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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

今週のビッグ6は順当勝ち!カラバオカップ4回戦はリヴァプール、アーセナル、スパーズに注目!

2週間に渡って開催されたカラバオカップ3回戦が終了しました。先週はアップセットが続出。最大のニュースは、リーグ2(4部相当)のグリムズビー・タウンの躍進でしょう。2回戦でマンチェスター・ユナイテッドをPK戦で沈めたチームは、チャンピオンシップのシェフィールド・ウエンズデーをアウェイで0‐1で下し、24年ぶりに4回戦に進出しました。

ヨーロッパリーグで戦う2チームの敗退も、事件といっていいでしょう。開幕から4試合連続ノーゴールだったアストン・ヴィラは、プレミアリーグに続いてブレントフォードに連敗。43分にエリオットがチームのシーズン初ゴールをゲットしたものの、後半にヒッキーに決められ、PK戦でマッギンとマッティ・キャッシュがバルディマルソンに止められてしまいました。

チャンピオンシップのスウォンジーとアウェイで戦ったノッティンガム・フォレストは、ジャイアントキリングという言葉がふさわしいショッキングな敗戦でした。92分まで1‐2でリードしており、ポステコグルーが初勝利かと思いきや、左からのアタックでビポトニックが巧みなワンタッチゴールを決めて同点。決勝ゴールのきっかけとなるCKは、追加タイムが終わる3秒前でした。

クリアを拾ったガルブレイスのミドルがクロスバーにヒットし、難を逃れたかと思われた瞬間、キャメロン・バージェスの強烈なボレーがネットに突き刺さりました。ヌーノ・エスピーリト・サント監督の後を継いだ新監督は、その後のバーンリー戦も追いつかれて1-1のドロー。ヨーロッパリーグのベティス戦も最終盤に同点ゴールを喰らって2-2で、未だ勝利はありません。

クリスタル・パレスもミルウォールにPK戦に持ち込まれており、今週もアップセットがあるかとテンションが上がっていたのですが、最初の4試合とは打って変わって強者の順当勝ちばかりでした。リーグ1(3部相当)のリンカーンと114年ぶりに対峙したチェルシーは、ピンチの連続だった前半にビルドアップのミスから先制されたのですが、後半開始早々の連発で逆転しました。

48分の同点ゴールは、ボックス手前でカットされた後のこぼれ球を直接叩いたタイリーク・ジョージのスーパーショット。2分後、ボックスに入ったタイリーク・ジョージに預けたブオナノッテは、リターンをもらって2人かわし、GKの脇に転がしました。逆転してからはリンカーンにオンターゲットを許さず、そのまま逃げ切っています。

リヴァプールはサウサンプトンに2-1で勝利。イサクが43分に移籍後初ゴールを決めて1-0で折り返したのですが、76分のCKに対応した遠藤航のヘディングがゴール前に流れる絶好のパスとなり、シャルルに押し込まれてしまいました。同点でラスト5分は、フツーのチームなら焦る状況ですが、今季のレッズにとってはもはやルーティンです。

85分にフェデリコ・キエーザのパスを決めたのはエキティケ。セレブレーションでシャツを脱いで2枚めのイエローをもらったストライカーは、リードを守り切ってくれた10人に感謝しなければなりません。ビッグ6は総じてドローに恵まれており、マン・シティはハダースフィールド、スパーズはドンカスター、アーセナルはポートヴェイルと、いずれもリーグ1のクラブとの対戦です。

ハダースフィールドの本拠地ジョン・スミスズに乗り込んだマン・シティは、18分にムカサとワンツーをかわしたフォーデンが鋭い一撃を右隅に決めて先制。74分には、ムサカの落としを受けたフォーデンが左のサヴィーニョにまわし、強烈な左足シュートがGKのグローブとバーを叩いて枠に飛び込みました。サブの選手を12人起用しての勝利は、収穫ありといえるでしょう。

ドンカスターとのホームゲームだったスパーズも、3‐0の完勝でした。13分のCKからパリ―ニャがオーバーヘッドで決めると、17分にはオドベールの速いクロスをマグラスがクリアできず、オウンゴールで勝負あり。94分にベリヴァルのスルーパスで抜け出したブレナン・ジョンソンは、0‐2で勝ったマン・シティ戦以来、1ヵ月ぶりのゴールです。

アウェイで0-2で勝ったアーセナルはポゼッション81%で、ポートヴェイルのオンターゲットはゼロ。8分の先制ゴールは、ボックス左に持ち込んだマルティネッリがニアにいたルイス=スケリーにつなぎ、スパイクの裏で流したボールをエゼが右足インサイドで転がしました。2点めは86分で、サリバのロングフィードを足元に収めたトロサールが左隅に決めています。

ダウマンがダイレクトでラインの裏に出した79分のチャンスも、テンションが上がるシーンでした。抜け出したギョケレスのシュートはハンフリーズにブロックされましたが、今後はこの形からのゴールが増えるのではないでしょうか。4回戦に進む16チームが揃い、既に組み合わせの抽選を終えています。私の最注目カードは、リヴァプールVSクリスタル・パレスです。

昨シーズンの最終節は、アンフィールドで1-1のドロー。コミュニティシールドは2-2からイーグルスがPK戦を制しており、今週末はセルハースト・パークでぶつかります。半年で4回めとなる対決は、アンフィールドといえども圧勝はないでしょう。アーセナルVSブライトンと、ニューカッスルVSスパーズもスリリングなゲームになりそうです。

チャンピオンシップで中位のスウォンジーを引いたマン・シティと、プレミアリーグで最下位のウルヴスと当たるチェルシーは、ベスト8に進むのではないかと思われます。リーグ2のグリムズビー・タウンは、ホームでブレントフォード。快進撃はどこまで続くでしょうか。カラバオカップ4回戦は、10月27日の週に開催されます。


【カラバオカップ4回戦組み合わせ】
アーセナル VS ブライトン
グリムズビー・タウン VS ブレントフォード
スウォンジー VS マンチェスター・シティ
ニューカッスル VS トッテナム・ホットスパー
レクサム VS カーディフ
リヴァプール VS クリスタル・パレス
ウルヴス VS チェルシー
ウィコム VS フラム


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