2025.03.30 FAカップ・リーグカップ2024-25FAカップ・リーグカップ
鎌田大地が絶品スルーパス!クリスタル・パレスとノッティンガム・フォレストがFAカップ4強進出!

11月のセルハースト・パークも、2月のクレイヴン・コテージも0-2でアウェイチームが勝利。シーズン3度めの対決は、フラムのホームゲームです。プレミアリーグの2試合と同様に、立ち上がりからポゼッションはフラム。2分にラクロワを抜き去ってボックス右に出たロドリゴ・ムニスは、左足でファーを狙った決定的なシュートをポストの脇に外しました。
11分のCKから波状攻撃となり、ヨアキム・アンデルセンがロングシュートを放つと、スライディングでブロックしたレルマの手に当たってCK。19分に自陣でウォートンをつぶしたバッシーは、圧巻でした。そのままドリブルで上がり、ウィリアンに預けてリターンをもらうと、ボックス左でグエイをかわしてフリー。ムニスには通らないと瞬時に判断し、その後方に転がしました。
ニアに走り込んでグラウンダーを直接叩いたアンドレアス・ペレイラは、右に逸れていったボールを見て頭を抱えています。引いて受ける時間が長かったクリスタル・パレスがチャンスをつかんだのは、26分のFKでした。エゼが中央のウォートンに出し、イスマイラ・サールへのスルーパスをイオビがカットすると、ボックスの右手前に浮いたボールに反応したのはレルマでした。
右足アウトにかけたボレーは、クロスバー直撃のスーパーショット。前線に入るボールが増えたクリスタル・パレスは、34分にエースの素晴らしいプレイで先制しました。ラクロワのロングフィードを左サイドで受けたタイリック・ミッチェルは、迷わず脇にいたエゼにパス。カットインからルキッチをかわして、右隅に打ったコントロールショットがサイドネットを揺らしました。
さらに38分、レルマの縦のフィードが左サイドのエゼに通り、ゴールライン際でサンデル・ベルゲをかわして入れた高速クロスをニアのイスマイラ・サールが頭で押し込みました。好調のイーグルスに後半だけで2ゴールは、難易度の高いミッションです。攻め続けたフラムは打てる形を創れず、64分に登場したアダマ・トラオレとスミス・ロウはうまく機能しませんでした。
68分に左のウィリアンが打ったミドルが唯一の希望だったのですが、ディーン・ヘンダーソンが左に飛んでセーブ。勝負を決する3点めを生んだのは、途中出場の鎌田大地のスルーパスでした。左サイドで日本代表がキープしたとき、ラインの裏に出たエンケティアを追わなかったヨアキム・アンデルセンは、オフサイドと判断したのでしょう。
ところが中央でバッシーが残っており、エンケティアとベルント・レノの元ガナーズ対決が勃発。素直に打った右足のシュートが、GKの足をかすめてど真ん中に決まりました。1勝1敗からの決戦は、またもアウェイチームの勝利。交代策が的中したオリヴァー・グラスナー監督は、12位のプレミアリーグよりFAカップを優先するはずです。
2月のシティ・グラウンドで7-0の大敗を喫したブライトンは、クリス・ウッドが不在のノッティンガム・フォレストと互角に渡り合い、0‐0のままで追加タイムに突入。ハドソン=オドイ、ムリーリョ、ニコ・ウィリアムズ、ギブス=ホワイト、イェーツが次々とシュートを打ってきた8分の猛攻をしのぎました。
ホームで苦戦した理由のひとつは、三笘薫とリュテールのコンディションでしょう。アグレッシブな仕掛けがなかった日本代表FWは、64分にゴールライン際でエリオット・アンダーソンにスライディングタックルを敢行し、肘で足を引っかけてPKを取られました。しかしオンフィールド・レビューの結果はノーファール。敗因とならずに、72分にアディングラと代わっています。
延長戦でも決着がつかなかった激戦は、PK戦にもつれ込みました。ヒンシェルウッドとディエゴ・ゴメスを止めたセルスに対して、フェルブルッヘンはミレンコヴィッチとイェーツのキックを弾き切れず、アウェイのフォレストがベスト4に進出しました。クリス・ウッドは今週末に復帰する予定で、ヌーノ・エスピーリト・サント監督が起用できない選手はサブのGKだけです。
本日の2試合はプレストン・ノースエンドVSアストン・ヴィラと、ボーンマスVSマンチェスター・シティ。アンドニ・イラオラがぺップに勝てば、プレミアリーグ勢の4強進出がポーツマスのみだった2007-08シーズン以来、17年ぶりにビッグ6不在の混戦となります。水曜日はレスター戦なので、ペップはガチのメンバーでボーンマスを倒そうとするはずですが、果たして…!
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