0で敗れた2年前のリベンジを果たせば、エディ・ハウ監督はジョーディーのレジェンドと刻まれた銅像になるでしょう。
本日のセミファイナル第2試合は、リヴァプールVSトッテナム。ファーストレグは、ラスト4分のベルヴァルの1発でスパーズが制しています。アルネ・スロット率いる最強チームは、負傷者だらけのポステコゴルーのチームを逆転することができるでしょうか。スパーズの最後のトロフィーは、17年前のリーグカップ。こちらもファイナル進出となれば、盛り上がり必至ですが…!
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