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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

PK失敗、絶品CK、ハットトリック…ツッコミどころ満載のノニ・マドゥエケ&マルティネッリ劇場!

キックオフから3分、自陣右サイドで奪われたのはノニ・マドゥエケ。ブレアのグラウンダーが中央のチャップリンに通り、左足のダイレクトショットをケパが弾くと、こぼれ球がビショップの足元に入り、右足のフィニッシュがネットを揺らしました。FAカップ3回戦、ポーツマスとアーセナルの一戦は、チャンピオンシップで21位のチームがリードする波乱の幕開けです。

いきなりの失点のきっかけとなったノニ・マドゥエケは、勝利の立役者のひとりというべきか、試合を盛り上げたエンターテイナーと称えるべきか。この試合は、ノニ・マドゥエケ、ジェズス、マルティネッリのフロントスリーを見ているだけでもおもしろい一戦でした。8分のCKは、3人が絡まなかった唯一のゴールシーンです。

左からのキッカーは、デクラン・ライスと同等の質の高いボールを蹴れるエゼ。ニアに入ったボールをマルティネッリがバックヘッドで後ろに流すと、ガブリエウが頭でファーに送り、ゴール前の混戦からノアゴーアがプッシュしました。公式記録は、ドゥゼルのオウンゴール。「マルティネッリ」「ニア」「ヘディング」の3点セットは、この試合のキーワードです。

スタンドの声援に後押しされたポーツマスの選手たちは、先制ゴールの手応えが大きかったようで、追いつかれてからも果敢に攻めています。16分に左から放ったブレアの決定的なシュートは、左に飛んだケパがビッグセーブ。29番がフリーになったのは、ヌワネリとノニ・マドゥエケが危険を察知するのが遅かったからです。

打たれた瞬間に激怒したミケル・メリノの気持ちは、よくわかります。ベン・ホワイト、ノアゴーア、ガブリエウ、ルイス=スケリーの4バックは、いつものアーセナルと比べると余裕がなく、サイドでの対応もビルドアップも苦しそうです。23分、カットインしたヌワネリの縦のボールでボックス右に抜け出したノニ・マドゥエケは、スワンソンのスライディングで止められました。

右からのCKのキッカーは、サカに負けず劣らずいいボールを蹴れるノニ・マドゥエケ。ニアに入ったボールをマルティネッリがヘッドで決め、プレミアリーグで首位のチームが逆転しました。ジェズスがドリブルで中央を切り裂き、右サイドのベン・ホワイトに流したのは41分。グラウンダーがファーに入り、走り込んだマルティネッリはフリーだったのですが…。

左足で無人のゴールに押し込むだけだった11番は、痛恨のミスタッチ。ポストに当たったボールを見て呆然としています。直後、ジェズスからパスをもらったノニ・マドゥエケがボックスに斬り込むと、抜かれたスワンソンは右手ををかけて倒してしまいました。ジャッジはPK。ノニ・マドゥエケはCKのほうが得意のようで、右に外してしまいました。

前半は1-2、しかしオンターゲットは4-1。後半開始からしばらくは、互角の展開だったのですが、ノニ。・マドゥエケが倒された51分のFKで勝負が決しました。近くにいたルイス=スケリーがクイックスタートで、右に出ていたジェズスにスルーパス。美しすぎるグラウンダーがファーに通ると、マルティネッリが右足で押し込み、前半のミスをなかったことにしました。

中央のプールが触れず、マルティネッリが悠々と決められるボールは、これぞピンポイント。ペップが右ウイングで起用し続けた理由がよくわかります。ポーツマスはテンションが落ちてしまい、この後のオンターゲットはデブリンのミドルだけでした。そして69分、待望のストライカーが帰ってきました。ジェズスの後を継いだのは、カイ・ハヴェルツです。

72分にCKをゲットしたのは、一気に3人を無力にするカイ・ハヴェルツのスルーパスがきっかけでした。切り返しも折り返しも無理と判断したノニ・マドゥエケがニアを狙うと、必死に足を出したプールがブロック。CKのキッカーはノニ・マドゥエケで、ニアに入ったボールをヘッドで決めたのはマルティネッリです。

この試合の最大のツッコミどころは、ここでしょう。ハットトリックの11番に駆け寄ったノニ・マドゥエケが、跪いてココに足を置けと催促しています。まさかの靴磨きセレブレーション!最後のゴールはヘッダーですけど、今それ? 3点リードで、ガブリエウに代わって16歳のマルリ・サーモン君が貴重な経験を積んで、めでたしめでたしの結末となりました。

マルティネッリは、今季の公式戦で24試合9ゴール1アシストとなりましたが、プレミアリーグは1ゴールのみ。しかしCLは5戦連発で、FAカップはハットトリックと、裏の世界を牛耳る存在と化しています。舎弟のノニ・マドゥエケもCLで3戦3発、FAカップは2アシスト。表の世界はサカとトロサールにまかせ、国際的なゴール窃盗団として名を馳せるという道が開けています。

4発圧勝は素晴らしい結果ですが、チャンピオンシップの下位チームを相手にCK、CK、FKのクイックリスタート、CKってどないやねん!と叫びたくなります。とはいえ、今日はFAカップ3回戦だし、カイ・ハヴェルツも復帰したということで、よしとしましょうか。次戦はスタンフード・ブリッジのカラバオカップ準決勝ファーストレグ。最前線はジェズスか、ギョケレスか…?


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