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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

決戦はウェンブリー!56年ぶりの戴冠をめざすニューカッスルの先発メンバーを考えてみた!

「クラブの歴史において、とても重要な試合だ。その一員になりたい。われわれは勝てると思う。決勝戦では、何が起こるかわからない。われわれにとっては、ワールドカップのようなものだ。このクラブの歴史を作りたい。ファンにとって、トロフィーのない時間が長すぎた」(ブルーノ・ギマランイス)

「ブルーノ以上に盛り上げられないので、やめておこう。大きな、大きなゲームだった。この試合が重要だとわかっていた。決勝に向けて勢いを得るために、勝利が必要と感じていた。この結果は大きな意味を持つだろう。順位テーブルにおけるポジションも重要で、パフォーマンスそのものより意欲とハートという面で、シーズン最高の勝利のひとつだった」(エディ・ハウ)

マンデーナイトのプレミアリーグ28節は、ロンドンスタジアムでウェストハムに0‐1の勝利。ポゼッション51%対49%、シュート数9対9の一戦は、フラットに見れば冴えない試合でした。しかし決勝ゴールのプレーメイカーと指揮官は、最も大事な試合の直前に何としても勝ちたかったのでしょう。リーグで6位に浮上したニューカッスルは、胸を張ってウェンブリーに赴きます。

カラバオカップのファイナルの相手は、3冠獲得を目論むリヴァプール。1968-69シーズンのインターシティーズ・フェアーズ・カップ以来、56年の長きに渡ってトロフィーを手にしていないニューカッスルは、情熱的なサポーターたちに歓喜をもたらすことができるでしょうか。12月のセント・ジェームズ・パークは3-3のドロー、先月のアンフィールドは2-0の完敗でした。

今回のウェンブリーは、プレミアリーグのホーム&アウェイ以上にモチベーションが高まっているはずですが、スカッドは左サイドに不安を抱えています。左SBのルイス・ホールはシーズンアウト。ボトマンが戻ってくるのは5月です。ウェストハム戦でリヴラメントを左にまわしたエディ・ハウ監督は、同じ顔ぶれを最終ラインに並べるものと思われます。

トリッピアー、シェア、ダン・バーン、リヴラメント。右サイドが本職の22歳のフルバックは、モー・サラーを封じるという最も難易度が高いミッションを達成できるでしょうか。アンカーのトナーリと、右のインサイドのブルーノ・ギマランイスはアンタッチャブル。中盤と前線においても、悩ましいのは左サイドの人選です。

運動量を取るならジョエリントン、攻撃力重視ならジョー・ウィロック…といいたいところですが、アーセナルから獲得した25歳のアタッカーは今季プレミアリーグでノーゴールです。エディ・ハウ監督は、ジョエリントンで勝負したいからこそ、膝の負傷が癒えたばかりだったハマーズ戦でフルタイム出場をさせたのでしょう。

前線のアレクサンデル・イサクとジェイコブ・マーフィーも決まりですが、左サイドのスターターをどうするかも指揮官に突き付けられた難問です。ブライトン戦のアンソニー・ゴードンのレッドカードは、やはり激痛のアクシデントでした。ジョエリントンの前に入るのはウィロックか、あるいはハーヴィー・バーンズか?

レスター時代はゴール&アシストを量産していたハーヴィー・バーンズは、ニューカッスルに来てからは消えてしまうゲームが増えています。先発したときのゴール&アシストは180分に1発ですが、途中出場なら74分で1発です。先発はウィロックで、ゴールがほしい展開になったらバーンズというプランが妥当なのかもしれません。

昨夜のCLで、リヴァプールがPK戦までもつれ込んで敗れました。アンフィールドでゴールを決められなかった彼らは、心身ともにダメージが残っているはずです。中4日でコンディションは戻っても、パリに押しまくられたショックを引きずるかもしれません。ハマーズ戦で本番仕様の戦い方を確認したチームが、千載一遇のチャンスを活かせるかどうかに注目しましょう。


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