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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

カラバオカップ速報!チェルシーの準決勝はロンドンダービー、マン・シティは昨季王者と激突!

チェルシーを迎えたカーディフ・シティ・スタジアムから、サポーターたちが高らかに歌う「Last Christmas」が聞こえてきています。野太い声とせつない歌詞のギャップを堪能しながら、今年も終わりだなと実感します。プレミアリーグのクラブを食ってやろうと前のめりになる彼らの思いは、結実しませんでした。カラバオカップ準々決勝の3試合は、すべて上位が勝っています。

ハーフタイムまで0-0と健闘していたカーディフは、途中出場のウインガーに3発を喰らってしまいました。最後方のローラーが、目の前にいたブオナノッテに縦パスをカットされたのは56分。ドリブルでボックス手前に持ち込んだアタッカーが左に流すと、3分前のカウンターでGKとの1対1を止められたガルナチョが冷静に右隅に転がしました。

後半の頭から入ったガルナチョは、チェルシーに来てから2ゴールを決めていたのですが、いずれもチームの勝利にはつながっていません。75分の右からのクロスをターンブルがダイビングヘッドで決めたときは、またも勝てずに終わりそうな雰囲気が漂っていました。勝ち越しゴールは82分。ボックスの入り口で張っていたジョアン・ペドロに縦パスを通したのは、カイセドです。

ローラーを背負っていたストライカーがアンドレイ・サントスにつなぐと、コースがないと見たMFはボックス右のペドロ・ネトへ。右足のダイレクトショットはベイガンの足に当たり、左のサイドネットを揺らしました。好調のレフティも、66分にバイノー=ギッテンスと代わったばかりでした。3点めは93分、ジョアン・ペドロのパスを受けたガルナチョに迷いはありませんでした。

ボックス左に持ち込んだウインガーはGKのタイミングを外し、右隅にふわりと浮かしました。リンカーンに1-2、ウルヴスに3-4、カーディフに1-3と戦いやすい相手に勝ってきたチェルシーですが、セミファイナルはアーセナルVSクリスタルパレスの勝者とのロンドンダービーとなりました。ノースロンドンはお疲れ気味とはいえ、サウスロンドンのほうがベターでしょう。

ブレントフォードをエティハドに迎えたマン・シティは、シェルキの強烈なミドルとサヴィーニョの幸運なゴールで2-0の快勝。週末のクリスタル・パレス戦から中2日だったペップは、最終ラインを3枚入れ替え、ハーランドとフォーデンもベンチに置いています。オスカー・ボブの19分のリタイアは誤算でしたが、急遽投入したフォーデンを82分に下げる余裕がある展開でした。

今季のプレミアリーグとCLでノーゴールのサヴィーニョは、カラバオカップでは2戦連発。レインダースのスルーパスに走り込んだ67分のカウンターは、ボックス左からの一撃がアイエルの足に当たってGKの頭上を越える幸運はあったものの、ドリブル成功7回だけで終わらなかったのは大きな収穫といえるでしょう。

セミファイナルでペップと激突するのは、フラムを2-1で下したニューカッスルです。10分の右からのグラウンダーをGKルコントが弾き、詰めたウィサは移籍後初ゴール。16分にルキッチのヘッダーが決まり、1-1で90分を終えると、92分のCKからルイス・マイリ―のバックヘッドが右隅に飛び込みました。序盤の失点の後、ビッグセーブ連発のルコントは、眠れない夜を過ごすのではないでしょうか。

昨シーズンのこの大会でチェルシー、アーセナル、リヴァプールを撃破し、トロフィーを獲得したニューカッスルは、プレミアリーグ12節のマン・シティ戦を2-1で制しています。ロンドンダービーも北のバトルも激戦必至。最も盛り上がるファイナルは、マグパイズVSイーグルスの「前シーズンの国内カップの王者対決」でしょう。え?もしかして、私だけですか…?


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